AsiaNet 52129
共同JBN0174 (2013.2.20)
【オスロ2013年2月20日PRN=共同JBN】超低消費電力(ULP)RFの専業メーカーであるNordic Semiconductor ASA(OSE: NOD)は20日、受賞歴があり、Bluetooth(登録商標)low energy対応の独自仕様2.4GHz SoC(システムオンチップ)であるnRF51822の廉価版製品が直ちに入手可能であると発表した。廉価版は既存製品と同等の機能、周辺機器、性能を提供するが、フラッシュメモリーの容量は256kBではなく、その半分の128kBである。
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改良型のnRF51822(128kB)はまた、既存のnRF51822(256kB)とピン互換性があり、半分の容量のフラッシュメモリーで動作可能な、あらゆる既存のnRF51822ベース・デザインの差し込み交換部品として機能するので、工学的なリスクがなくFCCやEUなどの関係規制機関による再認定を受けずに、スムーズかつシームレスな移行が可能となる。
このことは、nRF51822(128kB)がこれまでと同様に、業界初のマルチプロトコル無線と低消費電力の無線アプリケーションに最適化された32ビット ARM Cortex-M0ベースのプロセッサーを提供するほか、Bluetooth low energyモードで-92.5dBの受信感度、すべてのモードで最大4dBmまでの出力電源、Nordicの旧世代無線と比較してリンクバジェットが最大9.5dBmの向上、3Vコイン型電池の寿命を10mA未満のピーク電流で数カ月から数年間実現すること(アプリケーションによる)などを意味している。さらに新しい廉価版のnRF51822 128kBは既存のnRF51822と同様、Nordicの既存のnRF24LシリーズIC(「集積回路」ないしは「チップ」)と100%の無線互換性がある。
この新規のパーツは、価格志向が最も強いULP無線アプリケーション、主としてエントリーレベルのPCマウス、キーボード、スマートフォン・アクセサリー、おもちゃなどの大量生産の消費者製品などを対象にすることによって、Nordicの既存のnRF51822(256kB)フラッシュSoCを補完する。
Nordic Semiconductorのセールス&マーケティング・ディレクターであるゲイアー・ランゲランド氏は「廉価版製品のnRF51822(128kB)フラッシュメモリーは、部品表を考慮にいれることが決定的に重要で、価格志向が最も強い消費者製品アプリケーションを対象とするnRF51シリーズSoCに対する市場の需要に応えるために開発された。つまり、極めて幅広い製品がnRF51シリーズの技術的に優れた製品と設計の優位性によって恩恵を受けるとともに、消費家電製品市場の低価格セグメントでさらに優位に競争できることになる」と語った。
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ソース:Nordic Semiconductor
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