◎米国が1位に返り咲く IMDの世界競争力ランキング

IMD

From: 共同通信PRワイヤー

2013-05-30 10:25

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◎米国が1位に返り咲く IMDの世界競争力ランキング

AsiaNet 53189
共同JBN 0628 (2013.5.30)

【ローザンヌ(スイス)2013年5月30日PRN=共同JBN】スイスにある世界トップクラスのビジネススクールIMD(経営開発国際研究所)は30日、2013年に60カ国を対象に調査した25年目の世界競争力ランキングを発表した。上位10カ国は米国(1位)、スイス(2位)、香港(3位)、スウェーデン(4位)、シンガポール(5位)、ノルウェー(6位)、カナダ(7位)、アラブ首長国連邦(8位)、ドイツ(9位)、カタール(10位)となった。

すべてのランキングは以下を参照。
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▽2013年ランキングのハイライト
米国が2013年のナンバーワンに返り咲いた。金融業界の回復や、技術革新と成功企業が増えたおかげだった。

中国(21位)と日本(24位)も競争力を高めた。日本の場合はアベノミクスが経済のダイナミズムに初期的なインパクトを与えているようだ。

欧州で最も競争力が高かったのはスイス(2位)、スウェーデン(4位)、ドイツ(9位)など。この3カ国の成功要因は輸出志向の製造業、多様化した経済、強い中小企業(SME)、財政規律。そのほかの欧州諸国は財政緊縮策に締め付けられ、景気回復が遅れている。財政緊縮策の実施時期については疑問が出ている。

BRICS諸国はさまざまだった。中国(21位)とロシア(42位)はランキングを上げたが、インド(40位)やブラジル(51位)、南アフリカ(53位)はそろって下げた。一般的に新興国経済は世界経済の回復頼みだが、その世界経済はもたついているようだ。

中南米ではメキシコ(32位)が競争力をやや持ち直した。これは時間を掛けた確認が必要で、特に構造改革の続行を見ていくべきだ。

IMD国際競争力センター所長のステファニ・ガレリ教授は「ユーロ圏が足踏み状態の一方、米国の競争力ランキング1位への力強いカムバックと日本からの好調なニュースは、緊縮財政についての議論を蒸し返した。構造改革は避けられないが、経済成長には競争力が不可欠だ。さらに、厳しい緊縮財政策は国民を苦しめることが多い。結局、繁栄を実現するためには社会的結束力を保つ必要がある」と論評した。

ガレリ教授はまた「確かに欧州の競争力は低下している。それでもスイスやスウェーデン、ドイツ、ノルウェーは成功に輝いている。中南米は期待外れだが、それでも世界的優良企業が全域にある。ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカは競争力の戦略と成果がまるっきり違うけれど、BRICSはまだチャンスを秘めた国々だ」と解説した。

さらに「結論を言えば、競争力の基本原理は単純だ。製造業、産業の多様性、輸出、インフラ投資、教育、中小企業支援、財政規律の強化、そして何よりも社会の絆である」と付け加えた。

IMD World Competitiveness Center(世界競争力センター)はIMDの機関である。トップクラスのビジネススクールであるIMDは、インパクトが大きい管理職教育を通じてグローバルリーダーを育てる専門家の集団である。なぜIMDか。それはIMDが現実世界の管理職養成に100%集中し、グローバルな視点からスイスの美徳を提供し、柔軟で特別仕様の効果的手法を持っている( (リンク ») )からである。World Competitiveness Yearbook(世界競争力年報)は1989年から毎年発刊され、各国の競争力に関する有力なリポートである。

▽問い合わせ先
Matthew Mortellaro
Phone: +41-21-618-03-52
E-Mail: press.room@imd.org

ソース:IMD

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