2011年サムスン電子は、世界的なIT景気低迷下においても前年度より10兆ウォンも増加となる売上165兆ウォンを記録して、史上最高実績を更新しました。この業績に大きく寄与したのは、通信と半導体、そしてテレビの3大部門です。
財務実績が好調な中でも、業界状況変化による既存事業構造に対する危機意識と持続成長に対する圧力から、同社は未来成長力の摸索を止めることなく2020年までにバイオ製薬、医療機器、2次電池、LED、太陽光の5大部門への大規模投資を断行すると同時に、2011年7月からは合併、新設、分離など組織改編に着手し始めています。2012年のサムスン電子の組織改編・人事の中心は、完成品・部品事業組織の分離、ソフトウエア力強化、そして未来新事業に向けた準備と大きく3つのキーワードで整理することができます。
2006年から定期刊行している本報告書は、サムスン電子の主要部門財務実績と組織、投資、マーケティングおよび未来戦略事業を詳しく分析し、サムスン電子と直接的な競争関係にある電機メーカーを購読対象に、企画・作成いたしました。特に、モバイル、LCD/LED、テレビ、家電、半導体、その他の電子製品事業等でグローバル市場において競争関係にある事業者にとって、参考資料としてお役立ていただけます。
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【目次】
エグゼクティブサマリー
1 財務分析
1-1 半導体:ディスプレイ市場停滞にも関わらず通信分野に後押しされた過去最高実績
1-2 部品と製品のポートフォリオ競争力
1-3 自己資本利益率(ROE)
2 組織分析
2-1 事業組織間シナジー強化と市場変化対応のための組織再編断行
2-2 ソフトウエアセンター新設とグローバル向けコンテンツ開発に拍車
2-3 未来新事業組織強化
2-4 コントロールタワー
3 事業領域別実績分析
3-1 デジタルメディア&アプライアンス部門
3-2 通信部門
3-3 半導体部門
3-4 ディスプレイパネル部門
4 主要事業部のグローバル第1位戦略
4-1 映像ディスプレイ
4-2 生活家電
4-3 通信
4-4 半導体
4-5 ディスプレイパネル
5 マーケティング、ブランド戦略
5-1 マーケティング投資拡大
5-2 スポーツマーケティングでブランド価値向上
5-3 景気低迷の中、質的成長を狙ったプレミアムブランド戦略
5-4 顧客との接点を拡大する現地マーケティング戦略
5-5 エマージング市場にはプレミアム+現地オーダーメード型の2つの戦略
6 R&D活動分析
6-1 2011年の投資比重は売上比6%で2010年度と近い水準
6-2 訴訟防御のための特許戦略、今後はソフトウエア力強化へ
7 次期主力事業戦略
7-1 危機意識―10年以内にサムスンの代表事業と製品の転換
7-2 2020年まで大規模投資
7-3 現況―5大次期主力事業中、3つの部門で顕著な成果
8 示唆点
【図表目次】
図目次
[図1-1]サムスン電子年間売上額と営業利益率推移(2002年~2011年)
[図1-2]サムスン電子四半期別売上額と営業利益率推移(2009年~2011年)
[図1-3]2011年サムスン電子の各事業部門売上構成比
[図1-4]2011年サムスン電子の各事業領域別営業利益比率
[図1-5]サムスン電子事業領域別営業利益率推移(2009年~2011年)
[図1-6]サムスン電子事業自己資本利益率推移(2002年~2011年)
[図2-1]サムスン電子の新組織図(2010年~2012年)
[図2-2]サムスン電子ソフトウエア開発組織
[図3-1]サムスン電子事業部門と主要製品(2012年)
[図3-2]サムスン電子デジタルメディア&アプライアンス部門の四半期別売上額と営業利益率推移(2009年~2011年)
[図3-3]サムスン電子通信部門の四半期別売上額と営業利益率推移(2009年~2011年)
[図3-4]サムスン電子半導体部門の四半期別売上額と営業利益率推移(2009年~2011年)
[図3-5]サムスン電子ディスプレイパネル部門の四半期別売上額と営業利益率推移(2009年~2011年)
[図4-1] 2012年サムスン電子のスマートテレビES8000のスマート機能
[図4-2]サムスン電子のスマート家電ソリューション「Smart HomeNet」―冷蔵庫を介した遠隔ショッピング試演
[図4-3] CES 2012で公開し製品革新賞を受賞した55インチ スーパーOLEDテレビ
[図5-1]サムスン電子の広告とマーケティング関連費用支出(2006年~2010年)
[図5-2]サムスン電子の2012年スポーツマーケティングキャンペーン―ロンドンオリンピック公式スポンサー
[図5-3]サムスン電子のスーパーボール広告
[図5-4]オーストリア・ウィーン最大のショッピングモールSCS内のアップル売場のそばで開かれた体験マーケティングイベント
[図6-1]サムスン電子R&D投資費用推移(2007年~2011年)
表目次
[表4-1] 2011年サムスン電子戦略スマートフォン比較
[表4-2] 2012年サムスン電子特化型・普及型スマートフォン比較
[表4-3]サムスン電子8大コンテンツサービス
[表7-1]サムスングループの5大未来事業部門推進計画および現況
【レポートの概要】
発行:株式会社ROA Holdings
発刊:2012年4月
判型:ワードA4 カラーコピー印刷 ページ数 56頁
調査・製作 : 株式会社 ROA Holdings
価格:(税込・送料込)
- 99,750 円(印刷版)
- 99,750 円(PDF(CD-ROM))
- 102,900 円(印刷版+PDF(CD-ROM))
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■会社概要
社名 : 株式会社ROA Holdings
所在地 : 東京都新宿区新宿1-10-5 岡田ビル4F
TEL: 03-3356-0874 FAX: 03-3356-0875
URL : (リンク »)
Email : research@roaholdings.com
その他支店 : ソウル支社
代表者 : 代表取締役社長 李 承 勲 (Steve Lee)
事業内容 : 受託調査、調査レポート発行、年間サービス
専門研究分野 : アジアを中心とした通信産業及びデジタルコンバージェンス産業
■本プレスリリースについてのお問い合わせ
株式会社ROA Holdings レポート・マーケティングチーム 担当:木村
TEL: 03-3356-0874 Email: report@roaholdings.com
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