ジッダ・イスラム港の北端での、未開発地のコンテナ・ターミナルの、20億サウジ・リヤル(約5.10億米ドル)規模の工事は、2008年1月に開始されました。180万TEUの第二世代ターミナルは、サウジ港湾当局とのBOT契約の下で建設されており、2010年第三四半期にすべて完了する予定です。
RSGT経営陣と取締役は、ジッダ・イスラム港社長Saher Tahlawi船長や、他の多くの要人やパートナーで構成されています。
港湾処理能力と業務効率の見直し
創業以来RSGTは、グローバル市場向けに時代に即した持続可能なコンテナ・ターミナルを構築し、サウジアラビアの港湾業界を見直すという信念を掲げてきました。それには、優れた業務効率、最適な貨物移動、処理能力増大の他、ジッダ・イスラム港を次世代超大型コンテナ船に対応させることなどがあります。
ZPMC社製の6基のタンデムリフト、スーパー・ポストパナマックス型86トン・クレーンが、今年初めに納機され稼動開始しました。これらの陸揚げ用クレーンの補助として、20基の先進RTGヤード・クレーンも設置されています。さらに4基のクレーンと、6基のRTGも、2010年6月までに納機予定です。
昨年の港湾投資としては他に、ゲートからヤードおよび船までを完全統合したソリューションである最新型港湾運用システムのNavis Sparcs N4、高度に「スマート」なゲート自動化システムなどがあり、また、全世界で利用可能な最新式建築技術や環境にやさしい資材も実装しました。
「われわれがこのプロジェクトに着手したのは、たった2年前です。世界的に困難の多い年であったにもかかわらず、われわれは最初の船をスケジュールどおり停泊させることができました。」と、RSGTのCEO、Aamer Alirezaは述べました。
「ターミナルの第一フェーズが達成できたのは、優れた建設技術と世界クラスの設備だけが理由ではありません。パートナーシップの成功により実現した成果の、実証でもあります。」と、Alirezaは述べました。「また、株主の皆様の変わりないご支援にも感謝の意を表したいと思います。特に、港湾およびインフラ開発の大手企業であるマレーシアのMMC社様には、ターミナルの商業化実現に向けて協業していただき、感謝いたします。」
次世代船舶用の深喫水船専用水路
今週はじめRSGTでは、深さ16.5mの深喫水船専用水路と深さ18mの回頭水域の完工と、サウジ港湾当局への所有権移行を行いました。施設に寄港する船舶専用の水路は、ターミナルのもうひとつの主要機能で、これによりコンテナ施設は、超大型の新世代貨物船へのサービス可能になります。
「港湾効率と運河処理能力は、明らかに、コンテナ・ターミナル業界での勝ち負けを決める要素となりつつあります。」とCOOのLye Seng Tanは述べました。「さらに新型で超大型の13,000 TEU以上のコンテナ船は、さらに深い喫水を必要としますが、最大量の貨物をもっとも効率的で安全な方法で輸送するため、ターミナルではこのような船舶にも対応することが必要になってくるでしょう。」
紅海に面するジッダ・イスラム港は、サウジアラビア王国最大の港です。同港は、アジア-中東-ヨーロッパ航路の中間という戦略的位置のため、地理的玄関口で積替ハブと考えられています。国内を通るコンテナ・スループット全体の73%近くが、そのゲートを通ります。新ターミナルは、ジッダ・イスラム港の新時代を約束するもので、年間処理可能量を45%増大します。これは、180万TEUに相当します。
「RSGTのコンセプトは、現在のニーズを満たしつつ、サウジアラビアの将来ニーズにも対応することです。」と、Alirezaは結論付けました。「弊社施設が、貨物移動の効率向上に大きな影響を与えることは間違いありません。これにより、ジッダ・イスラム港の位置づけを強化し、新たな雇用および投資投資機会を通じて、サウジ経済を刺激します。」
また、RSGTは、サウジ初の保税・再輸出自由地域のTUSDEERに隣接しています。
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