LIVESTRONG(R)、World Cancer Congressでがん患者の権利を向上

JCN株式会社

2010-08-30 12:30

Shenzhen, China, Aug 30, 2010 - (JCN Newswire) - 8月18~21日に中国深圳で開催されたWorld Cancer Congressは、Union for International Cancer Control (UICC)により主催され、92か国から3,000人が参加しましたが、その会合でLIVESTRONGは、がんとの闘いをさらに強化しました。LIVESTRONGは、米国がん協会・世界経済フォーラム(WEF)・世界保健機関(WHO)とともに、WCCの共同スポンサーを務めました。


「痛みのないがん は、全がん患者の権利」と題した特別記者会見で、LIVESTRONG会長兼CEOのDoug Ulmanは次のように述べました。「世界各国のがん患者は、本来受ける必要のないレベルの痛みに悩まされていますが、これは道徳および倫理上の問題です。国際的に認められた疼痛処理と緩和ケアの基準を確立することにより、がん患者の医療・法律・生命倫理上の権利や人権などのバランスを取ることができます。LIVESTRONGでは、がんによる苦痛を軽減するためには欠かせない、政策立案者との協業を要求しています。」


記者会見でUlmanは、2011年9月開催予定の非伝染性疾病に関する国連特別総会に向けて行われるLIVESTRONGの活動に、$100,000を出資することを確約しました。非伝染性疾病は、世界の死因の60%を占めていますが、Center for Global Developmentによれば、公的または民間の医療費支援を受けている人は、1%にも満たない割合です。


WCCで、LIVESTRONGと米国がん協会は、共同プロジェクト「グローバル経済におけるがんのコスト」を発表しました。これは、がんや他の非伝染性・伝染性疾病など、全世界のすべての死因による経済的損失に関する初の研究で、全世界の死因の中でもがんがもっとも壊滅的な経済的影響の原因となっており、グローバル経済に毎年1兆ドル近い損失を生じさせていることを示しています。この研究のデータには、世界のがん対策グローバル健康アジェンダをバランスよく実施することにより、何百人もの命が救われるだけでなく、何十億ドルものコスト削減ができることを裏付ける新しい科学的証拠が示されています。


「これらの発見事項は、今年、がんが全世界の死因の第1位となり、心臓病と発作が第2位となるだろうという事実を考えると、今までにないほど重要です。」と、500人のゲストが参加した特別報告会で、Ulmanは述べました。「今こそ、我々は、全世界の注目を集めるべく努力をすべきであり、躊躇せずリソースを要求しなければなりません。」


World Cancer Congressでは、一次予防、スクリーニング、早期発見、治療および管理、支持療法、末期医療に焦点を当てるだけでなく、既存の医療提供体制に、プログラム、インフラおよびリソースをどのように統合すべきかも話し合われました。さまざまなリソース状況で、効果、効率および到達度を最大化するためのベストプラクティスや課題が、対談や討論で重要な論点となりました。


World Cancer Congressと同時期の、8月19日(木)にWorld Cancer Leaders' Summit (世界がん対策リーダー・サミット)も、UICC、LIVESTRONG、米国がん協会、WEFおよびWHOがスポンサーとなり、開催されました。このサミットは、中国衛生部長の陳竺氏により正式に招集され、深圳市政府、中国抗癌協会および中華医学会により共同開催されました。医学界、政府・自治体、慈善団体、企業セクターなどから、そうそうたる顔ぶれの国際的に有名なリーダーたちが選ばれ、全世界のがん対策活動の進捗状況について話し合い、World Cancer Declaration (世界がん宣言)の実現を支援する長期計画に貢献しました。世界がん宣言は、世界に対して行動を呼びかけるもので、政策立案者たちによって策定され、11件の詳細目標が立てられています。この目標が達成されれば、2020年までにがんの蔓延を食い止めるのに役立ちます。


LIVESTRONGは、全世界の医療関連組織・政府・支援団体と協業し、世界的に非伝染性疾病に対する意識を高める活動をしています。LIVESTRONGでは、医療体制の強化に長期的投資を行うことが、解決のためにもっとも重要であると考えています。非伝染性疾病が増加に従い、世界では、非伝染性疾病と伝染性疾病の間の深刻な相互作用という問題も発生してきています。数々の研究と調査によれば、共通のリスクファクタが、相互的または別々に作用することによって、HIV/AIDS、結核およびマラリアなどの伝染性疾病の治療が、ますます難しくなっています。また、反対に、非伝染性疾病に対する相互作用の問題も発生しています。LIVESTRONGは、このような負のスパイラルを食い止めるための活動のほかに、伝染性疾病関係者との協業も行う予定です。


WCCで、Ulmanは、UICCの理事に任命されました。今後2年間の任期中に、世界の2大がん撲滅団体の団結は、さらに強まるでしょう。


LIVESTRONGは、World Cancer Congressの成功を活かして、9月21~23日にニューヨークで開催されるクリントン・グローバル・イニシアチブにおいて、全世界でのがんによる負担を軽減するための活動の進捗について発表し、非伝染性疾病に関するニーズにさらに対応すべきであると主張する予定です。


LIVESTRONGについて
がんサバイバーで自転車競技チャンピオンのランス・アームストロングによって、1997年に設立されたLIVESTRONGは、米国テキサス州オースティンに本部があり、世界各国で現在がんとともに生きていらっしゃる2800万人の方々のために活動しています。LIVESTRONGでは、各患者が彼らに必要な支援を受けられるように計らい、改革を引き起こすために資金やリソースを活用し、社会の変化を推進するため、地域社会と指導者たちとの取り組みを行っています。がん撲滅の象徴の黄色のリストバンドで有名な、LIVESTRONGの使命は、がんの影響を受けているすべての人々に元気と力を与えることです。詳しい情報は www.LIVESTRONG.org をご覧ください。


お問合せ先:
Rae Bazzarre
Tel: (512) 279-8367
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