■ RaQuest バージョン4.0の概要
要求管理(要件管理)の作業では、詳細レベルで定義した「仕様」だけではなく、詳細レベルより抽象度の高い「要件」や利害関係者(ステークホルダー)の「要望」をすべて要求として扱い、それぞれに分類・関係付けを行い管理することが重要です。
この分類は、会社・組織ごとにさまざまな定義・言葉(要求・要望・要件・仕様やニーズ・システム要件・ソフトウェア要求など)が利用されています。BABOK(R)では、「ビジネス要求」「ステークホルダー要求」「ソリューション要求」「移行要求」という言葉で、分類しています。
今回のバージョン4.0 では、このような分類を明確に区別して管理を行うための「要求カテゴリ」機能の追加を行いました。この機能を利用することで、分類に視覚的な区別だけではなく、分類ごとにIDの採番など、管理を容易にすることができます。
また、要求間の関係(トレーサビリティ)を見るマトリックス図には、追加した「要求カテゴリ」やその他の属性で簡単に絞り込んで、過不足(漏れ抜け)を確認できるように「マトリックスのフィルタ機能の強化」を行いました。
その他、国内外の利用者から寄せられた数多くのご要望を中心に、数多くの細かい使い勝手の改善や不具合の修正を行っています。新バージョンの詳細は、以下のページからご覧ください。
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このバージョン4.0は、2012年5月9日から11日まで、東京ビッグサイトにて開催される「ソフトウェア開発環境展」(SODEC)での弊社ブースで展示いたします。
■ RaQuestの概要
要求管理ツール『RaQuest』はソフトウェア開発において増加・複雑化している要求を、より確実に管理するために設計された要求管理ツールです。要求の一元管理やトレーサビリティ(追跡可能性)管理を行い、要求の変更による影響範囲の把握や抜け漏れの把握を行うことで、ソフトウェア開発のコスト削減や品質向上を行うことをサポートします。
本製品の主な特長および機能は以下のとおりです。
○複雑な要求を確実に・効率的に管理
・ 要求と要求属性を一元管理・更新履歴を管理
・ 一覧表示・ツリー表示などさまざまな形式で表示
○トレーサビリティの管理
・ 要求から設計項目のトレーサビリティの管理
・ インパクト分析・カバレッジ分析に役立つ表示(関連図表示・マトリックス表示)
○外部ツールとの連携による要求開発・管理のサポート
・ UMLモデリングツールEnterprise Architectと連携し、業務フローや設計情報と要求とのトレーサビリティを確保
本製品の国内外における累計販売数は3,000ライセンスを超えており、少人数での企業内開発から大企業における開発まで幅広く利用されています。
本製品は『パッケージ版』と直販の『ダウンロード版』があります。パッケージ版はオープン価格です。RaQuestのダウンロード版の直販価格は、1ライセンスあたり19,950円(ノードロック版・別途Enterprise Architectが必要)です。
本製品はWindows 2000・Windows XP・Windows Vista・Windows 7に対応しています。64ビット版OS(x64)でも動作します。
なお、無償の機能評価版も用意しています。興味のある方は評価版をご利用ください。
製品の概要などを紹介するWebサイトは以下のURLとなります。
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広報担当 河野(コウノ)
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