AsiaNet 55649
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ニュースリリース・2014年1月28日 01:01(中央ヨーロッパ標準時)
マースク・コンテナ・インダストリー、大きな可能性を秘めた新テクノロジーの立ち上げへ
生鮮食品と切り花の輸送における大きな効率性の向上を視野に入れて、この度マースク・コンテナ・インダストリー(MCI:Maersk Container Industry)は、ボストンを拠点とするテクノロジー企業、プリマイラ(Primaira LLC)と提携し、スター・クール・インテグレーテッド(Star Cool Integrated)冷蔵コンテナの空気清浄化システムの開発に臨むことになりました。
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特許取得済みの技術、ブルーゾーン(R)(Bluezone(R))が黴や菌類、バクテリアを効率的に除去することは、試験によって示されています。市場に流通しているものの300倍という高濃度のオゾンを用いるブルーゾーンは、エチレン除去にも効果的です。
「最終的な設計についてはまだ検討中ですが、ブルーゾーンとスター・クールの組み合わせが、経済面でも環境面でもコンテナ輸送史上にこれまでに無かった利点をもたらしてくれるものと確信しています。」と、MCIのチーフ・コマーシャル・オフィサー、ゾーレン・レス・ヨハンセン(Soren Leth Johannsen)氏はコメントしています。
MCIのパートナー、プリマイラは食品の品質を向上するテクノロジーの開発において、豊富な経験があります。
「エチレンと黴の除去におけるブルーゾーンの優位性と、生鮮食品の保存可能期間延長における有効性は、長年の厳格で科学的な研究によって証明されています。」と、プリマイラのマネージング・パートナーであるカレン・ベネデク(Karen Benedek)氏はコメントしています。
ブルーゾーンは、定評のあるMCIのCAやAV+システムを補強し、コンテナ輸送の及ぶ地理的範囲を拡張し、果物や生鮮食品の品質を保持します。
リーファー・コンテナの所有者は喜びを露わにしています。
「当社顧客は積荷の品質保持について益々注意を払うようになっています。このことから、当社では冷蔵コンテナ内の空気清浄化システムの動向を、何年にもわたって追ってきました。」と、シーボード・マリーン(Seaboard Marine Ltd. )の冷蔵サービス部門ディレクター、クライド・ウィンゲート(Clyde Wingate)氏はコメントしています。
ウィンゲート氏はまた、次のように付け加えています。「今日の市場で提供されているシステムのうち、例えばオゾンを用いるものは、一度の積荷に対して一時的にのみ設置されることがほとんどです。したがって、操作が繁雑になったり、オゾン濃度が低いことから効果が記録されないなどという問題が生じています。コンテナ所有者の視点からすれば、オゾンがその性質上、ゴム、アルミニウム、銅などに接触した際激しく作用することも大きな懸念事項です。」
「MCIが密閉空間における高濃度のオゾンを実現するシステムを本当に開発できれば、荷送人、コンテナ船ともにこれを大いに採用するでしょう。」と、ウィンゲート氏はコメントしています。
ブルーゾーンがモーダル・シフトをもたらす可能性があります。例えば、新鮮な切り花は世界的に140億ドルの市場があり、大陸間での花の輸送は90%以上が空輸で行われています。
「ブルーゾーンとスター・クールの新製品と、その可能性について非常に楽しみにしています。例えば、今日切り花は空輸されていますが、これをリーファー・コンテナ輸送へ移行させる可能性があるのです。その結果もたらされる経済面、環境面での利点を考えてみてください。」と、ゾーレン・レス・ヨハンセン氏はコメントしています。
ブルーゾーン搭載のスター・クールは2014年の下半期に発売されます。
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