AsiaNet 53886
共同JBN 0909 (2013.8.8)
【プレザントン(米カリフォルニア州)2013年8月7日PRN=共同JBN】Wi-SUN Allianceは7日、IEEE802.15.4gを使用した無線スマートユーティリティーネットワーク向けの物理レイヤー適合性および相互運用性のテスト仕様の検証を完了したと発表した。これは、製品がWi-SUN PHYロゴの使用資格を獲得するための認証プロセス策定の最終段階であり、ユーティリティーネットワークのシームレスかつ相互運用可能な展開を保証する。
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米カリフォルニア州プレザントンにあるテュフ・ラインランド(TUV Rheinland)の研究所で行われたAllianceの第4回相互運用性テストのイベントにおいて、ベンダーとテスト装置メーカーは、Allianceが近く発表する適合性および相互運用性のテストを完全実施した。適合性テストは規格が正確に実装されたことを保証し、相互運用性テストはさまざまなベンダーの製品が正確かつ相互に通信できることを確認する。両テストは規格の実装を認定するために必須である。
さらにAllianceメンバーは、Wi-SUN PHYテスト仕様の適用性をフィールドエリアネットワーク(Field Area Network)とホームエリアネットワーク(Home Area Network)を含むユーティティーネットワークの主要エリアの根幹であると確認した。参加メンバーはWi-SUN Field Area NetworkとWi-SUN ECHONETプロファイルの追加テストを行った。両プロファイルはWi-SUN PHYと高位レベルプロトコルを仕様の一部として組み込んでいる。
Wi-SUNのチェアであるフィル・ビーチャー氏は「PHY仕様の完成とPHYテスト仕様の検証は、それぞれがWi-SUN Alliance認証プログラムを構築するうえで重要なステップである。『Wi-SUN Certified』ロゴがあれば、対象の製品が相互運用可能であることを公式に認定されたとバイヤーに確信してもらえる時が間近に迫っている」と語った。
Test and Certification Working Groupのチェアを務める情報通信研究機構(NICT)のチン・
ショーン・スム氏は「適合性および相互運用性のテストが今回のイベントで成功したことで、Wi-SUN Allianceが近く製品を認定できる準備が整ったことが確認された」と語った。
テュフ・ラインランド・グループのステファン・キシュカ副社長は「われわれテュフ・ラインランドは、カリフォルニア州プレザントンにある当社の研究所でWi-SUN Allianceの相互運用性のイベントを開催できたことを誇りに思う。Wi-SUN Allianceの代表とテュフ・ラインランドの専門家は、主要な業界リーダーが出席したサミットに参加し、ローカルユーティリティーが現在および将来にわたり求めている需要を満たす最新のマルチベンダー・ネットワークを設定する準備が整っていることを実証した」と語った。
▽Wi-SUN:シームレスな接続の推進
Wi-SUN Allianceはオープンで世界的な規格であるIEEE 802.15.4gに基づき、信頼でき費用対効果のある低電力消費の無線スマートユーティリティー製品を実現するため協力する企業団体である。Wi-SUN Allianceは、世界の相手先商標製品メーカー(OEM)のソリューションで構成されている。あらゆる企業が会員になることができる。詳細な情報は (リンク ») を参照。
▽ECHONETについて
ECHONET規格は世界的に適用される国際通信規格で、さまざまなメーカーによって製造された家庭用電化製品を接続する。ECHONET Lite規格は、日本の経済産業省(METI)が日本スマートハウス標準として承認した。
▽問い合わせ先
Bhupender Virk, MWG Chair: +81-80-1137-5574, bvirk@wi-sun.org
ソース:Wi-SUN Alliance
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