飯舘村の中学生、本日オーストラリアへ出発―豪NGOのメイトロック、MLA、豪日交流基金が招待

MLA豪州食肉家畜生産者事業団

From: JCN Newswire

2012-08-02 13:00

Tokyo, Aug 2, 2012 - ( JCN Newswire ) - オーストラリアの被災者支援組織であるメイトロック(Mate Rock)は、福島県飯舘村の中学生グループを西オーストラリアのパースへ8月2日に招待し、約10日間にわたって現地の人々と交流を深めてもらうプログラムを実施します。

本プログラムの参加者である中学生16名と引率者5名は、西オーストラリア州政府テリー・レッドマン首相主催の歓迎レセプションに参加した後、パースから南へ約400キロ離れたアルバニーという地域の家庭で数日間のホームステイを経験し、地元中学校(Great Southern Grammar School)の生徒たちと交流を深めます。

また、昨春より東日本大震災・被災地支援活動「いっしょにがんばろう日本(Together with Japan)」を行っているMLA豪州食肉家畜生産者事業団の協力の下、和牛「飯館牛」の産地として知られている飯館村の中学生達は、オーストラリアの肉牛飼育業がどのように営まれているかを見学するために、現地の牧場も訪問します。

飯舘村教育長の廣瀬要人(ひろせかなめ)氏は次のようにコメントしています。「今回の交流プログラムに参加する生徒達は、オーストラリアの文化を学び、現地で英語を勉強できることを今から心待ちにしています」。また、飯舘村議会議長の佐藤長平(さとうちょうへい)氏は次のように述べています。「被災地の生徒達にとって、海外で見聞を広めることほど価値ある経験はありません。日々のつらい思いも吹き飛んでしまうような楽しい思い出をたくさん作ってきてほしいと思います。今回こうした機会を作っていただいたオーストラリアの友人の方々には心から感謝を申し上げます」。

メイトロック設立者のエイドリアン・ベルは、「今回のように被災地の生徒達を支援するプログラムが実現できることを大変嬉しく思っています。こうした草の根交流が将来の日本とオーストラリアの大きなかけ橋となっていくことを願っています」、と述べています。

豪日交流基金のマレー・マクレーン理事長は次のようにコメントしています。「今回の交流プログラムを通じて東北と西オーストラリアの子供たちが友情を深め、将来のオーストラリアと日本との間の架け橋になってくれると信じています」。

今回の学生交流プログラムについてはメイトロックに加え、MLA、豪日交流基金が支援を提供しています。また、グレート・サザン・グラマー・スクールや地元のホームステイ先にも温かいご協力とご支援をいただきます。なお、旅行の様子は次のブログからフォローできます。 (リンク »)

飯舘村について

飯舘村は豊かな自然に恵まれた美しい村で、2010年9月より「日本で最も美しい村」連合に加盟している( www.utsukushii-mura.jp/ (リンク ») )。農業と肉牛生産業が盛んで、阿武隈山系の北部に位置する丘陵地帯の広大な土地を使い「飯舘牛」の生産に力を入れている。しかし、飯舘村は福島第一原子力発電所から北西約39キロ圏に位置しており、2011年4月に「計画的避難区域」に指定された。村民の大半は福島県内の他地域に避難し、現在も仮設住宅で生活している。

メイトロックについて

在日オーストラリア人のエイドリアン・ベルが震災を受けて立ち上げた支援組織。長野県白馬でチャリティー・コンサートを開催、集まった資金を被災地の子供たちの教育支援活動に充てており、今回は総計25万米ドルを寄付した。

MLA豪州食肉家畜生産者事業団について

オーストラリアの牛、羊、やぎを含む食肉家畜生産者を代表する団体。日本では外食産業や小売店での販売促進、展示会やセミナー等のマーケティング、広報、調査活動等を手掛けている。47,500戸を超える生産者が加盟している。 (リンク »)

「いっしょにがんばろう日本」について

被災地支援を継続的に行っているプログラムで、駐日オーストラリア大使館らと協力して行った被災地への食糧支援や炊き出し、シドニーで行われた慈善バーベキューで集められた寄付金による被災地学生のための奨学金設立などの活動を行っている。

豪日交流基金について

豪日交流基金は1976年に設立された、オーストラリア政府の日豪両国の交流を促進する中心機関で、教育、文化、ビジネス分野などを含む幅広い豪日関係を強化する活動を展開しています。豪日交流基金は、飯館村への震災支援として、避難児童のために飯舘村草野・飯樋(クサノ・イイトイ)幼稚園に本年4月に遊具を寄贈した他、クイーンズランド州立アイアン・サイド高校の協力を得て、村民の為の移動図書館を導入予定です。 (リンク »)

グレート・サザン・グラマースクールについて

グレート・サザン・グラマースクールでは、第2外国語としての日本語学習および文化交流も学習科目に含まれています。日本語は中学1年生からの必修科目であり、9年生以降も選択科目として継続履修することができます。また交換留学プログラムや、姉妹都市である宮崎県日南市との文化・経済交流を図るプログラムへの参加を通じて日本との交流を深めています。2年に一度、日南市からの生徒の受入れを行っていますが、グレート・サザン・グラマースクールの上級生の中には、その交流がきっかけとなって日本へ渡り日本語の勉強を本格的に行う生徒もいます。

本件に関するお問い合わせ
MLA豪州食肉家畜生産者事業団
駐日代表 メラニー・ブロック
080-5671-7425(日本語可)

概要:MLA豪州食肉家畜生産者事業団

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