「食でつながるイノベーション」シンポジウム 広報事務局
医福食農連携
「食でつながるイノベーション」シンポジウム開催
~心と体がよろこぶ、食の新発想~
農林水産省では、食料自給率の向上と地域の活性化を図るため、平成20年度から「フード・アクション・ニッポン(FAN)」の活動を推進し、国産農林水産物の消費拡大を進めています。最近、食や農の新たな可能性として、医療・福祉分野と食料・農業分野が連携した取り組みが注目を浴びる中、平成25年度からは、FANの活動の一環として、各地で実施されている、医療・福祉分野と食料・農業分野が垣根を越えて戦略的に連携する「医福食農連携」の取り組み事例を、新たに発信していくことになりました。
本日2月21日(金)、各地で行われている「医福食農連携」のさまざまな事例を紹介し、これからの日本の「食」をあらためて考える場として、医福食農連携「食でつながるイノベーション」シンポジウムを、京都烏丸コンベンションホールにて開催いたしました。
<シンポジウム詳細>
●菊乃井主人 村田吉弘氏による特別講演「和食と健康」
「私は病院と一緒に嚥下食の取り組みを行っており、病院などの食事では何よりも「食べてもらうこと」が非常に大切です。そのためには、やはりおいしいものでないと食べてもらえない。和食は非常に健康的でおいしい食べ物。うまみをたくさん含むだしを使った和食取り入れることで病院の食事をおいしいと感じてもらうことができるので是非取り入れてもらいたいと思っています。そして、和食は「お米」が必須となるので、食料自給率向上にも非常に大切。」と語ってもらいました。
●パネルディスカッション
シンポジウムの最後に、特別講演をしていただいた菊乃井主人の村田吉弘氏と、「医福食農連携」に実際に取り組んでいる事業担当者3名(社会福祉法人嵐山寮・嵐山寮特別養護老人ホームうたの副施設長の永井さゆり氏、京都大原記念病院グループ栄養課副主任・管理栄養士の屋代朋子氏、社会保険京都病院栄養課長・管理栄養士の富安広幸氏)によるパネルディスカッションを行いました。
パネルディスカッションでは、「究極の地産地消を行いたい」、「地産地消レストランをオープンさせ、患者さんだけでなはく、職員・地域住民も地場の食材を食べることができる取り組みを行いたい。」や「地元産の食べ物をみんなが食べられる地域連携型のシステムを構築したい。」とさまざまな前向きな展望を語っていただきました。
最後に、「医福食農連携」について、村田吉弘氏からは「地域のものを地域で消費することは安価で栄養価の高いものが食べられる」また「次の世代の為にも地産地消の取り組みをぜひ進めていただきたい。」とコメントがあり、パネルディスカッションは終了いたしました。
<シンポジウム概要>
【主催】 農林水産省近畿農政局、京都新聞社、全国地方新聞社連合会
【後 援】 京都府、京都市
【実施日時】 2月21日 (金) 13:30~15:45 (受付開始 12:30~)
【会場】 京都烏丸コンベンションホール (京都市中京区烏丸通六角下ル七観音町634)
【登 壇 者】 菊乃井主人 村田吉弘氏
社会福祉法人嵐山寮 嵐山寮特別養護老人ホームうたの 副施設長 永井さゆり氏
京都大原記念病院グループ 栄養課副主任・管理栄養士 屋代朋子氏
社会保険 京都病院 栄養課長・管理栄養士 富安広幸氏
フリーアナウンサー、農業ジャーナリスト、べジアナ 小谷あゆみ氏
【実施内容】 13:30 開会・主催者挨拶(農林水産省近畿農政局長 中村英男)
13:35 趣旨説明
13:45 村田吉弘氏による特別講演 「和食と健康」
14:00 ―転換―
14:10 パネルディスカッション
15:45 閉会
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