AsiaNet 51885
共同JBN0055(2013.1.22)
【チューリッヒ2013年1月21日PRN=共同JBN】IPオーディオとコントロール専門企業であるスイスのBarix社は21日、SIP(セッション初期化プロトコル)インターコム・電話技術のCrestron(登録商標) Rava(商標)をサポートすると発表した。BarixのSIPファームウエアは、Rava利用可能なタッチスクリーンをインターコムパネルなどのアナログ機器との統合を容易にして、セントラルサーバーなしで機器間のピアツーピア(P2P)・コミュニケーションを可能にする。これによって住宅および商用の展開でのボイスオーバーIP(VoIP)統合を簡素化する。
Crestron Ravaのタッチスクリーンは、住宅、オフィスあるいは中小企業にまたがるほかのアプリケーションの間の音声インターコム、電話、ページングを可能にする。Barixファームウエアの介在によって、Rava利用可能なタッチスクリーンとアナログ・ドアステーションとの間の互換性を確立するのが特徴である。これによって顧客は、Ravaタッチスクリーンへアップグレードした既存のアナログ・インストール済み機器を引き続き利用して、シームレスにIPとアナログとの統合を果たすことができる。
一方、システムインテグレーターは、Ravaタッチスクリーンと接続機器との間のSIP互換性を実現するサーバーを設定する時間と労力をなくす。Barixファームウエアによってこれら機器は、ネットワーク上で相互に認識して、そのようにシームレスなP2P機器接続性を提供する初のCrestron認証ソリューションとなる。
Crestronのフレッド・バーゲッツィ技術担当副社長は「デジタル(SIPコミュニケーションポイント)とアナログ・ドアソリューションとの間のギャップを埋めるため、当社のプロトコルをサポートしてくれるBarix に感激している。別個のピアツーピア操作がより望ましい際に、ページすべてを統合したインターコム・システムを持つホームオートメーションシステムもしくは住宅とは別に、個別のドアステーション/インターコム・システムを備える家庭を多数見ている。Ravaプロトコルのサポートによって、Barixは住宅所有者の既存のドアステーションとシームレスにコミュニケートする組み込みソリューションを提供する」と語った。
Barixソリューションは、双方向オーディオ・ハードウエア機器のBarix Annuncicom IPを接続することで直ちに展開することができる。Crestron はまた、ドアステーション向けに一連のインターコム・エントリーパネルを製造しているeHolovisionなどの企業と協力している。Barix は近く、Barix IPAM Seriesのモジュールを装備するこれらとその他第三者パネルに同様の機能を付加する。これによってピアツーピアSIPおよびRava互換性が余分のハードウエアを必要とせずに実現する。
Barix AGのヨハネス・G・リーチェル創業者兼最高経営責任者(CEO)は「このソリューションはCrestronとの関係を前進させるもので、独自のソリューションを開発するためBarix の強力なIPオーディオ・コントロール専門技術を使って、インフラストラクチャーを減らし、設置を簡略化し、Rava環境全体のコミュニケーションを強化する」と述べた。
詳細は以下のサイトを参照。
www.barix.com
www.ip-audio.info
ソース:Barix
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