「WisePoint Shibboleth」の導入により、これまでシステムごとに別々のID・パスワードのセットを使ってログインしていた認証を、学内の認証基盤に一元化して、学内システムへも学外システム(クラウドサービスなど)へも一度の認証でログインできるようになります。さらに、ワンタイムパスワードを利用できるので、認証強度が格段に向上します。また、国立情報学研究所が、全国の大学と協力して構築を進める学術認証フェデレーション(学認)(*1)に参加することができ、大学間認証連携による学術情報システムやSP等へのアクセスをシングルサインオンで利用する事ができるようになります。
【WisePoint Shibbolethの特長・利点】
ワンタイムパスワード認証機能・・・・・マトリックスコード認証、イメージングマトリクス認証(特許取得済)、Jパスワード認証に対応。
SAML2.0対応・・・・・学外サービス(電子ジャーナルやGoogleApps等)へのシングルサインオンが可能。
SP(ServiceProvider)機能・・・・・SAML2.0に対応していない環境も考慮し、従来から運用している学内アプリケーションへもシングルサインオン。リバースプロキシ機能。アクセスコントロール機能。
Idp(ID Provider)機能・・・・・様々なサービスの認証を一元管理。LDAP連携。利用者は、どこに居ても、どのサービスを利用しても覚えるID/パスワードは1つだけ。
uApprove対応(個人情報の保護に対応)
※WisePoint Shibbolethは、大学のみならず、企業においても安全性と利便性を両立した統合認証基盤システムとしてご利用いただけます。
【動作環境】
プラットフォーム ・・・・ RedHat Enterprise Liux5
クライアントOS ・・・・ Windows、MacOS、iOS、Android
ブラウザ・・・IE6以上、Safari2.x以上、FireFox3.x以上、GoogleChrome2.x以上
【価格】
WisePoint Shibboleth IdP ・・・ 2,000円/1ユーザ(1,000ユーザ以上でボリュームディスカウント)
WisePoint Shiboleth SP ・・・ オープンプライス
※ 大学様向けにアカデミック価格の適用あり
ファルコンSCは、認証システム「WisePoint」を学内システムの認証セキュリティ強化のために既に導入していた九州大学と、2011年2月よりWisePointの「シボレス認証」(*2)への対応を、共同開発で進めてまいりました。九州大学ではそれまでLDAPとシボレス、WisePointと複数の認証サーバを運用しており、管理に相当な手間がかかっていましたが、「WisePoint Shibboleth」の開発によって、管理の手間を簡素化し、「セキュリティ重視のシステム」とそれ以外のシステムを切り分けて、認証、シングルサインオンを実現する環境の構築に成功しました。
ファルコンSCは九州大学との共同実証実験を重ね、製品の完成度を高めてまいりました。この経験を活かし、大学をはじめとする文教関連のお客様向けに統合認証の基盤製品として、積極的に提案してまいります。また、学術認証フェデレーション(学認)とも連携し、規模を問わず、全国の大学のサービス向上へ貢献していく所存です。
尚、本製品は、2012年3月5日に開催される「学認シンポジウム2012」にてデモ展示いたします。
■学認シンポジウム2012開催のご案内
学術認証フェデレーション(学認)( (リンク ») )における平成23年度の活動を総括する、シンポジウムが開催されます。午前の部では、大学の基盤センターでIdPを立ち上げ運用される方を対象とした内容に、午後の部では、より広い視点から学認の今後の展望に迫ります。
ファルコンSCが加盟する情報サービス連携コンソーシアム( (リンク ») )も協力イベントとして会場内の展示ブースにて学認・シボレス対応のサービス(SP)、学内認証システム、ソリューション等を発表します。
日時 :平成24年3月5日(月)10:00-18:00(開場9:30)
会場 :ベルサール飯田橋ファースト(東京都文京区後楽2-6-1住友不動産飯田橋ファーストタワーB1)
詳細・事前登録サイト : (リンク »)
締切 :平成24年3月2日(金)17:00
このプレスリリースの付帯情報
用語解説
■学術認証フェデレーション(*1)
学術認証フェデレーションとは、学術e-リソースを利用する大学,学術e-リソースを提供する機関・出版社等から構成された連合体のことです。各機関はフェデレーションが定めた規程(ポリシー)を信頼しあうことで,相互に認証連携を実現することが可能となります。 認証連携を実現することができれば,学内でのシングルサインオン(一つのID・パスワードであらゆるシステムが利用可能であること)を実現することが可能になるとともに,他大学や商用のサービスにおいても,1つのパスワードを利用し,かつID・パスワードの再入力を行わずに利用できる環境を実現することができます。例えば,他大学の無線LANをいつも大学で使用しているIDとパスワードで利用することができ,かつ自大学が契約している電子ジャーナルへシームレスにアクセスすることも可能となります。 (リンク »)
■Shibboleth認証(*2)
国立情報学研究所(NII)が導入を推進する全国の大学や研究機関の共通認証基盤。NIIと全国の大学などが連携して「学術認証フェデレーション(学認)」を構成し、大学などの各機関は、学認に加盟することで、相互に認証連携が可能になる。さらに、情報セキュリティ基準の遵守による個人情報保護の負担軽減や、集中管理による運用管理業務やユーザサポート業務の軽減も実現。ユーザは、加盟機関が提供する各種サービスを、相互にシングルサインオンで利用可能になる。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。