箕面市では、平成4年から市立小・中学校に専任の学校図書館司書の配置を始め、平成10年には全小・中学校への配置を完了し、全国に先駆けて子どもたちの読書活動を推進してきました。
箕面市では、平成22年の「国民読書年」を契機に、読書活動のさらなる推進をはかり、子どもたちの読書意欲を高めることを目的として昨年新たに「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」を創設しました。
この賞は、「子どもたちから支持されている本を、子どもたち自身が選ぶ」という全国でも珍しい取り組みです。
2 子どもたちの運営による授賞式
「箕面・世界子どもの本アカデミー賞」の授賞式は、司会進行からオスカー像の贈呈まで、全て箕面市内の小・中学校の児童・生徒たちが自ら運営します。
授賞式では、受賞された作家のかたへ、作品を読んだ感想と受賞のお祝いを書いた手紙を手渡します。また、会場にいる子どもたちと、ビデオレターで出演してくれた受賞作家が質問のやりとりをして、その場で実際にインタビューをしているように見せるという、面白い取り組みが行われます。
授賞式の目玉であるオスカー像は、市内の中学生がデザイン・制作しています。
3 今年の授賞式の概要
○日時 11月13日(日)午後2時~
○場所 箕面市立メイプルホール 大ホール(入場無料)
○授賞式に参加する作家など
絵本賞 「100かいだてのいえ」作者 いわいとしおさん
作品賞 「恐竜の谷の大冒険」翻訳者 食野雅子さん
・いわいとしおさんには、「これまでになかった絵本をつくる~『100かいだてのいえ』のひみつ」と題して講 演をしていただきます。
・「恐竜の谷の大冒険」の作者であるメアリー・ポープ・オズボーンさんは、ビデオレターを作成し、その中で 作品賞受賞の喜びの言葉や子どもたちへのメッセージなどを話してくださいました。そのビデオレターは 授賞式で上映します。
4 各部門の受賞作品
子どもたちが夏休みを利用して読んだノミネート本を対象に、9月に各小・中学校で投票を行った結果、下 記3部門の受賞作品が決定しました。
絵本賞 100かいだてのいえ いわいとしお(偕成社)2,219票/6,815票中 小学1~6年生による投票
作品賞 恐竜の谷の大冒険(マジック・ツリーハウス)メアリー・ポープ・オズボーン 食野雅子訳 869票/4,284票中 小学3~6年生による投票
ヤングアダルト作品賞 フリーター、家を買う。 有川浩(幻冬舎) 727票/2,769票中 中学1~3年生による投票
お問い合わせ先
箕面市教育委員会事務局
教育推進部 学校教育課
電話:072-724-6761(直通)
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。