IMS機器市場は2009年に142%上昇、厳しい年の後は堅調なキャリヤーVoIP

株式会社データリソース

2010-03-30 17:20

米国の調査会社インフォネティクスリサーチ社の調査レポート「サービスプロバイダのVoIP機器と加入者(年4回出版)」と「サービスプロバイダのIMS機器と加入者(年4回出版)」はそれぞれ、サービスプロバイダのVoIP機器と加入者、固定とモバイルのIMS機器とその加入者の市場の競争的概観や成長分野について調査し、市場規模、市場シェア、市場予測を提供している。
米国の調査会社インフォネティクスリサーチ社は、市場シェアと予測を提供する調査レポート「サービスプロバイダのVoIP機器と加入者 - 調査レポート(年4回出版) ー Service Provider VoIP Equipment and Subscribers:Quarterly Worldwide and Regional Market Size, Share, and Forecasts」と「サービスプロバイダのIMS機器と加入者 - 調査レポート(年4回出版) ー Service Provider IMS Equipment and Subscribers:Quarterly Worldwide and Regional Market Size, Share, and Forecasts」の最新版を出版した。


[主任アナリストDiane Myers氏の注目点]
世界のキャリア向けVoIP機器市場は、予測通り、非常に好調なセッションボーダーコントローラの販売に主導されて、3四半期連続の堅調な収益をあげたが、第4四半期は下落に転じ、2009年暦年を28%下落で終わった。一方、IMS機器市場では、2008-2009年の世界市場の収益は142%上昇した。2009年第4四半期のIMS販売の注目点はモバイルネットワークへの採用、特にRCS、ビデオ、LTEトライアル、高度モバイルIMとプレゼンスサービスへの採用であった。IMS市場は四半期毎に大きく成長していくだろうが、北米ケーブルオペレータの新規採用、欧州・中東・アフリカでのClass 5代替計画、VoLTEなどが期待されており、少なくとも今後5年間は力強い成長が続くだろう。


[IMS市場のハイライト]
●世界のIPマルチメディアサブシステム機器のベンダの収益は、2009年に4億2600万ドルで、2014年には14億4000万ドルになるだろうと予測している
●世界のIMS機器市場は、2009年第3四半期の下落の後、2009年第4四半期には92%上昇と、かつてない大きな成長をみせた
●2009年第4四半期は、モバイルネットワークのIMS機器の収益が、固定線ネットワークをはじめて上回った四半期であった
●2009年第4四半期、Alcatel-LucentとNokia Siemens NetworksのそれぞれのIMS機器は非常に好調だった
●OneVoiceイニシアチブを形成している主要なオペレータやベンダと、2010年2月のGSMAへの移行、そして2012年にLTE採用が始まることが最大の促進要因となって、IMSの将来性は明るいだろう


[サービスプロバイダのVoIP市場のハイライト]
●サービスプロバイダ向けのVoIP機器の世界市場は、2008-2009年に28.2%、24億8000万ドル下落した
●TDM関連機器、特に従来のトランクメディアゲートウエイやソフトスイッチなどの大規模な下降など、TDM接続線が大幅に減少し、過去1年間でネイティブIPの移行が加速した
●2009年第4四半期には、サービスプロバイダのVoIP機器による収益は、対前四半期比で2.7%とわずかな上昇で、第2四半期からの相対的安定が続いている
●2009年の収益増に寄与したのは、以下の4つのベンダである。Metaswitchはトランクメディアゲートウエイとソフトスイッチ、Acme Packetはセッションボーダーコントローラ、Radisysは、メディアサーバ、BroadSoftは音声アプリケーションサーバである。
●進行中のGENBANDによるNortelのCVAS事業(キャリアVoIPとアプリケーションソリューション)の買収により、ベンダの勢力図は大きく変わるだろう。GENBANDはすべての収益において最大のキャリア向けVoIPベンダとなるだろう


[調査レポートの概要]
インフォネティクスリサーチ社の調査レポート「サービスプロバイダのIMS機器と加入者 - 調査レポート(年4回出版)」は、世界と地域毎の市場規模、主要な市場シェア、2014年までの市場予測と、モバイルと固定線のIMS加入者数と機器の分析を提供している。家庭加入者向けのサーバ(HSS)、セッションコントロールサーバ(CSCF)、メディアリソース機能(MRF)、ブレークアウトコントロール機能(BGCF)などのIMS音声とプレゼンスアプリケーションIMSコア機器などの、収益、ライセンス、セッション、DSOなどを追跡調査している。Alcatel-Lucent、Ericsson、Huawei、Mavenir、Nokia Siemens NetworksなどのCSCFサーバの市場シェアを記載している。


この調査レポートは、キャリアの採用を地域毎、国毎、サービスプロバイダ毎 (AT&T、Sprint、Verizon、Time Warner Cable、BT、COLT、France Telecom、KPN、Swisscom、O2、China Mobile、China Telecom、Chunghwa Telecom、Brasil Telecom、SK Telecom、ソフトバンク、NTTドコモなど)とベンダ毎(Acme Packet、Alcatel-Lucent、BroadSoft、Ericsson、Huawei、Italtel、日本電気、Nokia Siemens、三星、Sonus、Starent)に記載する「IMS Deployment Tracker」も提供している。


インフォネティクスリサーチ社の調査レポート「サービスプロバイダのVoIP機器と加入者 - 調査レポート(年4回出版) 」は、世界と地域毎の市場シェア、市場規模、2014年までの市場予測、VoIP加入者とメディアプロセシングと、高密度、中密度、低密度のトランクメディアゲートウエイ、ライン接続のゲートウエイ、セッションボーダーコントローラ(SBC)、メディアサーバ、ソフトスイッチ、音声アプリケーションサーバなどのキャリア向けの呼コントロールVoIP機器の分析を記載している。


この調査レポートの調査対象企業は、Acme Packet、Alcatel-Lucent、AudioCodes、BroadSoft、Dialogic、Cisco、Comverse (NetCentrex)、Ericsson、GENBAND、Huawei、Iperia、Italtel、MERA、MetaSwitch、Movius、NextPoint、Nokia Siemens、Nortel、Personeta、RadiSys Convedia、Sonus、Sylantro、Tekelec、Thomson Cirpack、Ubiquity、UTStarcom、Veraz、Verso、Xenerなどである。


【調査レポート】
サービスプロバイダのVoIP機器と加入者 - 調査レポート(年4回出版)
Service Provider VoIP Equipment and Subscribers
Quarterly Worldwide and Regional Market Size, Share, and Forecasts
(リンク »)

サービスプロバイダのIMS機器と加入者 - 調査レポート(年4回出版)
Service Provider IMS Equipment and Subscribers
Quarterly Worldwide and Regional Market Size, Share, and Forecasts
(リンク »)

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サービスプロバイダVoIP機器収益予測

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