AsiaNet 54340
共同JBN 1091 (2013.9.27)
【アスタナ(カザフスタン)2013年9月26日PRN=共同JBN】10月21日、カザフスタンの首都アスタナでユーラシア最大の劇場「ASTANA OPERA(アスタナ・オペラ)」がグランドオープンする。世界で3番目の規模となる同劇場はイタリア、ドイツ、スイス、チェコのマイスターによって完成した。
マルチメディアニュースのリリースは以下を参照。
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巨大な劇場の建物は最新鋭の技術で建設され、1000平方メートルの広さのステージを実現し、どんなに複雑なパフォーマンスでも上演できる。舞台は2カ所の舞台袖と奥舞台が装備されている。舞台の下の最下層には、自動制御システムを収納するホールがある。オーケストラピットは120人の楽員が着席できるように設計されている。舞台設備はドイツの専門家が提供し、音響設備はイタリアの専門家が担当した。客席はイタリア風に設計され、1250席が設置されている。メーンホールは、木と真ちゅうのパネルでレイアウトされた装飾透かし彫りが飾られ、素晴らしい音響効果を生み出す。こうした技術はリハーサルホールにも活用されている。さまざまな広さ、正確にはさまざまな面積のリハーサルホールが26カ所あり、さらに60のメーキャップルームがある。劇場ロビーは、色とりどりの大理石がさまざまな形をした幾何学模様に絡み合う仕上げとなっており、その見事な眺めが観客を魅了する。バルコニーのフリーズは典型的なカザフの装飾がちりばめられている。片側の壁画にはカザフの自然を代表するチャリン・キャニオン(Charyn Canyon)、もう一方にはカザフスタンの自然保護地域ブラバジュ(Burabaj)の絶景がそれぞれ描かれている。さらに注目されるのは、正面入り口の両側にカザフの古楽器コブズとジュティゲンを奏でる演奏家の彫像が並んでいる。ペディメントには、サカ族の女王トミュリスが駆る伝説的彫像クアドリガが飾られている。
ASTANA OPERAはジュゼッペ・ベルディ作曲オペラ「アッティラ」のプレミアを公演する。音楽監督・指揮者はヴァレリー・ゲルギエフ(サンクトペテルブルクのマリインスキ-劇場指揮者)、制作はピエール・ルイギ・ピッチ(ローマ歌劇場)。
このオペラの主演は力強い声量と技量あふれる歌唱力の組み合わせを要求されるが、オペラ「アッティラ」では世界屈指とされるイルダール・アブドラザコフが演じる。
世界的な文化イベント-カザフスタン共和国のヌルスルタン・ナザルバエフ大統領の個人的努力のおかげでASTANA OPERA劇場の建設が可能となった。
▽問い合わせ先
Tatyana Burlakova
tatyana77750@mail.ru
+7-701-998-54-66
ソース:State Theatre of Opera and Ballet “Astana Opera”
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