アカマイ、Webパフォーマンス最適化をさらに進化

アカマイ・テクノロジーズ合同会社

From: valuepress

2012-10-10 17:00

Aqua Ion、統合型インテリジェントWeb最適化ソリューションを提供し、
Webエクスペリエンスの進化に伴う様々なパフォーマンス課題に対応


アカマイ・テクノロジーズ合同会社(東京都港区、職務執行者社長:徳永信二、以下「アカマイ」)は本日、Webパフォーマンスのさらなる加速化を実現する統合型インテリジェントWeb最適化ソリューション、「Aqua Ion」を発表しました。本ソリューションは、アカマイのダイナミックウェブアクセラレーションの技術を土台に開発され、レイヤーへのまったく新しいアプローチを採用すると共に、フロントエンド・オプティマイゼーション(FEO)、サードパーティおよびモバイルに特化した拡張機能を含む包括的な最適化機能セットを適用することで、企業がさまざまな使用例やシチュエーションに応じてWebサイトをインテリジェントに最適化できるようにします。企業は、Aqua Ionを活用することで、新しいWebエクスペリエンスに適応する「シチュエーションに応じたパフォーマンス最適化」を顧客に提供することが可能です。日本国内では、本ソリューションの提供を、年内開始予定です。

加速的に増大し、多様化するデバイス、ブラウザ、ネットワークを介して、顧客やユーザへリーチしたい企業にとって、「最適なユーザエクスペリエンスの実現」に向けて解決すべき課題は、ますます複雑化しています。ITおよび開発組織はもはや、ユーザが一貫して同様の環境からアクセスすることを期待できませんし、限定されたツールや技術、アプローチを活用し、当該組織のパフォーマンス最適化戦略を実行・推進するべきではありません。パフォーマンス最適化機能は、互いにインテリジェントに連携することで、寄せ集めのポイントソリューションの適用により発生する機能全体へ障害リスクの最少化が可能になるよう設計されるべきです。

Akamai Intelligent Platform(TM)上に構築・展開されるAqua Ionは、Webサイトがより複雑で豊かなWebエクスペリエンスへと進化する中、企業がWebパフォーマンスの課題に取り組むことができるよう支援します。かつて、すべてのユーザに等しく配信できたWebサイトは、ユーザ特有の特徴を備え、高度にパーソナライズ化されたWebエクスペリエンスへと進化を遂げてきました。Aqua Ionは、優れたスケール、セキュリティ、信頼性を実現し、トラフック加速化、接続性、ルート最適化を可能にするAkamai Intelligent Platformとシームレスに連動する業界最高品位のダイナミックサイト向け加速化ソリューションです。本ソリューションは、顧客が特定のシチュエーションでのパフォーマンス要件に対応できる新しいネットワークおよびデバイスインテリジェンス機能を提供します。これらのインテリジェントなパフォーマンス最適化機能は、ユーザのブラウザ、デバイス、ネットワーク、アクセスしたコンテンツの組み合わせに起因する「シチュエーション」に応じて適用されます。

Aqua Ionは、顧客に対してシチュエーションごとのパフォーマンス課題に対応するために、必要なテクノロジーを組みあわせて提供します。Aqua Ionには、エンドユーザエクスペリエンスを向上させるためにカギとなる、様々な機能が含まれています。

- フロントエンド・オプティマイゼーション(FEO)― FEOへのアカマイのアプローチは、Webアプリケーションの先進的分析とエンドユーザ環境ごとのリアルタイムでの状況モニタリングに基づいて、エンドユーザそれぞれに適合する最適化技術を適用します。これらの最適化機能は、HTTPリクエストの削減、配信に必要なバイト数の削減、ページのレンダリングの加速化を実現します。アカマイは、既存のパフォーマンスおよびインテリジェンス最適化機能と連動する「イン・ネットワーク」最適化を、サービスとして提供します。

- 第三者コンテンツ/サービスの統合―ユーザは、独自コンテンツ/サービスおよび第三者コンテンツ/サービスがブラウザにてリアルタイムで組み合わさり、異種多種多様なコンテンツおよびサービスをサポートするリッチなWebエクスペリエンスを求めています。Aqua Ionは、このようなシチュエーションで発生するパフォーマンスの課題を軽減するように設計されています。非同期過程および実行延期は、遅延発生の原因となる第三者のコードがユーザエクスペリエンスの妨げにならないようにします。

- デバイスの特性化― Aqua Ionは、Akamai Intelligent Platform経由でコンテンツにアクセスするブラウザおよびデバイスの重要な情報を取得し、サイトにアクセスするデバイスに関する多くの重要な情報をお客様に対して提供できます。お客様は、このような情報を活用し、スクリーンサイズやGPSのロケーションベースサービス、Javaスクリプトサポートといった特徴に基づくリクエストへの対応方法について、意思決定をインテリジェントにすることが可能です。これにより、お客様は、一貫したユーザエクスペリアンスを提供することができます。

- 適応型画像圧縮― リアルタイムのネットワーク状況に基づいてJPEG画像の圧縮レベルを変更できることは、ネットワーク状況が貧弱な場合でもページのロードスピートの高速化ができることを意味します。これは、リアルタイムのネットワーク状況やユーザのシチュエーションに対してインテリジェントに反応し、最適化されたユーザエクスペリエンスの提供に繋がります。

- ダイナミック・ページキャッシング― シチュエーションごとのパフォーマンスは、ユーザの活動に基づいて適切なパフォーマンスを提供することを意味しています。Aqua Ionは、ユーザのセグメンテーションに基づいたダイナミックでパーソナライズ化されたコンテンツをインテリジェントかつ、よりきめ細かにキャッシングするAkamai Luna Control Centerを通じて、設定可能なオプションをお客様に対して提供しています。

- IPv6サポート―Aqua Ionは、 デバイスが実行するリクエストに対応するため、IP接続をダイナミックに適合させる機能を有しています。これにより、お客様は、IPv4インフラを再設計することなく、IPv6を使って継続的にWebサイトを配信することができます。

- Akamai Instant ― ユーザがブラウザで実行したアクションに反応するページの表示速度は、多くの様々な条件がベースとなります。Akamai Instantは、オリジンの分析に基づいてリクエストされそうなページを予測し、ユーザが選択する前に当該ページを取得します。

アカマイ、Webエクスペリエンス担当シニアバイスプレジデント兼ジェネラルマネージャ、マイク・アファーガン(Mike Afergan)のコメント:
「アカマイは、ユーザそれぞれのWebエクスペリエンスに応じてパフォーマンスをインテリジェントに最適化する強力な統合ソリューション、Aqua Ionを提供することで、企業として大きな前進を遂げました。お客様は、Aqua Ionを活用することで、ユーザ毎に異なる様々なシチュエーションに対応することができ、異種複数のツールを実装する必要がありません。このわずか5年間に登場した新しいWebテクノロジーは、ブラウザやネットワーク、デバイスで配信される単純な『Webサイト』から、とても魅力的な『Webエクスペリエンス』へと、適用領域に変革をもたらしてきました。Aqua Ionは、新しいWebの世界がもたらすシチュエーションに応じたパフォーマンスの課題を解決する理想的なソリューションです」


【本件に関するお問い合わせ先】
企業名:アカマイ・テクノロジーズ合同会社
担当者名:清水 美孝
TEL:03-5269-1038
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お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

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