八木澤商店の「奇跡の醤油もろみ」を使用した「不来方バウム」が約3年ぶりに復活。本日から発売再開。

株式会社タルトタタン

From: 共同通信PRワイヤー

2014-02-12 11:37

2014年2月12日

株式会社 タルトタタン

八木澤商店の「奇跡の醤油もろみ」を使用したスイーツが
約3年ぶりに帰ってくる
醤油もろみを使った岩手銘菓 「不来方(こずかた)バウム」
2014年2月12日 岩手県内のタルトタタン店舗と通販(全国発送)で
発売再開

株式会社タルトタタン(岩手県盛岡市 代表取締役小松豊)は、震災以降販売を休止していた、株式会社八木澤商店(岩手県陸前高田市 代表取締役河野通洋)の醤油もろみ※1を生地に練りこんで焼き上げたスイーツ「不来方(こずかた)バウム」を2014年2月12日(水)より、岩手県内のタルトタタン5店舗と通販で発売再開いたします。
岩手の健康素材、オリジナルのおいしさにこだわったスイーツを提供する洋菓子店タルトタタンと、創業200年を誇り、岩手県の素材を使ったこだわりの醤油を作り続けている八木澤商店のコラボレーションである「不来方バウム」が新発売されたのが、2008年の9月でした。同商品は地元を中心に愛される大人気商品として発売しておりました。しかし、東日本大震災で津波が陸前高田市を襲い、八木澤商店は工場や蔵はおろか、醤油造りの命である原料のもろみも樽ごとすべて流されるという甚大な被害を受けました。それを受け、「不来方バウム」も2011年4月より惜しまれつつの販売休止となりました。八木澤商店は、そんな絶望的な状況の中でも再建への強い意志を持ち、タルトタタンではその志に感銘を受け、「再建後、必ず不来方バウムを発売再開する」ことを両社間で誓いました。その後、釜石市で流されたはずの八木澤商店のもろみが発見されるという「奇跡」が起きました。
それから約3年の歳月を経て、発見当時わずか4kgだったもろみの培養に成功、八木澤商店オリジナルの「昔の味」への復元が可能となりました。今回、発売が再開される「不来方バウム」は、そんな八木澤商店の想いがこもったこだわりのもろみを原料としたバウムクーヘンです。醤油の素となるもろみは、洋菓子のバウムクーヘンに独特の深みを与えてくれます。口に含むと、まるでシフォンケーキのようなふわふわの食感、しっとりとした舌触りとなめらかな口どけの後に、もろみの風味がふんわりと広がります。この優しく奥深い味わいは八木澤商店のもろみでなくては醸し出せませんでした。3年越しの想いとともに、岩手が生んだ奇跡の味を心からご堪能いただける逸品です。


※1 醤油もろみ…蒸した大豆と炒って砕いた小麦を混ぜ合わせ、大豆と小麦の成分を分解して醤油の味や香りを生む麹菌を加えて発酵させたもの。

<商品概要>
商品名:『不来方バウム』 (読み 不来方=こずかた)
内容量:直径約14cm、約330g、1個
値段: 1,300円(袋入り) 1,500円(化粧箱入り) 
※ともに消費税込み。通販の場合、送料や手数料は別途かかります。
賞味期限:製造日より10日(未開封の場合)
発売日:2014年2月12日(水)※2008年9月に発売された商品を発売再開
発売元:株式会社タルトタタン(企業概要は次ページを参照)
販売店:岩手県内のタルトタタン5店舗のほか、タルトタタンホームページ、電話、ファックスでも通販注文可能(全国販売)。
 ・インターネットURL:  (リンク »)
 ・電話番号: 019-626-1700受付時間/8:00~17:00
 ・ファックス: 019-626-1705受付時間/24時間

<素材・製法・味わい>
素材については、八木澤商店のもろみは、岩手県産大豆と南部小麦、国産塩を使用した無添加のものを使用。バウムクーヘン生地は岩手県産卵を100%使用するなど、岩手ならではの健康素材にこだわりました。
製法において、発売再開にあたり最もこだわったのは「もろみの香り」を最大限に引き出すことでした。当初、2013年11月ごろに発売再開予定でしたが、もろみの熟成が足りず香りが十分ではなかったため、ベストな状態になるまで待った結果、2014年2月の発売となりました。醤油の価値を決めるのは、味、色、香りと言われ、中でも香りの吟味は最も難しく、醤油のプロだからこそ見極められる技です。「不来方バウム」はもろみの「香り」が味の決め手となるため、そのクオリティは八木澤商店のプロの技に支えられています。
また、まるでシフォンケーキのようなふわふわの食感の秘密は「二度焼き」です。一度で焼き固めずに、1日目にバウムの生地の内側を焼いてから一晩寝かせ、2日目に外側を焼いて完成させています。そのため、内側と外側の年輪の色が異なることもありますが、品質には問題はありません。
口に含むと、まるでシフォンケーキのようなふわふわの食感、しっとりとした舌触りとなめらかな口どけの後に、もろみの風味がふんわりと広がります。もろみが際立ちすぎず、味わいはプレーンで、バウムクーヘンそのものの美味しさにコクが加えられ、奥行きのある深い味わいとなっています。日本人になじみのあるもろみだからこそ、どこか素朴な懐かしさのある優しい味わいに仕上がっています。日本茶、コーヒー、紅茶にもよく合い、アイスクリームやホイップクリーム、季節のフルーツを添えたアレンジもおすすめです。

