最新リリースの注目すべきポイントとして、Ubuntu Software Centerから無償ダウンロードまたは購入できる幅広いアプリケーションおよび統合されたUbuntu Oneサービスなどがあります。最新リリースのUbuntu Oneサービスによって、ユーザーは自分のUbuntu OneからAndroidおよびiPhoneへ音楽をストリーミングできると共に、Windowsコンピュータとの間でファイルを簡単に共有することが可能になります。
Ubuntu 11.10 - 2011年10月13日より無償パブリック ダウンロード開始
CanonicalのCEO(最高経営責任者)、ジェイン・シルバー(Jane Silber)は次のように述べています。
「使いやすさ、スタイリッシュさ、また安全なネットサーフィン、ドキュメントの共有、オフィスでの生産性向上、音楽やファイル・写真などのパーソナル クラウド環境 ―これらのすべてがUbuntuの中心となる環境です。これこそ、システム管理者や開発者、高いスキルを持ったユーザーだけでなく、パソコンをよりシンプルかつ安全に活用したいと考えている一般のホームユーザー層の間でも利用者が右肩上がりに増加し、Ubuntuの普及が世界的な現象となっている理由です。」
統合されたUbuntu Software Centerを通して、ユーザーはオープンソースおよびソフトウェア ベンダーが公開している数千のツール、ゲーム、アプリケーション、アクセサリを利用することができます。Ubuntu 11.10のリリースに伴いSoftware Centerも大幅に更新され、ユーザーによる評価と人気に基づいてソフトウェアをこれまで以上に簡単に選択できるようになったと共に、ユーザー自身がレビューすることが可能になりました。 最近では、The World of GooやOil RushなどがSoftware Centerに公開されています。
Ubuntuのパーソナル クラウド サービスである「Ubuntu One」を通じ、ユーザーはPC、Android、iOSなど様々なデバイスからSoftware Centerへデータをアップロードできます。最新リリースでは、ユーザーはUbuntu Oneによって音楽コレクション全体を個々のデバイスへストリーミングできると共に、すべてのUbuntu One利用者に無償提供される5GBのストレージを利用して、AndroidおよびWindowsマシンとのオンラインでファイル、ドキュメント、写真を共有することが可能になりました。
Ubuntuの中心となる検索駆動型のインターフェイス「Dash」も強化され、ユーザーはミュージックレンズを通じて自分個人のオンライン音楽コレクションへ簡単にアクセスできると共に、Ubuntu One Music Storeで検索することも可能になります。これによって、ユーザー個人のコレクションやオンライン ストア、サービスなど、あらゆる場所の音楽データへ簡単にアクセスできます。またユーザーが探している音楽データを簡単に見つけられるようにするため、UbuntuはLast.fm、Amazon MP3ストア、またパブリック ドメインやオープン ライセンスに公開されている膨大な量の無料コンテンツへのアクセスを提供します。
Ubuntu 11.10には、完全なバックアップ機能が標準で実装されています。このバックアップ機能「Deja Dup」は、ローカルまたはUbuntu Oneクラウドへのデータのバックアップを実行します。バックアップおよびバックアップからの復元はユーザーがスケジュールを設定できるので、「タイムマシン」機能を手にできます。これらのすべては無償提供されます。
Ubuntu 11.10ではGNOME 3のサポートも完全にアップデートされているので、高評価を得ているこのアプリケーションセットについて、最新の安定したバージョンを利用することができます。またUbuntuは、デフォルトの電子メール アプリケーションとして、プラットフォーム横断型のMozilla Thunderbirdを提供します。従来のEvolutionはオプションとしてダウンロードし、引き続き利用することができます。
ユーザーは、UbuntuのWebサイトで最新リリースUbuntu 11.10のWebベースのデモ環境を体験できます。この環境を通じてUbuntuの見た目とインタラクティブな操作性の概要を知ることができるだけでなく、友人や同僚にUbuntu環境を紹介することもできます。
提供時期について
Ubuntu 11.10は、10月13日より www.ubuntu.com (リンク ») からダウンロードできます。
Ubuntu Oneは、本日よりone.ubuntu.comおよびUbuntuランチャーで利用できます。
Ubuntu Software Centerは、Ubuntuランチャーで利用できます。
Canonicalについて
世界中のUbuntuパートナーとユーザーにエンジニアリング、オンラインおよびプロフェッショナル サービスを提供しているCanonicalは、Ubuntuプロジェクトを背後から支える企業として、幅広く採用され急成長しているオープンソース オペレーティング システムUbuntuの開発と支援に確固とした態勢で臨んでいます。Canonicalは、すべての企業・組織および個人のサーバー、デスクトップ、ラップトップおよびネットブックでUbuntuを利用できる環境づくりを目指しています。
また、Ubuntuの認定においてハードウェア ベンダー各社とパートナー関係を結んでいるとともに、企業には移行、展開、サポートおよびトレーニングの各サービスを、エンドユーザーには各種オンライン サービスを提供しています。他にもCanonicalは、企業・組織と個人がオープンソース コミュニティのイノベーション(革新)へ完全に参加できるようにするための、コラボレーティブなオープンソース開発ツールを構築、管理しています。 詳細はWebサイト www.canonical.com/ (リンク ») をご覧ください。
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