アバゴ・テクノロジー株式会社 (本社:東京都目黒区、代表取締役社長:米山周) は、本日、100G(Gbps)の伝送速度に対応する光トランシーバ・モジュールの最新世代品「100G QSFP28 SR4」と「100G CFP4 LR4」のデモンストレーションを実施すると発表しました。いずれも先進的なデータセンターや企業ネットワーク向けに設計された製品です。
100G QSFP28 SR4のデモンストレーションでは、100mのOM4光ファイバ・ケーブルを使用して100GbE(ギガビット・イーサネット)のライブ・トラフィック・ストリーム伝送を実現します。一方、100G CFP4 LR4のデモンストレーションでは、10kmのシングルモード光ファイバ・ケーブルを使用して100GbEのライブ・トラフィック・ストリーム伝送を行います。これらのデモンストレーションは、3月11日~13日に米カリフォルニア州サンフランシスコで開催される展示会『OFC 2014』のアバゴのブース(ブース番号3160)で実施されます。
100G QSFP28 SR4の特徴
・データセンターにおける100GbEの短距離インターコネクト向けの設計
・IEEE 802.3bm 100GBASE-SR4、CAUI-4に準拠
・QSFPのフォーム・ファクタにより、40Gから100Gへのシームレスな移行を実現
100G CFP4 LR4の特徴
・100GbEの長距離データ通信向けの設計
・IEEE 802.3 Clause 88(100GBASE-LR4メディア向け)、IEEE 802.3 Clause 83E(CAUI-4の電気インタフェース向け)、OTN OTU4、CFP4 MSA
(MDIO機能向け)に準拠
・CyOptics社(2013年6月にアバゴが買収)のクラス最高水準のシングルモード・レーザー技術を活用
・100G/長距離の企業ネットワークにおいて高い効率と性能を実現
アバゴでバイス・プレジデントと光ファイバ製品部門のゼネラル・マネージャを務めるフィリップ・ガッドは、「100G QSFP28 SR4と100G CFP4 LR4は、100Gに対応する光トランシーバ・モジュールの広範なポートフォリオを拡充する最新製品です。100Gのインターコネクトにおいて接続距離に関するあらゆる要件に対応します。いずれも、先進的なデータセンターと企業ネットワークにおけるニーズに応えることが可能な製品です。加えて、技術領域におけるアバゴのリーダーシップを象徴するとともに、アバゴの継続的な取り組みを具現化したものとなっています」と述べています。
また、LightCounting社の主席アナリストであるデール・マレー氏は、「次世代の小型フォーム・ファクタにより、100Gの長距離/短距離通信に対応できることを示すのは、データセンター向け機器のメーカーにとって重要なことです。高密度のライン・カードが実現されれば、データセンターにおいて100GbEによるインターコネクトの普及が促進されるでしょう」とのコメントを寄せています。
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