米国政府認証のセキュリティ規格を取得したUSBフラッシュドライブ“DataTraveler 5000”を発表

FIPS(連邦情報処理規格)140-2レベル2認証済みの高セキュリティ・ソリューションを提供

Kingston Technology株式会社

2010-02-03 17:00

メモリ製品で世界をリードする独立系メモリメーカーKingston Technologyのフラッシュメモリ関連事業会社であるKingston Digitalは2月3日、FIPS140-2レベル2*認証済みの256ビットのAESハードウェアベース暗号化機能を備えたUSBフラッシュドライブ「DataTraveler 5000」(製品型番:DT5000)を発表いたしました。同製品は、4種類の容量(2GB、4GB、8GB、16GB)で提供されます。
同製品には、当社と2009年10月に提携したスパイラス社**の特許技術である、ECC(楕円曲線暗号)を含むハードウェアベースのAES-XTS及びSuite B***暗号化アルゴリズムをサポートする「Secured by SPYRUS」テクノロジーが採用されており、CBCやECBなどの暗号モードよりも強力なAES-XTS暗号モードに加えて、米国政府が認証しているSuite B規格を満たすECCアルゴリズムも使用しています。

同製品には、FIPS140-2レベル2認証に必要不可欠なドライブへの不正アクセスがあった場合、ユーザーにそのことを通知する不正改ざん通知機能を備えているほか、ドライブがUSBポートに挿入される度に暗号化メカニズムが正常に動作しているかどうかを検証するパワーオン・セルフテスト機能を備えています。また、当社の豊富なカスタマイゼーション・プログラムを介してオンボードのマルウェア検出アプリケーションと組み合わせての使用も可能です。

外装は、チタン・コート・ステンレスケース、防水機構といったセキュリティ機能も備えています。同製品は、5年間の保証と無料のテクニカル・サポート付きで提供されます。

当社でAPAC地域フラッシュメモリ販売ディレクターを務めるネイサン・スー(Nathan Su)は「“DataTraveler 5000”は、政府機関やエンタプライズユーザーに対して最高レベルの暗号化セキュリティを提供します。このポータブルなデータ・ソリューションは、プラグアンドプレイの簡便さを保持しながら最新のデータ保護機能をユーザーに提供します。」と語っています。

【DataTraveler 5000 USBフラッシュドライブ】
製品型番 ・・・ メモリ容量と特長
DT5000/2GB ・・・ DataTraveler 5000 2GB
DT5000/4GB ・・・ DataTraveler 5000 4GB
DT5000/8GB ・・・ DataTraveler 5000 8GB
DT5000/16GB ・・・ DataTraveler 5000 16GB

【DataTraveler 5000 の特長と主な仕様】
最大データ転送速度1: 11MB/秒(読み出し)、5MB/秒(書き込み)
容量2: 2GB、4GB、8GB、16GB
寸法: 77.9mm x 22mm x 12.05mm
適合性: USB 2.0 規格に合わせて設計
最低システム要件3:
     - USB 2.0及び1.1に適合
     - ドライブ識別文字として連続した2文字を使用する必要があります。
信頼性: FIPS 140-2レベル2認証取得
安全性:
     - 10回の不正アクセス試行でドライブはロックされます。
     - 不正アクセス防止のために、パスワードは最小限の文字数を使ってユーザーが設定します。
     - パスワードはデバイス上には保存されません。
     - ハードウェアは米国内で設計・組み立てられます。
     - オンボードのSPYRUS Suite Bアルゴリズム
     - 楕円曲線暗号化モード
     - 安全なチャンネル通信
     - Suite B SHA-384及びECDSA P-384を用いたデジタル署名によるファームウェア・アップデート
     - DT5000はAutoRun機能をオフにして動作可能
     - 不正改ざんのないAutoRunファイルを強制的に使用
     - カスタマイズが可能なマルウェア検出オプション4
     - 米国内製の暗号化アルゴリズム
プライバシー性: 保存されるデータの100%が256ビットのAESハードウェアベース暗号化によって保護されます。また、ログイン時にはマスターキーが生成されます。
耐タンパー性: 物理的セキュリティのために改ざんがすぐ分かるコーティング及びシールを使用
防水性: 水深120cmまでの防水機構
耐久性: チタン・コート・ステンレスケース
カスタマイズ性4: プリロード・コンテント、完全なセキュリティ・ポリシーのカスタマイズ、ケースオプション
動作温度範囲: 0℃ ~ 60℃
保存温度範囲: -20℃ ~ 85℃
保証: 5年間の保証と無料テクニカル・サポート付き


●適合性
OS               ファイル転送パスワード保護
Windows 7             ○      ○
Windows Vista5 (SP1, SP2) ○    ○
Windows XP (SP1, SP2, SP3)○ ○

1. 速度はホストのハードウェア、ソフトウェア及び使用状態によって変動する可能性があります。
2. 表示されている容量の一部はフォーマッティングやその他の機能に使用されるためすべてがデータ保存のために利用できるわけではありません。
3. システム・パーティション、オプティカル・ドライブのような物理デバイスの後にドライブ識別文字2文字を自由に付加
4. カスタマイゼーション・プログラムを介して使用可能
5. ReadyBoost™はサポートしていません

KingstonのFIPS 140-2認証No.1227の詳細情報についてはWebサイト (リンク ») をご参照ください。

同製品の詳細情報についてはWebサイトwww.kingston.com/japanをご参照ください。
Kingstonの最新情報に関しては、Twitterアカウント『@Kingston_Japan』twitter.com/Kingston_Japanをご参照ください。
ユーザー同士がKingston製品に関して情報交換できるサイト『Kingston Blog』www.kingston-blog.comでも同製品に関する情報が取得できます。

また、以下のキャンペーンも現在展開中です。
“Challenge Your Memory ”ゲーム:www.kingston-blog.com/challenge_your_memory/jp/
“本物のKingston製品を探せ”ゲーム:anti-counterfeit.kingston-blog.com

お手持ちのKingston製品が本物かどうか確かめるには、オンライン認証ページへアクセスしてください。
www.kingston.com/japan/verify

このプレスリリースの付帯情報

DataTraveler 5000

用語解説

*FIPS(連邦情報処理規格): 軍関係以外のすべての政府機関と政府からの受託機関が使用する情報処理規格として米連邦政府によって規定された基準です。FIPS140-2は、暗号モジュールに関するセキュリティ要件の仕様 を規定しており、1~4までのレベルがあり、レベル2は、物理的な改ざんがあった際にその痕跡を残すことが必要となります。FIPS 140-2認証は、米国標準技術局(NIST)の認証マークであり、NISTや米国政府による製品の保証を意味している訳ではありません。

**スパイラス社(SPYRUS, Inc.): スパイラス社は、最先端のハードウェアベース暗号化及び認証技術、及びデジタル・コンテント・セキュリティ製品の開発をリードする先進企業です。「Secured by SPYRUS」というセキュリティ技術は完全に米国内で設計・開発及び製造が行われたテクノロジーです。スパイラス社のハードウェア及びソフトウェアは、米国政府のSuite B規格を上回るECC(楕円曲線暗号)とAES-256を始めとした現在市場で利用可能な暗号化アルゴリズムの中で最強のセキュリティをサポートしています。

***Suite B: 米国国家安全保障局(NSA)で定められた官民双方で利用できる一般的な機密保護のための仕様の公開された暗号アルゴリズム群です。重要性の高い用途のためにNSAで開発された仕様非公開のアルゴリズムによる「Suite-A」もあります。

本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]