ニューテック社のミラーリングコントローラ(ミラーカード)は、コンピュータ内部に搭載し、2台のハードディスクにデータを二重に書き込み保存する。ハードディスクの1台に故障が生じた場合でもコンピュータの稼動を止めることなく、故障したハードディスクが交換されれば自動的にデータをコピーし、ミラーリングの状態に復帰する。ハードディスクのトラブルによる停止が許されないミッションクリティカルなシステムの重要な構成要素を担う。ニューテック社は、2008年より組み込み用ミラーカードを出荷開始し、FAコンピュータメーカーから半導体製造装置メーカー、医療機器メーカーまでさまざまな分野向けにこれまでに2万セットを超える出荷実績を持つ。OEM向けに2010年5月より量産出荷を開始した新製品のNRC-HM302は、既存製品に比較して最大データ転送速度を2倍に高めた高性能製品となっている。
Virtex-5 LX20Tを採用することでミラーリングコントローラのワンチップ化を実現したNRC-HM302は、SATA Gen2ホストとデバイスのインターフェイス、RAIDコントローラ機能を担っており、SATAインターフェイスはすべてSATAリビジョン2.6仕様に準拠し、3Gbpsの高速転送速度を実現している。また、ホストからのコマンド処理は、ハードウェア制御とファームウェア制御を組み合わせることにより、高い性能と高度なエラーリカバリ機能を両立させている。
ニューテック社取締役 技術本部長の岩田郁雄氏は、「NRC-HM302は、ザイリンクス社のVirtex-5 FPGAを採用することで、顧客のニーズが高い高速化および高性能化を実現できました。開発プロセスにおいて設計効率およびコストの縮小化に貢献するプログラマビリティという特性に加え、ザイリンクス社はSATA Gen2に対応したIPコアを提供しており、またEDKなど組み込み用の開発ツールが充実していました。販売代理店のアヴネットジャパン社が実際にこのIPコアを動作させたリファレンスデザインをデモ実演してくれたことも、採用の大きな理由になりました」と述べている。
ザイリンクス株式会社代表取締役社長サム ローガンは、「実績のあるニューテック社のミラーカード新製品の実現に貢献できたことを大変喜んでいます。ザイリンクスは、ターゲットデザインプラットフォームを提唱し、シリコンロジックから開発ツール、IPコア、リファレンスデザインなどをトータルで提供することで、ユーザーが製品の差別化に特化できるよう支援します。このコンセプトを推進することで、ニューテック社新製品のような競争力のある製品の誕生に貢献できたと自負しています」と述べている。
ザイリンクスVirtex-5 FPGAを搭載したニューテック社のミラーカードNRC-HM302の詳細は、 (リンク ») を参照されたい。ニューテック社は今後展開予定の新製品でもザイリンクスの最新世代FPGAの採用を検討している。
ニューテックについて
1982年3月の設立でストレージ(外部記憶装置)本体および周辺機器の開発、製造、販売を行う。ファブレスビジネス モデルを採用、2002年にジャスダック市場に上場している。同社のストレージ製品は高信頼性を要求されるアプリケーションを中心に幅広く利用されている。詳しい情報は Web サイト (リンク ») で公開している。
ザイリンクスについて
ザイリンクス(NASDAQ:XLNX)は、プログラマブルプラットフォームのリーディングプロバイダである。詳しい情報はWebサイト (リンク ») で公開している。
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