近年、書籍・絵画・企業文書などは、紙を中心とした文化から、デジタルで作成され、デジタルで公開・保存されるボーン・デジタルへと急速に移行しています。デジタルコンテンツの拡大とインターネットの一般化によって、個人でも容易にコンテンツ配信を行える環境となり、企業と個人との間に著作権に関する争議の発生や、コンテンツの責任所在、権利所在の不明瞭化などの問題も起こっています。
コンテンツが「いつ作成されたか」はこれらの争議を解決するうえで最も基本的な情報です。これまでは公証役場を利用していました。現在では、タイムスタンプ(時刻認証)サービスにより、デジタルコンテンツの存在日時の証明と改ざんされていないことの証明が可能です。しかし、タイムスタンプサービスを利用するには、各種契約やソフトの購入およびインストールが必要であり、簡単に利用することができませんでした。
本サービスは、インターネットに接続されている環境があれば、ブラウザ上で「いつでも・だれでも・あんぜんに」デジタルコンテンツの存在日時証明を行うことができるクラウド型サービスです。
<例えばこんな時に>
○未公表の実験・研究データ、アイデアなどをいつ作られたかを明らかにしておきたい。
○インターネットにアップするオリジナルコンテンツの派生物が創られてもオリジナリティを主張できるようにしたい。
○企業機密のノウハウなど、先使用権主張のための基礎情報を安全に作成したい。
<かんたん時刻認証なら>
「いつでも」 Webブラウザで本サービスにアクセスし、証明したいコンテンツのファイルを選ぶだけで瞬時に存在日時が証明されます。
「だれでも」 存在日時証明結果は無償で配布されているAdobe ReaderTMで、国内外を問わず誰でも確かめることができます注1。
「あんぜんに」 証明するコンテンツファイルが、ユーザPCから外部に送信されることはありません注2。研究や企業機密に関わる重要情報でも安心して利用することができます。
この度ご提供する先行サービスでは、大学などの学術研究機関及び一般企業、個人ユーザ注3からの登録を受付けます。先行サービスは2010年12月末まで無償で提供を予定しております。
お申し込みは、本日より下記セイコーサイバータイムサービスサイトにて受け付けます。
セイコーサイバータイムサービスサイト
(リンク »)
セイコープレシジョンでは、いつでも・だれでも・あんぜんに使えるデジタルコンテンツの存在証明サービスを提供することで、先端企業だけでなく中小企業や個人の眠っている知的財産の価値向上に貢献する活動を行ってまいります。
注1)Adobe Readerが提供されている対応言語、プラットフォームは以下を参照してください。 (リンク »)
注2)ユーザファイルのハッシュ値のみがかんたん時刻認証サービスに送信されます。ハッシュ値からユーザファイルを復元することはできません。
注3)ユーザ登録時には所属団体名が必要です。
【セイコープレシジョンのSEIKO Cyber Time時刻認証サービス】
e-文書法対応に必要な、(財)日本データ通信協会「タイムビジネス信頼・安心認定制度」時刻認証事業者認定のタイムスタンプサービス。電子データの存在日時と改ざんされていないことの証明を日本標準時と暗号技術によって実現しています。2005年のサービス開始以来、知的財産保護、医療情報電子化、電子契約など多様な業務で電子データの原本性の確保に利用されています。
以上
※ Cyber Timeはセイコーホールディングス株式会社の登録商標です。
※ Adobe、Adobe Reader は、Adobe Systems Incorporated(アドビシステムズ社)の米国及びその他の国における登録商標または商標です。
※ 文中の社名、商品名等は各社の商標または登録商標である場合があります。
<報道機関からのお問い合わせ先>
セイコープレシジョン株式会社
経営企画部 経営企画課 広報担当 安達
TEL:047-470-7028 E-mail: icenter@seiko-p.co.jp
<お客様からのお問い合わせ先>
セイコープレシジョン株式会社
システム事業部 ITサービス部 サイバータイムセンター 中嶋
TEL:03-5620-6824 E-mail: support@seiko-p.co.jp
<Webでの情報>
(リンク »)
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