AsiaNet 54597
共同JBN 1191 (2013.10.11)
【モスクワ2013年10月11日PRN=共同JBN】アエロフロート航空(Aeroflot)グループは現在、格安航空会社Dobroletを傘下に加える準備を進めている。Dobroletは1923年当初、現在のアエロフロート航空の前身の1つだった共同資本会社(JSC)の名称だった。
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Dobroletはモスクワ地域を本拠地とする予定。この航空会社の保有旅客機は、全席が座席料金差のないボーイング737-800NG機で構成される。2014年春から運行を開始する見込み。当初段階では、ロシアの欧州地域で最も人気のある目的地向けとして運行される。
通常の航空会社に比べ最大40%の輸送コスト削減を図るため、さまざまな方法が考慮されており、以下が含まれる。座席間のピッチを減らし、バックレストを固定することによる旅客機1機あたりの座席数の増加。直販のみの航空券販売。有料でのコンフォートシート、手荷物預け入れ、優先搭乗、機内食サービス。Dobroletのウェブサイトで搭乗予約と追加サービスの販売を行う可能性がある。
JSC「アエロフロート」は、この新会社の100%株主である。このプロジェクトに要する投資見積額は最初の2年間で約1億米ドル。Dobrolet発足初年度は、旅客機8機を運行する予定で、年間フリート増強計画は年平均8機になっている。Dobroletの総裁にはウラジミール・ゴルブノフ(Vladimir Gorbunov)氏が指名される。
アエロフロート航空のビタリー・サベリエフ最高経営責任者(CEO)は「ロシアの格安航空会社は、ロシアの法律を世界航空産業の既存の法律と調整するまで運航しない。その対象となっているのは、払い戻し不可の航空券、無料の機内食、預け入れ手荷物料金、主として機長不足を補うための外国在住パイロット雇用などである。今年末までに適正な法律改正が行われると考えている。そうすることで、政府はロシアにとって極めて重要なプロジェクトの立ち上げに大きく貢献するだろう」と語った。
ソース:Aeroflot
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