Arbor Networks、エンタープライズ向けDDoS攻撃対策ソリューションPravail® APSの機能を強化

DDoS攻撃検知およびミティゲーション機能のカスタマイズと効率化を同時に実現する新機能を追加した最新版

アーバーネットワークス株式会社

2013-07-11 15:00

企業およびサービス・プロバイダ向けに、ネットワーク・セキュリティおよびマネージメント・ソリューションを提供するArbor Networks, Inc.(本社: マサチューセッツ州バーリントン、社長: コリン・ドハーティ、以下「Arbor Networks」)は、同社の企業や政府機関のネットワーク向け製品「Pravail®可用性防御システム(以下Pravail APS)」の最新版、「Pravail APS 3.1」の提供を開始したことを発表しました。最新版にはネットワークのカスタマイズ・チューニング、マルチデバイス管理などの新機能が搭載され、SSL保護機能も強化されています。

Pravail APSはネットワークエッジにおけるDDoS対策に焦点をあてた初のオンプレミス型セキュリティ製品であり、アプリケーション層に対するDDoS攻撃を中心とした可用性に対する脅威からネットワークを防御します。エンタープライズ向けに開発されたPravail APSはすぐに利用でき、既知の攻撃検知やミティゲーション機能は設定にほとんど手を加えることなく、攻撃にさらされている間であっても即座に導入・実行が可能です。さらにPravail APSはオンプレミスでの保護機能に加え、攻撃を受けている組織からISPやクラウドプロバイダに対して警告を発し、攻撃の特徴に関する詳細情報を提供して、プロバイダが上位層で攻撃を防御できるようにします。

Pravail APS 3.1の主な新機能:
・ ネットワーク学習機能およびトラフィック・チューニングによるカスタマイズ: Pravail APS 3.1では攻撃に対する防御をすぐに実行できる初期設定に加え、ネットワーク上の振る舞いを学習する機能やトラフィック分析機能が追加されました。この内蔵インテリジェンスによる学習・分析結果に基づき、それぞれの組織のネットワークに応じて適切な閾値を自動的に推奨することによってPravail APSの保護機能をカスタマイズし、より包括的なネットワーク保護を提供します。

・ マルチデバイス管理向けAPI: 大規模な組織やマネージド型セキュリティサービス・プロバイダ(MSSP)が直面する課題に対応するため、Pravail APSにマルチデバイス管理用APIが導入されました。このAPIによって企業やMSSPはこれまでに導入した運用管理ソリューションを有効に活用して、新たな管理用コンソールやポータルを付け加えることなくデバイスの設定変更、更新などを行えるようになります。

・ SSLインスペクションと保護: Pravail APSの最新版ではSSLの暗号化トラフィックからDDoS攻撃が入り込む可能性を阻止するため、SSLインスペクションおよび保護機能が強化されました。SSL暗号化トラフィック内で攻撃が検知されるとPravail APSはこうした脅威を阻止してネットワークに危害が及ぶことを食い止め、「クリーンな」暗号化トラフィックだけを送信先に伝送します。

これらの新機能に、Pravail APS を始めとするArbor Networksのすべてのソリューションに統合されているATLAS® インテリジェンス・フィード(AIF)を合わせることによって、新たに出現する脅威に対抗するために必要とされる強力な検知・ミティゲーション機能が提供されます。AIFはボットネットなどのダイナミックな脅威に対応するため常に更新され、ソフトウェアをアップデートすることなくリアルタイムで最新の情報にアップデートし、脅威への対応を簡素化します。またアプリケーション層の分析を活用したスレットフィードによって複雑なアプリケーション層への攻撃を阻止します。これらすべてのフィードはArbor Security Engineering and Response Team(ASERT)によって検証されて確実に最新情報に更新され、信頼性の高い品質が提供されます。

米国の調査会社Infonetics Researchが今年6月に発表したDDoS攻撃対策アプライアンス市場に関する最新のレポートでは、現在提供されているDDoS攻撃検知・ミティゲーションソリューションの中でArbor NetworksのPravail APSが最も幅広く採用されているソリューションであることが報告されています。

Infonetics Researchのセキュリティ担当主席アナリスト、ジェフ・ウィルソン(Jeff Wilson)氏は次のように述べています。「Pravail APSにはサービス・プロバイダ市場におけるArbor Networksの豊富な経験が活用されており、オンプレミスでの攻撃対策が重要性を増している現在、エンタープライズ向けに導入や運用管理が容易な専用ソリューションを提供しています。DDoS攻撃自体がDDoS攻撃対策ソリューション市場を拡大させている一番の要因となっていることは間違いありません。新たな攻撃手法が創出されるペースやそうした攻撃を拡散させる巧妙な手口の出現も一向に衰える兆しは見られず、こうした攻撃への対策も進化させる必要があります。Arbor Networksは過去10年以上に渡ってDDoS攻撃対策ソリューション市場のリーダーとしての地位を維持しており、現在も引き続き革新を進めようとしています」

またArbor Networks社長、コリン・ドハーティは、「企業にとってDDoS攻撃は深刻な問題になってきており、可用性に対する脅威が複雑化している現在、ファイアウォールやIPSといった既存のインフラではこうした脅威に適切に対応することができないことを多くの企業が理解し始めています。オンプレミスでPravail APSを導入することによって、企業は元来目的の異なるファイアウォールやクラウドベースのDDoS攻撃対策サービスによる対応に依存することなく、攻撃対策を自ら維持し、制御することができます」と述べています。

Arbor NetworksのPravail APSは可用性に対する脅威からネットワークを防御するだけでなく、既存のセキュリティインフラへのさらなる投資保護を提供できる点で企業にとって重要な意味を持つ製品となっています。例えば、ファイアウォールやIPSは元来、DDoS攻撃以外の重要なセキュリティの問題に対応するために設計されています。どちらも企業の重要なリソースへの不正アクセスを阻止し、セキュリティポリシーの実行やデータの消失を防止するために開発されており、これらがいずれもセキュリティの重要な問題であることに変わりはありません。しかし、現在では可用性そのものが脅威にさらされており、こうした複雑化したDDoS攻撃の問題に対応するためには専用に設計されたソリューションが必要になっています。

Arbor Networks について
Arbor Networks は、企業およびサービス・プロバイダ・ネットワーク向けに、ネットワーク・セキュリティおよびマネージメント・ソリューションを提供するリーディング・プロバイダです。顧客には、世界の主要インターネット・サービス・プロバイダおよび大手企業ネットワークを有しています。Arbor Networks の定評あるネットワーク・セキュリティおよびマネージメント・ソリューションは、お客様のネットワーク、業務、およびブランドを確実に保護します。また、世界のサービス・プロバイダやネットワーク・オペレータとの緊密な協力関係を通じて実現されたATLAS® Active Threat Level Analysis Systemを介し、Arbor Networks はインターネットのセキュリティおよびトラフィック動向に対する深い洞察力と展望を提供します。全世界で270社を超えるネットワーク・オペレータとの類例のない協力関係から実現されたATLASでは、セキュリティ、トラフィック、ルーティングに関するリアルタイムの情報を共有し、業務におけるあらゆる意思決定に寄与することで皆様のビジネスに貢献します。

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ブログ: (リンク »)  (英語)

Arbor Networks、Peakflow、ArbOS、How Networks Grow、ATLAS、Pravail、Arbor Optima、Cloud Signaling、Arbor Networksのロゴ、「Arbor Networks: Smart. Available. Secure.」はArbor Networks, Inc.の商標です。その他のすべてのブランド名は各所有者の商標です。

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