インフォマティカの「29WEST社」、Cisco Unified Computing System プラットフォームにおいて超ローレイテンシ メッセージングの 世界記録を達成

わずか660ナノ秒のレイテンシが、単一サーバで完全な トレーディング システムを実現

インフォマティカ・ジャパン株式会社

2010-06-10 11:30

米国カリフォルニア州レッドウッド シティ発 - 2010年5月24日 データインテグレーションソリューションにおける独立系リーディング プロバイダーInformatica Corporation(本社: 米国カリフォルニア州 レッドウッドシティ、NASDAQ: INFA、以下「インフォマティカ」)は本日、 同社のUltra Messaging(R)ソフトウェアが、Cisco Unified Computing System プラットフォームにおけるテストで卓越したレイテンシ(待ち時間)を記録 したことを発表しました。
・ テストは、最高スループットと最低レイテンシの2つのベンチマークに
ついて行われました。

・ 環境で実施されたこれらのテストにおけるインフォマティカの結果は
次のとおりです。
- レイテンシ: 660ナノ秒
-  最高ファンアウト スループット: 2,110万メッセージ/秒

・ これらのテスト結果は、最新レポート「Informatica IPC Shared-Memory
Transport Performance Benchmark*1」にてご覧いただけます。

・ 業界標準のx86プラットフォームを基盤にし、自動化されたトレーディング
環境で超ローメッセージ レイテンシと信頼性を提供するCisco Unified
Computing Systemポートフォリオにより、企業は変化する市場ニーズに
柔軟に適応し、競合優位に立つことができます。

・ 今回のテスト結果は、これまでのテストで確認された最も速いネット
ワークベースのトランスポートをはるかに上回る結果でした。

・ 複数のサーバで構成されたラックではなく単一のサーバで完全な
トレーディングシステムを実行できるようになるため、ネットワーク トランス
ポートをIPC(Interprocess Communication: プロセス間通信)と呼ばれる
共有メモリベース トランスポートに替えることで、数百マイクロ秒のトレード
レイテンシ短縮が可能になります。

・ 現在インフォマティカ ソリューションを実行しているユーザは、ストリー
ミング、永続、ローレイテンシのロードバランス モードなどすべてのメッセー
ジングモードを通じ、コードを変更することなくこのパフォーマンスを実現
しています。

・ IPCトランスポートは、同じ物理マシンで実行されているすべてのアプリ
ケーション間におけるデータメッセージのルーティングについて、ネット
ワークに代わる役割を果たします。このため、たとえば市場データフィード
の担当者は自動トレーディング戦略アプリケーションにデータを提供し、
これらのデータを受け取ったアプリケーションはストックオーダーを生成
できます 。これらのすべてが数百万分の1秒で行われます。

・ 今回テストされたUltra Messaging製品はすでに一般リリースされており、
複数の大手ファイナンシャル トレーディング企業で利用されています。
・ Cisco Unified Computing Systemは、コンピューティング、ネットワーク、
ストレージ アクセス、バーチャライゼーション(仮想化)機能のすべてを、
ひとつのシステムとして管理可能な拡張性に優れたモジュール型のアーキ
テクチャに統合します。数々の業界標準をベースにした新しいコンピュー
ティング モデルであるUnified Computing Systemは、統合された管理
環境とともに「一度接続するだけ」で「Unified Fabric*2」(統合接続環境)
と業界標準のコンピューティング プラットフォームを統合し、仮想化の
最適化とデータセンターTCO(総保有コスト)の削減を実現し、動的な
リソース プロビジョンによってビジネスのアジリティを高めます。

他のテスト結果
今回のテストにおけるインフォマティカ製品のその他の結果は次の
とおりです。
・ 複数CPUコアへのほぼ完璧な線形の水平スケーリング。ムーアの
法則のとおり、プロセッサへ追加のコアを加えるとその能力が完全に
活用され、より高いコンピューティング能力が発揮されることを示して
います。
・ 今回確認されたレイテンシは、512バイト メッセージまですべて1
マイクロ秒未満。メッセージ サイズの増大に伴い、トランスポート
レイテンシは予測可能で増加も安定していることが示されました。

*1:Informatica IPC Shared-Memory Transport Performance Benchmark
(リンク »)
*2:Unified Fabric
(リンク »)


29West社について
29WestはInformatica Corporationの100%子会社で、金融機関向けのハイ
パフォーマンスなローレイテンシのメッセージング ソリューションにおける
リーダーです。29WestのUltra Messaging(r)製品群は、ストリーミング、
永続性、キャッシング、キューイング、デスクトップ配布など幅広いアプリ
ケーションを通じ、従来のメッセージング デザインとの比較で最大10倍の
レイテンシ短縮、100倍の帯域幅向上を実現します。また業界最高の
パフォーマンスと調整能力、制御性、最もパワフルなメッセージングAPI
によって、エンド・ツー・エンドの完全なモニタリングの実現をサポートします。
2004年以来世界中で140を超える導入実績を誇る同社は、次世代トレー
ディング プラットフォームのための、エンタープライズ環境をサポートする
エンタープライズ規模のメッセージングを提供します。


インフォマティカ社について
Informatica Corporation (NASDAQ: INFA) はデータ インテグレーション
ソフトウェアおよびサービスにおける世界No.1独立系プロバイダーの1社
です。今日のグローバルな情報経済環境において、世界中の企業が
タイムリーで信頼できる最適なデータによって、最も重要なビジネスニーズ
を満たし、競合優位性を手にしています。現在、インフォマティカのソリュー
ションは世界4,000社を超える企業において、企業内やクラウド等の企業外
に保有する既存情報資産へのアクセスや統合の実現に活用されています。
インフォマティカに関する詳細はインフォマティカ・ジャパン株式会社
(代表 03-5229-7211)までお問い合わせいただくか、弊社 Web サイト
(リンク ») をご覧ください。


本リリースに関する問い合わせ先
インフォマティカ・ジャパン株式会社
担当 マーケティング部 村松 徳倫江
TEL: 03-5229-7214 FAX: 03-5229-7263
E-mail: nmuramatsu@informatica.com

※商標等について: InformaticaおよびUltra Messagingは米国
ならびに他の国におけるInformatica Corporation の登録商標です。
その他のすべての会社名および製品名はそれぞれの企業に属します。
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