電子マネーやクレジット決済のかたちが変わりつつあります。決済方法の多様化に対し、セキュリティ、拡張性、運用コスト負担などの観点からシンクライアント導入の要望が多くあります。しかし、シンクライアント方式の導入に対しては
・高いトランザクション処理能力を担保するには大規模な投資が必要となる。
・外部サービスを利用する場合は既存のシステム・端末機器が活かせないなど制約が多い。
などの理由から、シンクライアント方式の導入は一部の大手企業に限定されています。
今回開発するシンクライアント決済ソリューションはその前提を一新させるものです。
・Q-COREを採用することで、トランザクションが集中するような環境でもコンパクトで
リーズナブルな投資でのシンクライアントシステム構築が可能となります。
・決済システムの接続にはCAFIS・CARDNETなど豊富な対外接続で実績のある
CAPSの技術を用いることで、既存システム・端末機器の流用が可能です。
その結果、今まで導入に踏み切れなかった大規模から中規模の加盟店でもシンクライアントの導入が容易となります。特に、複数の電子マネーやクレジット決済を包含したシステムの自社構築や、シンクライアント決済サービスを提供する決済事業者などに最適です。
なお、今回の発表について、Q-COREのメーカーであるQUADRAC社より以下のエンドースメントをいただいております。
<QUADRAC社からのエンドースメント>
セイコーソリューションズ社とは、かねてより弊社が提唱してきた“シンクライアント化によるリアルタイム決済システムの効率化”という考え方を共有させていただいており、弊社のサーバ製品Q-COREの具体的なシステムへの導入作業も共同で進めさせていただいております。
このソリューションを導入して、電子マネーをはじめとする各種決済システムをQ-COREを用いてシンクライアント化していくことにより、ユーザ企業にとっては高性能かつ低コストで管理がしやすく、消費者にとってはスピーディーで安全な決済システムを提供していくことが可能になると考えております。
QUADRAC株式会社
代表取締役 日下部進
<Q-COREとは>
○2013年8月に発売されたリアルタイムマストランザクションに特化した高性能サーバ製品
○記憶装置は1テラバイトのSSD(Solid State Drive)を備え、決済データ、顧客情報、
カード認証など、運用形態に合わせたDB設計が可能
○安価にFeliCa電子マネー導入が可能
○大容量シリコンデータベースを実装しており、待機機とのレプリケーションを標準で提供
<シンクライアント決済ソリューション>
セイコーソリューションズのシンクライアント決済ソリューションは、ハードを含むアプライアンス製品、汎用サーバおよびカスタマイズを組み合わせ、業務の処理全体を実現します。20年にわたりクレジット決済システムを提供してきた弊社がSIサービスを行います。
○FeliCa認証機能を標準搭載しリアルタイムマストランザクション処理に特化した
Q-CORE上に電子マネー、EMV認証、磁気クレジット等の処理機能を
ソリューションとして実装します。
○端末はIC・磁気読み取りとUI(ユーザインターフェイス)機能のみとなり、
処理はセンター側で行います。これにより端末の機能簡素化と低価格化、
APのセンター一元管理が実現します。
○端末でのデータ保持リスクから解放され、セキュリティに優れたシステム構築が
可能となります。
○保有するデータを自動レプリケーションすることで、シンプルな可用構成が可能となります。
○IC・磁気を利用したポイントや顧客管理など、多様なシーンに応用可能です。
○端末、決済処理、センター運用等お客様のご要望に合わせたシステム設計~構築、サポート
まで柔軟なSIサービスが可能です。端末のご提案も可能です。
○EMV(L2取得予定) 、JCCA(認定取得予定)
【提供開始】 2014年8月(予定)
※Q-COREはQUADRAC株式会社の登録商標です。
※FeliCaはソニー株式会社の登録商標です。
※CAFISは株式会社NTTデータの登録商標です。
※CARDNETは株式会社日本カードネットワークの登録商標です。
※EMVはEMVCo, LLCの登録商標です。
※その他、本文中に記載されている会社名、製品名などは、
各社の商標または登録商標です。
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セイコーソリューションズ(株) 広報
担当:前本、米田 tel:043-273-3182 e-mail:icenter@seiko-sol.co.jp
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