<パッケージデザイン・ネーミング>
パッケージは、発売再開を記念してリニューアルいたしました。醤油もろみをイメージした紫色のロゴマーク、パッケージデザインに、黒の格子模様は、かつての八木澤商店のシンボルだった、蔵の「なまこ壁」をイメージしています。
商品名の「不来方(こずかた)」とは、タルトタタンのふるさとである盛岡の古くからの呼び名のこと。八木澤商店とのコラボレーションで生まれた岩手ならではのおいしさ、岩手の誇りという想いが込められています。パッケージの文字は、小学生の天才書道家として知られる盛岡市在住の高橋卓也くんが揮毫しました。

<八木澤商店の被災から事業再建、「不来方バウム」発売再開まで>
八木澤商店は1807年(文化4年)創業の醤油の名店で、岩手県の素材を使ったこだわりの醤油を作り続けてきました。過去には全国醤油品評会で、3度にわたる農林水産大臣賞を受賞しており、岩手県内はもとより、全国でもグルメ通の方やこだわりの飲食店などもこぞって取り寄せるなど、その味は多くの方に愛され続けてきました。
しかし、東日本大震災により、岩手県陸前高田市は壊滅的被害を受け、八木澤商店も蔵、製造工場が全壊、流失、200年以上にわたり受け継がれてきたもろみもすべて流されました。目の前にあるはずの、蔵、樽、商品、すべてがない、社員の無事も確認が取れない、そんな状況の中、八木澤商店が下した決断は、「廃業はしない。必ず再建する。社員は解雇しない」というものでした。再建の目途も立たない中、社員を解雇することなく、全員を雇用、内定を与えていた2人の新入社員をそのまま採用するなど、「醤油づくりの火は消さない」という想いで復興と事業再建に向けてスタートを切りました。
その間、八木澤商店の河野和義会長と、タルトタタンの社長小松豊とでやりとりがあり、タルトタタンは八木澤商店の再建への強い志と勇気ある行動に大きな感銘を受け、「再建後、必ず不来方バウムを発売再開する」ことを両社間で誓い合いました。
そんな中、流されたはずのもろみが見つかるという奇跡が訪れます。震災前に、醤油に含まれる酵母の研究のために、八木澤商店のもろみを一部保管していた岩手県釜石市の水産技術センターで奇跡的に4kgのもろみが発見されました。釜石市も津波の被害がありましたが、天井に近い機械の上に保管していたため、奇跡的に海水に浸からなかったため酵母が生きた状態で残っていた、まさに「奇跡のもろみ」でした。
それから発見時4kgだったもろみを、165kgまで培養することに成功、2013年2月から稼働開始した岩手県一関市大東町の自社工場で製造を開始し、もろみをさらに熟成させました。
「不来方バウム」発売再開にあたっては、醤油のプロである河野和義会長自らの舌での熟成の状態を確認、試作を何度も繰り返しました。「不来方バウム」の深い味わいは八木澤商店のもろみでなくては醸し出せません。香りが最高の状態である八木澤商店オリジナルの「昔の味」への復元が可能と思えるまで、妥協を許さず熟成を待ちました。満を持して2014年2月の発売再開に至りました。

<タルトタタン 会社概要>
株式会社 タルトタタン
タルトタタンは、みちのくの小京都と呼ばれる城下町岩手県盛岡市に本店を置くスイーツショップで、岩手の健康素材、オリジナルのおいしさにこだわったスイーツを提供し、地元や観光客の方々に愛されてきました。「ニュートンのりんご」「やわらか杜のバウム」などが看板商品で、オリジナリティあふれる商品をお届けしています。
代表取締役  小松 豊
本社所在地  〒020-0872 岩手県盛岡市八幡町13-34
事業内容  菓子製造業
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