LTE/3G対応M2M向けデータ通信モジュール「HM-M100」を発売

セイコーインスツル株式会社

From: 共同通信PRワイヤー

2013-10-07 10:10

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2013年10月7日

セイコーインスツル株式会社

LTE/3G対応M2M向けデータ通信モジュール「HM-M100」を発売
~広いエリアで超高速のワイヤレス通信環境を提供~

セイコーインスツル株式会社(略称:SII、社長:村上斉、本社:千葉県千葉市)は、高速データ通信規格LTE*1の普及に伴い、国内メーカーとして初めて*2LTE/3G対応のM2M*3向けデータ通信モジュール「HM-M100」を10月中旬より発売いたします。
スマートフォンの普及によりモバイルでの高速データ通信の需要が高まり、周波数の使用効率が高く、高速通信が可能なLTEが各通信事業者において急速に普及しています。今回発売する「HM-M100」は、このLTEに対応し、大容量データの高速通信や遅延の少ない応答を可能にしたM2M向けのデータ通信モジュールです。また、LTE以外に3Gにも対応しており、従来の広いエリアでのデータ通信も可能となっています。
従来のワイヤレスM2M通信は、高速通信や速い応答速度を必要としない、自動販売機や各種計測器などの遠隔監視や保守などに使用されていました。「HM-M100」は、高速データ通信規格LTEに対応したことで、高画質な映像や高音質の音声などの大容量データ通信が可能となり、映像監視等の分野にも活用が広がります。また、LTEの特長である低遅延による通信レスポンスの向上により、クラウドを利用したシンクライアント*4端末システムの構築もでき、端末価格を安価に抑えることが可能になります。
さらに「HM-M100」は、パケット通信に加え、緊急地震速報や津波警報、災害・避難情報等の受信に対応しているほか、GPS(米国)とGLONASS(ロシア)の位置測位にも対応しており、様々な活用が考えられます。
「HM-M100」は、従来のモバイル回線では不可能であったM2Mの市場に新たな用途、サービスの可能性を実現させるデータ通信モジュールです。

*1 LTE…Long Term Evolutionの略で、第3世代(3G)の拡張版(3.9G)であり、データ通信を高速化した規格。
*2 2013年9月現在、当社調べ。
*3 M2M…Machine to Machineの略で、ネットワークにつながれた機器同士が、互いに情報を交換し、さまざまな制御を自動的に行う仕組みやコンセプトのこと。
*4 シンクライアント…クライアント端末は必要最低限の機能だけを持ち、主にサーバ(データセンター)側で処理を行うシステムのこと。



【主な特長】
1.超高速データ通信
HM-M100は、株式会社NTTドコモのXi(LTE)ネットワークに対応し、受信時最大100Mbps、送信時最大37.5Mbpsの超高速データ通信が可能です。また、FOMAハイスピード(HSDPA/HSUPA)ネットワークに対応し、受信時最大14Mbps、送信時最大5.7Mbpsの高速データ通信も可能です。
*HM-M100は、株式会社NTTドコモのネットワークを活用する各社MVNO事業者にも対応しております。

2.広い通信エリア
HM-M100は、LTE(Xiの通信方式)では、2.1GHz (Band1)、800MHz (Band19)、1.5GHz (Band21)の周波数帯に対応しております。3G(FOMAハイスピードの通信方式)では、2.1GHz (Band1)のFOMAエリアに加え、800MHz (Band6、19)のFOMAプラスエリアの周波数帯にも対応しており、広いエリアでの使用が可能です。

3.位置測位機能(GPS/GLONASS)
HM-H100は、本体のみで位置測位機能に対応しています。従来のGPS(アメリカ)に加え、GLONASS(ロシア)に対応し位置測位を行います。またスタンドアローンモードにも対応し、LTE/3Gの電波が圏外であっても衛星(GPS/GLONASS)からの情報のみで位置測位を行うことが可能です。

4.緊急速報(CBS/ETWS)
HM-M100は、緊急地震速報、津波警報、災害非難情報等の緊急速報を通知するCBS/ETWSに対応しています。緊急速報を受信した場合、HM-M100が組み込み機器側に緊急速報を受信したことを通知します。組み込み機器側は、HM-M100から緊急速報の内容を読みだすことで緊急の内容を受信することが可能です。

5.ショートメッセージサービス(SMS)
HM-M100は、ショートメッセージサービス(SMS)の送受信に対応しています。組み込み機器側の制御により少量データの送受信を行うことが可能です。


【用途例】在庫管理、情報端末、決済端末、運行管理、映像監視、通信機器など
【販売目標】年間10万台
【価格】オープン


※記載されている会社名、システム名、製品名は一般に各開発メーカーの商標または登録商標です。なお、本文中ではRマークおよびTMマークは明記しておりません。


以 上



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