テクトロニクス、次世代の任意波形ジェネレータを発表

テクトロニクス

From: Digital PR Platform

2013-03-21 10:46


報道発表資料
2013年3月21日

テクトロニクス(代表取締役 米山 不器)は、本日、最高50GS/秒のサンプル・レートを備えた次世代の任意波形ジェネレータ AWG70000シリーズを発表します。新製品AWG70000シリーズは、業界トップクラスのバランスのとれた高速サンプル・レート、ロング・メモリ、広いダイナミック・レンジを実現し、ハイスピード・シリアル、光ネットワーク、ワイドバンドRFなどの最先端技術の研究、開発に必要な、さまざまな信号生成をサポートします。

あらゆる電子回路、RFセグメントでデータ・レートはますます高速に、信号はさらに複雑になっており、エンジニアや研究者は、ストレス・テストや最先端の研究のために最新のシグナル・ジェネレータを必要としています。AWG70000シリーズは、50GS/秒のサンプル・レート、16Gワードの波形メモリ長、10ビットの垂直分解能という世界最高レベルの優れた性能により、このニーズに対応します。これにより、長時間にわたる高速でクリーンな信号を生成し、レシーバまたは被測定デバイスに印加するという、真の総合テストが可能になります。

テクトロニクス、シグナル・アナライザ・プロダクト・ライン、ジェネラル・マネージャのJim McGillivaryは、次のように述べています。「AWG70000シリーズは、性能限界を押し上げ、高速のサンプル・レートで正確なテスト信号生成方法を求めているお客様に大きなアドバンテージをご提供します。この次世代の任意波形ジェネレータは、最新の信号生成技術においてテクトロニクスが常にリーダーシップをとり、技術革新を続けていることを示しています」

アルカテル・ルーセント社の研究機関であるベル研究所は、最新の研究である長距離光ファイバによる1.5Tbpsのスーパーチャンネル伝送において、AWG70000シリーズを使用しました。このプロジェクトの研究リーダの一人であるベル研究所のS. Chandrasekhar氏は、次のように述べています。「50GS/秒のサンプル・レートで2台のAWGを同期させることにより、1つの光キャリアにつき30GBaudの信号を233Gbpsのデータ・レートで生成できました。これはこれまでの2倍以上の記録です」 さらに、同僚のXiang Liu氏は、次のように述べています。「AWG70000シリーズの性能と信号品質は、この厳しい実験における要求以上のものでした」

設計エンジニア、研究エンジニアがAWG70000シリーズを使用することにより、設計、測定プロセスでは欠かせない、理想的な信号、歪んだ信号、または実際の信号を生成、出力、複製することができます。非常に複雑な信号であっても、優れた信号特性制御機能により簡単に出力できるため、AWG70000シリーズは次のようなアプリケーションにおいて、業界トップクラスのソリューションを提供します。

ワイドバンドRF - AWG70000シリーズは、最高20GHzのベースバンド、IF、RF周波数の広帯域信号を、-80dBc以上のダイナミック・レンジで出力します。最大16Gワードの波形メモリにより、実際の信号環境をシミュレーションするのに十分な長さの信号を出力できるため、市場に出回っているどの信号発生器よりも柔軟なワイドバンド信号生成が可能です。

光 - 新しい高速光技術を開発する研究エンジニアは、AWG70000シリーズの高速なサンプル・レートと高分解能により、超広帯域の信号を優れたスペクトラム品質で生成できます。複数台で同期運転することにより、広帯域での優れたIQ信号出力が可能になります。

高速シリアル - 次世代のシリアル・バスの中には、高度な信号出力要求を持つものがあります。AWG70000シリーズは、2ボックス構成のソリューションにより、HDMI 2.0で必要になるレーンあたり6Gbpsの4レーン出力をサポートします。設計エンジニアは波形に直接障害を加えることができるため、ハードウェアに頼ることなく必要な信号を出力できます。

最先端研究 - AWG70000シリーズはさまざまな研究アプリケーションに最適であり、高確度、高速の規格にない波形が生成できます。AWG70000シリーズを使用することで、今まで出力できなかった信号も出力できます。

<テクトロニクスについて>
テクトロニクスは、計測およびモニタリング機器メーカとして、世界の通信、コンピュータ、半導体、デジタル家電、放送、自動車業界向けに計測ソリューションを提供しています。65年以上にわたる信頼と実績に基づき、お客様が、世界規模の次世代通信技術や先端技術の開発、設計、構築、ならびに管理をより良く行えるよう支援しています。米国オレゴン州ビーバートンに本社を置くテクトロニクスは、現在世界22カ国で事業を展開しています。詳しくはウェブ・サイト( (リンク ») )をご覧ください。

<テクトロニクスの最新情報はこちらから>
Twitter (@tektronix_jp)
Facebook ( (リンク ») )
YouTube( (リンク ») )

<お客さまからのお問合せ先>
テクトロニクス お客様コールセンター
TEL 0120-441-046 FAX 0120-046-011
URL (リンク »)

Tektronix、テクトロニクスは Tektronix, Inc.の登録商標です。本文に記載されているその他すべての商標名および製品名は、各社のサービスマーク、商標、登録商標です。
本プレスリリースは発表元企業よりご投稿いただいた情報を掲載しております。
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。

【企業の皆様へ】企業情報を掲載・登録するには?

御社の企業情報・プレスリリース・イベント情報・製品情報などを登録するには、企業情報センターサービスへのお申し込みをいただく必要がございます。詳しくは以下のページをご覧ください。

ホワイトペーパー

新着

ランキング

  1. セキュリティ

    「デジタル・フォレンジック」から始まるセキュリティ災禍論--活用したいIT業界の防災マニュアル

  2. 運用管理

    「無線LANがつながらない」という問い合わせにAIで対応、トラブル解決の切り札とは

  3. 運用管理

    Oracle DatabaseのAzure移行時におけるポイント、移行前に確認しておきたい障害対策

  4. 運用管理

    Google Chrome ブラウザ がセキュリティを強化、ゼロトラスト移行で高まるブラウザの重要性

  5. ビジネスアプリケーション

    技術進化でさらに発展するデータサイエンス/アナリティクス、最新の6大トレンドを解説

ZDNET Japan クイックポール

注目している大規模言語モデル(LLM)を教えてください

NEWSLETTERS

エンタープライズ・コンピューティングの最前線を配信

ZDNET Japanは、CIOとITマネージャーを対象に、ビジネス課題の解決とITを活用した新たな価値創造を支援します。
ITビジネス全般については、CNET Japanをご覧ください。

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]