新日鉄ハット形鋼矢板 + H形鋼工法が港湾工事に初採用 ~グアム島内の港湾埠頭改修工事にて順調に施工中~

新日本製鉄株式会社

From: Digital PR Platform

2012-06-21 16:42


新日本製鉄株式会社(社長:宗岡正二 以下、「当社」)は、米国HEALY TIBBITTS BUILDERS,INC./WATTS CONSTRUCTORS/大林組JV から受注し、米国グアム島内の海軍軍港の港湾埠頭改修工事(Guam Apra Wharf Improvement Project)向けに、ハット形鋼矢板ならびにH形鋼約8千トンを納入いたしました。本工事では、ハット形鋼矢板とH形鋼を組み合わせた高耐力構造である、「新日鉄ハット形鋼矢板 + H形鋼工法」が採用されました。本工法が港湾工事で採用されたのは初めてであり、現在、上記JV により順調に施工が進められています。

本工事は、米国グアム島内の埠頭リニューアル(既設岸壁の改修等)を目的に実施されるものです。当社は、欧州の設計規格に基づく当初の構造案に対して、岸壁構造の主要部材として、新日鉄ハット形鋼矢板 + H形鋼工法を提案し、採用されるに至りました。
採用に至った背景として、下記が挙げられます。
(1)本構造は、ハット形鋼矢板の背面にH形鋼を溶接することで高耐力を実現した構造であり、サイズメニューが豊富なH形鋼と組合せることで部材コストを最適化できること。
(2)同一形状の部材のみで岸壁の延長方向に壁体を構築できるので、周辺地盤を乱すことなく安定化を図ることができること。
(3)ハット形鋼矢板とH形鋼を溶接するのみの部材なので、施工現場近くのヤードで簡単に一体化でき、コスト・工期を最適化できること。
(4)部材の先端が閉塞していないY 字状であるため、筒型形状をしている従来の大断面鋼矢板に比べ打設時の抵抗が少なくなります。そのため、迅速な施工を実現でき、ウォータージェット等の補助工法も不要ですので、土壌・水質汚濁の懸念がないこと。

本工法が米国の建設工事に採用されたのは今回、初めてであり、フィリピン共和国円借款案件パシグ・マルキナ川河川改修事業での採用に次ぐ、大型受注になります。当社は、今回の米国での納入実績をはじめ、これまでの技術提案、納入実績を活かし、今後とも新興国のみならず、米国等の海外建設市場においても幅広く提案活動を行い、各国の社会資本整備に貢献して参ります。


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総務部広報センター TEL:03-6867-2146
建材開発技術部海外建材技術グループ TEL:03-6867-6355
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