MLAの調査によると、日本人女性の鉄分不足、および鉄の不足がもたらす健康被害が明らかになっているにもかかわらず、牛肉に鉄が多く含まれていることは消費者にはまだあまり知られていません。調査では、65%の女性が鉄不足が貧血や疲れなどの原因であると認識していることが明らかになりましたが、70%の女性は牛肉の赤身には鉄が多く含まれていることを知りませんでした。一方で、96%の女性は牛肉の赤身に鉄が豊富に含まれていることを知っていれば、もっとたくさん牛肉を購入するだろうと答えています。
そこでMLAでは、鉄を多く含む牛肉の栄養効果をより多くの人々に知ってもらうため、著名な栄養学専門家や業界関係者と協力し、「鉄美人」プログラムの立ち上げ、訴求活動を行っています。今回の視察は、小売、外食、そしてオンラインやソーシャルメディアを活用したマーケティング活動とつながる、統合的なプログラムの一環です。ツアー中、参加者はシドニーをはじめオーストラリア各地を巡り、地元スーパーやレストラン、食肉加工場の視察、農場訪問、オージー・ビーフのテイスティングなどを行います。さらに、MLA本社のマネージャーや、安心で安全なオージー・ビーフを世界各国に供給する現地の輸出業者たちとも意見交換の機会を設けています。
第1回視察ツアーにはダイエー、東日本フード、ニチレイフーズ、プリマハム、ユニー、スターゼン、イトーヨーカ堂の食品・食肉部門で活躍する女性たちが参加しました。第2回には、イオン、CGC、伊藤ハム、キンレイ、日本マクドナルド、日本ハム、プリマハム、サイゼリア、セブン&アイフードシステムズ、米久を代表する女性担当者たちが参加しています。これらの企業によるオージー・ビーフの使用量は、市場全体でもかなりの量を占めています。
第1回視察後、「鉄美人」プログラムのリーダーに選ばれたユニーの小池くるみさんは次のように述べています。「ツアーを通じて同じ業界で働く女性の皆さんと交流し、友好の絆を築くことができました。オーストラリアでは驚きの連続でした。今後は現地で学んだ貴重な体験と知識を、日本のお客様やビジネスパートナーに伝えていきたいと思います」。
MLA駐日代表メラニー・ブロックは次のように述べています。「これまで日本の食肉業界においては、原料調達からマーケティングまで、男性が主となって展開されてきました。しかし、家族の食生活について最終的な意思決定を行うのは女性です。最近では多くの日本企業が、購買や商品開発分野に女性を採用しており、女性パワーの重要さが広く認識されつつあります。MLAでは、女性が牛肉の栄養価を学べる機会や、同じ業界で働く女性とネットワークを構築できる場を生み出してゆくと同時に、オージー・ビーフという、おいしく、栄養価が高く、健康的なソリューションを引き続き提供してゆく所存です。牛肉に多く含まれる鉄分をより多くの人に知ってもらうために立ち上げた『「鉄美人」プログラム』ですが、初回および今回のツアーに参加された、熾烈な食肉業界でエネルギッシュに活躍する女性たちこそがまさに『「鉄美人」』といえます」。
「鉄美人」プログラムでは、今回の視察ツアーで学んだ知識を共有するために定期的にミーティングを開催したり、新たなレシピの開発や配布、ウェブサイトやマニュアル等、資料の作成などを行っています。詳しくはウェブサイト (リンク ») をご覧ください。
MLA豪州食肉家畜生産者事業団について
MLA豪州食肉家畜生産者事業団は食肉業界およびオーストラリア政府とともに、肉牛、羊、山羊といった食肉生産業界の収益性の向上、持続可能な業界の維持に努めるオーストラリアの食肉生産者組織です。47,000を超える食肉生産者会員および業界に向けて、マーケティング、研究開発サービスを提供する唯一の組織であり、消費者や消費者団体のニーズにこたえるサポートを行っています。またMLAではステークホルダー、業界、消費者および消費者団体へ向けて機会を創出することにより、オーストラリアの食肉業界が世界をリードする機能を果たせるよう、活動を続けています。詳しくは下記ウェブサイトをご覧ください。
(リンク ») (日本語-業界向け)
(リンク ») (日本語-消費者向け)
(リンク ») (英語)
「いっしょにがんばろう、日本」ロゴのダウンロードはこちら→
(リンク »)
概要:MLA豪州食肉家畜生産者事業団
www.aussiebeef.jp, www.aussielamb.jp
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。