ISID、SAPユーザー向けBIテンプレートを拡充―従来困難とされていた在庫・購買・販売データの分析に対応―

JCN株式会社

2010-11-04 12:00

Tokyo, Nov 4, 2010 - (JCN Newswire) - 株式会社電通国際情報サービス(本社:東京都港区、資本金:81億8,050万円、代表取締役社長:釜井 節生、以下ISID)は、SAPユーザー向けのBI(ビジネス・インテリジェンス)テンプレートのラインアップを拡充し、在庫・購買・販売データ分析に対応した「SPECTRE(スペクトル) SD/MM*1テンプレート」の提供を本日より開始します。これにより、従来分析システムの構築が困難とされていたSAP ERPの在庫・購買・販売データを、様々な切り口で高速に集計・分析することが可能となります。高品質なBIシステムを最短3週間という短期間で構築し、SAPユーザーの業務効率向上と適切な経営判断を支援します。


■背景■
ERP市場でトップシェアを誇る基幹業務パッケージソフトウェアSAP ERPは、受発注・調達・生産管理・会計など様々な業務情報のリアルタイム共有を実現し、経営資源を集約・活用するためのシステム基盤として、多くの企業に採用されています。昨今の厳しい経営環境の中で変革を進める企業において、SAP ERPに蓄積される重要な業務データをより積極的、戦略的に活用したいというニーズはますます高まっています。


ISIDは1995年からSAP ERPの導入コンサルティング事業に参入し、数々の企業のERP導入プロジェクトを成功に導いてきました。SAPデータ活用のための様々なツールを独自に開発・提供しており、2006年に発表したSAPデータ連携フレームワークBusinessSPECTREは、幅広い業種・業態の企業50社以上で採用されています。またデータを様々な角度で分析するBIシステムの構築においても、数多くの実績を挙げてまいりました。この実績とノウハウを生かし、より効果的なSAPデータ活用を求めるユーザー企業の声に応えて、本年5月に会計BIテンプレート「SPECTRE FI/CO*2テンプレート」を発売しました。今回、適用業務をさらに拡大し、SAP ERPのロジスティクス(在庫・購買・販売)機能に対応したものが「SPECTRE SD/MMテンプレート」です。


■「SPECTRE SD/MMテンプレート」を用いたBIシステムの概要■
「SPECTRE SD/MMテンプレート」は、BusinessSPECTREのデータ転送機能とMicrosoft SQL Server のBI機能を用いてSAP ERPの在庫・購買・販売データを転送・統合・管理・分析・参照するための、パラメータやデータウェアハウス(DWH)構造、キューブ*3の設定および60以上もの多彩なレポート群で構成されています。


■「SPECTRE SD/MMテンプレート」の特長■
SAP ERPの在庫・購買・販売データは、様々な業種・業務に対応できるよう柔軟性の高い設計となっているため、分析に適した単純な形式に変換することは非常に困難でした。「SPECTRE SD/MMテンプレート」の最大の特長は、複雑なSAPデータ形式を変換し、分析に最適な形式で汎用データベースに蓄積することにより、様々な切り口での集計・分析を高速に行える点です。


また各データに対応した転送用パラメータやDWH構造、レポート群等が予め用意されているため、従来は少なくとも4ヶ月以上必要とされていたBI構築を最短3週間で実現し、導入コストも大幅に抑制することができます。またメンテナンスが容易なため、ユーザー企業独自の分析軸を追加する場合にも、従来の1/10以下のコストで対応できます。


多彩なレポートに加えて、クリックのみで簡単に操作できる点も大きな特長で、営業部門や購買部門、工場管理部門など様々な現場部門において、分析の専門知識が無いユーザーでも十分に使いこなすことができます。SAP ERPに格納された大量の業務データを、各部門のユーザーが必要な形で簡単に参照できるようにすることで、過剰在庫や異常値の検出、販売動向の早期把握等が可能となり、業務効率の向上はもとより、適切で迅速な意思決定実行が期待できます。


さらに本テンプレートは、多くのSAPユーザーの要望を取り入れ、SAP ERPの標準機能では参照できない保管場所別在庫額等のレポートを多数提供しています。


■価格(税抜)■
SPECTRE SD/MMテンプレート 一式 200万円(税抜、1サーバー/CPUあたり)
※別途導入作業費が必要です。
※利用にはBusinessSPECTREおよびMicrosoft SQL Server(2008または2008R2 Enterprise Edition)のライセンスが必要です。


■今後の計画■
ISIDでは、今後もBusinessSPECTREによるSAP連携ソリューションを拡充してまいります。SPECTREテンプレートのデータ構造をベースにした各種BIツール向けテンプレートの充実や、ISIDによるSAPクラウドサービス“BusienssACXEL”へのSPECTREテンプレートの取り込みなど、様々な分野でお客様へ最大限の価値をご提供いたします。


<製品発表セミナーのご案内>
「SPECTRE SD/MMテンプレート」の製品発表セミナーを下記のとおり開催いたします。
2010年11月17日(水) 15:00~ 会場:ISID本社 2010年11月18日(木) 15:00~ 会場:ISID大阪オフィス
詳細はISID Webサイトをご参照ください。 (リンク »)
※1.SD/MM:Sales and Distribution(販売管理)/Material Management(在庫購買管理)
※2.FI/CO:Financial Accounting(財務会計)/Controlling(管理会計)
※3.キューブ:データの多次元構造モデル


BusinessSPECTREについて
ISIDが開発・提供するSAPデータ連携フレームワーク。SAP ERPに格納された大量の業務データを素早く抽出し、Microsoft SQL Serverへと転送できる。経営分析や予算管理など、SAPデータを様々な用途で活用するためのソリューションとして高い評価を得ている。
(リンク »)


関連リリース
2010年5月28日付プレスリリース/ISID、SAPユーザー向け会計BIテンプレートの提供を開始
(リンク »)


<電通国際情報サービス(ISID) 会社概要>
社名:株式会社電通国際情報サービス(略称:ISID)
代表者:代表取締役社長 釜井 節生
本社:東京都港区港南2-17-1
URL: (リンク »)
設立:1975年
資本金:81億8,050万円
連結従業員:2,320人(2010年3月31日現在)
連結売上額:611億5,500万円(2010年3月期) 
事業内容:1975年の設立当初から顧客企業のビジネスパートナーとして、コンサルティングからシステムの企画・設計・開発・運用・メンテナンスまで一貫したトータルソリューションを提供してきました。IT Solution Innovatorをビジョンとし、金融機関向けソリューション、製品開発ソリューションをはじめ、グループ経営/連結会計、HRM(人事・給与・就業)、ERP、マーケティング、クラウドサービスなど、幅広い分野で積極的な事業展開を図っております。


【製品・サービスに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス ビジネスソリューション事業部 ビジネスソリューション営業2部
TEL:03-6713-7102
E-Mail:erp-info@isid.co.jp


【本リリースに関するお問い合わせ先】
株式会社電通国際情報サービス コーポレートコミュニケーション室 広報担当 李
TEL:03-6713-6100
E-Mail:g-pr@isid.co.jp
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