アバゴ・テクノロジー株式会社(本社:東京都目黒区、代表取締役社長:米山周) は、本日、100GbE-LR4に準拠したTOSA(トランスミット・オプティカル・サブアセンブリ)とROSA(レシーブ・オプティカル・サブアセンブリ)の新シリーズを発表しました。新製品であるTOSAの「AFCP-T4X25EL」とROSAの「AFCP-R4X25PL」は、いずれも最長10kmのファイバ・リンクでキャリア・グレードの伝送品質を実現する新たなCFP4光トランシーバのフォーム・ファクタで設計されています。これまでもアバゴは、次世代の高密度ルータ/スイッチ・アプリケーションを実現するためのものとして、モノリシック/ハイブリッドの光集積回路技術を利用した光コンポーネントのソリューションを提供してきました。その製品ラインアップが、新たなTOSA/ROSAデバイスによって拡充されたことになります。
AFCP-T4X25EL(TOSA)は、1つの光出力で1300nm帯のLAN-WDM方式における4波長に対応します。そのために、4個の高性能な28Gbps EML(電界吸収型変調レーザ)と、レーザ波長の多重化に使用する光合波器(マルチプレクサ)を内蔵しています。一方、AFCP-R4X25PL(ROSA)は、入力された4本のLAN-WDM波を分波するための光分波器(デマルチプレクサ)と、4個の高性能な28Gbps PIN光ディテクタ、4個のトランス・インピーダンス・アンプを備えています。
製品の特徴
・小型
・TOSA:フットプリント=23.7mm×6.0mm、高さ=6.7mm
・ROSA:フットプリント=24.0mm×5.9mm、高さ=5.6mm
・CFP4/CFP2トランシーバに最適な形状
・低消費電力
・TOSA(TEC消費電力):最大1.5W
・ROSA:最大0.5W
・OMA(光変調振幅)で見た出力パワーPoutはチャンネル当たり-1.3dBm以上
・OMAで見た受信感度はチャンネル当たり-8.6dBm以下
・IEEE 802.3ba 100GBASE-LR4(伝送距離10km)に準拠
・気密型/平面型のパッケージ。光インタフェース用のLCレセプタクルと電気インタフェース用の2個のFlexコネクタを備える
アバゴで光コンポーネント製品のマーケティング担当ディレクタを務めるステファン・ロクスは、「当社は、次世代ネットワークに向けて、システムの低消費電力化と高密度リンク用トランシーバの小型化を実現する高度な光コンポーネントのソリューション開発に取り組んできました。新たな光エンジンであるTOSA/ROSAデバイスは、そうした当社の取り組みをさらに強化するものです。いずれも、100GbE-LR4インタフェースとして業界で幅広く採用されている新たなCFP4光トランシーバに最適です」と述べています。
アバゴは、これらのTOSA/ROSAデバイスを、3月11日~13日に米カリフォルニア州サンフランシスコで開催される展示会『OFC 2014』に出展します。アバゴのブース番号は3160です。
価格と供給
AFCP-T4X25ELとAFCP-R4X25PLのサンプルはすでに提供されています。通常の量産出荷は2014年8月に開始する予定です。価格については、アバゴ・テクノロジーの正規販売代理店までお問い合わせください。
AFCP-T4X25ELとAFCP-R4X25PLの詳細については、以下の各ページをご覧ください。
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