ザイリンクスFPGAが株式会社ニューテックの組み込み機器向けSATA内蔵用ミラーリングコントローラ新製品に搭載

JCN株式会社

2010-08-24 10:24

Tokyo, Aug 24, 2010 - (JCN Newswire) - ザイリンクス社(米国カリフォルニア州サンノゼ、NASDAQ:XLNX)の日本法人であるザイリンクス株式会社(東京都品川区、代表取締役社長サム ローガン)は、ストレージベンダの株式会社ニューテック(東京都港区、代表取締役社長笠原康人、証券コード6734) のOEM向けミラーカード新製品NRC-HM302(通称「Hawk-M」)にザイリンクスの低消費電力シリアルコネクティビティ機能を搭載する高性能ロジックVirtex(R)-5 FPGAが採用されたと本日発表した。最新のシリアルATA(SATA:Serial Advanced Technology Attachment)リビジョン 2.6仕様準拠しGen2(3.0Gbps)に対応しているVirtex-5 FPGAを使用することで、ミラーリングコントローラのワンチップ化を実現、その結果、ミラーカード新製品の高性能化を達成している。


ニューテック社のミラーリングコントローラ(ミラーカード)は、コンピュータ内部に搭載し、2台のハードディスクにデータを二重に書き込み保存する。ハードディスクの1台に故障が生じた場合でもコンピュータの稼動を止めることなく、故障したハードディスクが交換されれば自動的にデータをコピーし、ミラーリングの状態に復帰する。ハードディスクのトラブルによる停止が許されないミッションクリティカルなシステムの重要な構成要素を担う。ニューテック社は、2008年より組み込み用ミラーカードを出荷開始し、FAコンピュータメーカーから半導体製造装置メーカー、医療機器メーカーまでさまざまな分野向けにこれまでに2万セットを超える出荷実績を持つ。OEM向けに2010年5月より量産出荷を開始した新製品のNRC-HM302は、既存製品に比較して最大データ転送速度を2倍に高めた高性能製品となっている。


Virtex-5 LX20Tを採用することでミラーリングコントローラのワンチップ化を実現したNRC-HM302は、SATA Gen2ホストとデバイスのインターフェイス、RAIDコントローラ機能を担っており、SATAインターフェイスはすべてSATAリビジョン2.6仕様に準拠し、3Gbpsの高速転送速度を実現している。また、ホストからのコマンド処理は、ハードウェア制御とファームウェア制御を組み合わせることにより、高い性能と高度なエラーリカバリ機能を両立させている。


ニューテック社取締役 技術本部長の岩田郁雄氏は、「NRC-HM302は、ザイリンクス社のVirtex-5 FPGAを採用することで、顧客のニーズが高い高速化および高性能化を実現できました。開発プロセスにおいて設計効率およびコストの縮小化に貢献するプログラマビリティという特性に加え、ザイリンクス社はSATA Gen2に対応したIPコアを提供しており、またEDKなど組み込み用の開発ツールが充実していました。販売代理店のアヴネットジャパン社が実際にこのIPコアを動作させたリファレンスデザインをデモ実演してくれたことも、採用の大きな理由になりました」と述べている。


ザイリンクス株式会社代表取締役社長サム ローガンは、「実績のあるニューテック社のミラーカード新製品の実現に貢献できたことを大変喜んでいます。ザイリンクスは、ターゲットデザインプラットフォームを提唱し、シリコンロジックから開発ツール、IPコア、リファレンスデザインなどをトータルで提供することで、ユーザーが製品の差別化に特化できるよう支援します。このコンセプトを推進することで、ニューテック社新製品のような競争力のある製品の誕生に貢献できたと自負しています」と述べている。


ザイリンクスVirtex-5 FPGAを搭載したニューテック社のミラーカードNRC-HM302の詳細は、 (リンク ») を参照されたい。ニューテック社は今後展開予定の新製品でもザイリンクスの最新世代FPGAの採用を検討している。


ニューテックについて
1982年3月の設立でストレージ(外部記憶装置)本体および周辺機器の開発、製造、販売を行う。ファブレスビジネス モデルを採用、2002年にジャスダック市場に上場している。同社のストレージ製品は高信頼性を要求されるアプリケーションを中心に幅広く利用されている。詳しい情報は Web サイト (リンク ») で公開している。


ザイリンクスについて
ザイリンクス(NASDAQ:XLNX)は、プログラマブルプラットフォームのリーディングプロバイダである。詳しい情報はWebサイト (リンク ») で公開している。
※ザイリンクスの名称およびロゴ、Spartan、そのほか本プレスリリースに記載のブランド名は米国およびそのほか各国のザイリンクス社の登録商標または商標です。その他すべての登録商標は、それぞれの所有者に帰属します。


このプレスリリースに関するお問い合わせは下記へ
ザイリンクス株式会社
マーケティング本部 竹腰
東京都品川区大崎1-2-2 アートヴィレッジ大崎セントラルタワー4F
TEL:03-6744-7740
FAX:03-5436-0532


株式会社井之上パブリックリレーションズ
ザイリンクス広報担当 鈴木/関
東京都新宿区四谷4-34 新宿御苑前アネックスビル6F
TEL:03-5269-2301
FAX:03-5269-2305


下記のザイリンクス株式会社Webサイトもご参照ください。
トップページ: (リンク »)
プレスリリース(日本語): (リンク »)
このリリースの全文は以下のURLを参照のこと: (リンク »)
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

自社にとって最大のセキュリティ脅威は何ですか

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]