AsiaNet 52593
共同JBN 0348 (2013.4.4)
【フィラデルフィア(米ペンシルバニア州)、ロンドン2013年4月4日PRN=共同JBN】崇拝される宗教指導者は愛と平和、正義の声だった-。2013年のテンプルトン賞は元英国教会ケープタウン大主教のデズモンド・ツツ師に授与されることになった。師は生涯をかけて愛と寛容の精神的基本原則を前進させ、世界中の人々を自由にすることに貢献した。
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テンプルトン賞の賞金は110万英ポンド(約170万ドル、約130万ユーロ)で、個人を対象にした単年度の賞としては過去40年間世界最高額を維持してきた。ツツ師はこれまで42人だった受賞著名人の仲間に入ることになる。昨年の受賞者はチベット仏教の精神的指導者ダライ・ラマだった。
賞は毎年、洞察や発見あるいは実践活動を通じて人々の精神性を高めることに卓越した貢献を果たした存命中の人物に対して贈られる。授賞式は5月21日(火)、ロンドンで行われる。
ツツ師は受賞が決まったことについて、以下のウエブサイトで公開されているビデオ映像で次のように語った( (リンク ») )。「群衆の中にいて、その中から自分が立ち上がるとき、たいていの場合、周囲の人々に推されてその肩に担ぎ上げられるからそうするのだ。私を指導者として受け入れてくれた故郷の素晴らしい人々に感謝したい。そういう人々の代表としてこの賞を受け取りたい」
1972年、世界的な投資家で慈善活動家だった故ジョン・テンプルトンによって設立されたテンプルトン賞は、人生の目的と究極の真理を究める大問題に関する発見を促す慈善活動的な触媒となるべく努力を重ねているジョン・テンプルトン財団の国際的な活動における土台石である。
編集者への注意
テンプルトン賞の候補になるための資質は、創造力と革新性、厳密さとインパクトが含まれる。審査員は、何よりも、人類が精神的な発達への切望を表現するさまざまな方法の一つに光を当て、あるいは実証する、中身のある業績の記録を求めている。候補選定では以下の分野が推奨される:
*人間科学、生命科学および物理科学
*哲学、神学、それ以外の人文学分野での学識
*宗教指導を含む実践活動、教化・啓発を進める団体・組織の設立、思想界の新しい流派の創設
*宗教関連、徳性、人格形成、人間精神の涵養に関する論評とジャーナリズム
ソース:Templeton Prize
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