Denmark, Dec 6, 2013 - ( JCN Newswire ) - リン資源の枯渇は将来主要な課題になる可能性があります。リンは栄養素として、植物の成長に必要不可欠な要素で、増加する世界人口にとって食糧生産の重要な要素です。化学肥料として採掘される自然界に存在するリンは枯渇の危機にある限られた資源です。それ故に、リンの再利用および新たな採掘方法は世界中の関心を集める分野になっています。
グルンドフォス社では、デンマーク水道局、Aarhus Waterなどと協力して、デンマーク第2の都市オーフスのオービュ処理場でのプロジェクトに参画しています。このプロジェクトでは、廃水からリンを抽出する技術をテストしています。本処理場は2013年11月末に、デンマーク環境大臣Ida Aukenが出席した式典で、開所しました。
大臣は次のように述べました。「デンマーク政府はより環境にやさしい国家になることを望んでいます。本プロジェクトは緑化への移行を示す例となるものです。私たちは環境問題への解決策を打ち立てると同時に、将来収入源となりうる新製品をも生み出しています。リンの水環境放出はデンマークだけの課題ではなく、グローバルな問題です。それ故に、その問題への解決策を見つけることには大きな恩恵があります」
課題と機会
Aarhus Waterは2011年より廃水からリンを除去することに尽力してきました。この希少元素には悪いことに、パイプ管内部に堆積物を形成し、詰まりを引き起こすという副作用があります。米国オレゴン州のグループがリン再利用に成果を上げていることを水道事業者が発見し、そこから本プロジェクトが加速しました。
Aarhus Vandの部門マネジャーであるClaus Homannは次のように述べています。「廃水からリンを抽出することは大きな可能性を秘めています。私たちの見解では、この問題を解決すると同時に機会を享受することができます。商業的価値のある貴重な資源を抽出し、持続可能な方法で希少資源を活用しながら、パイプ管内部の詰まりを防止することができます」
既存技術の上に構築
グルンドフォス社は本プロジェクトに参画しているパートナーの1社で、廃水プラント用投薬ポンプ、ブースターシステム、制御システムなどリン抽出に特化した部品を供給しています。グルンドフォス社ビジネス・デベロップメント・マネジャーのPer Kroyer Kristensenは次のように述べています。「本プロジェクトにおいて、当社ソリューションがどのような役割を担えるかに興味を持っています。当社では既にこうした技術を持っているので、私たちが見ているのは様々な応用の方法についてです。どのようにすればうまくいくかを検証し、当社で今後追求していくに値するものかどうかの判断をしていきます」
パートナーシップについての事実
パートナーには、Aarhus Water、グルンドフォス社の他に、Herning Water、Horsens Water、Danish Knowledge Centre for Agriculture、顧問Norconsultが名を連ねています。
このパートナーシップは2013年1月に締結されました。
グルンドフォス社について
グルンドフォス社は先端的なポンプソリューションの世界的なリーダーで、水処理技術のトレンドセッターです。グルンドフォス社では、人々の生活の質の向上、地球を守るための技術を開発することで、地球の持続性に貢献しています。
グルンドフォス社は1945年に設立、19,000名の従業員を擁し、売上高は30億ユーロ、60ヶ国に80以上の会社を持っています。 www.grundfos.com (リンク »)
詳細に関するお問い合わせ先:
報道関係者からのお問い合わせ:
Jackie Young
jyoung@grundfos.com
技術的なお問い合わせ:
Per Kroyer Kristensen
perkk@grundfos.com
Ida Aukenがプロジェクトを開始: (リンク »)
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Source: Grundfos via Globenewswire
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