ピアソン、世界各国の教育水準を調査「ラーニングカーブ2014」

Pearson 2014年05月08日

From JCN Newswire

日本はランキング世界第二位に上昇;先進国、特にアジア主要国が高い教育水準を示す

London, May 8, 2014 - ( JCN Newswire ) - 教育業界で世界をリードするピアソンは、本日、世界各国の教育水準を調査したレポート「ラーニングカーブ2014」を発表し、その中で、世界39か国の教育実績をもとに国別のランキングをまとめた新たな指数を公表しました。

当レポートでは、世界の教育実績の状況に変化をもたらしている要因や21世紀型スキルの重要性を探っています。そして、Global Index of Cognitive Skills and Educational Attainment(認識力と学習到達度のグローバル指数調査)では次のことが明らかになりました。

● 日本が「認識力と学習到達度のグローバル指数調査」ランキングで世界第2位になりました。
● 韓国、日本、シンガポール、および香港は、教師、学生、および親が持つ教育への強い責任感の文化、および他の地域と比較して社会が教師と学校にはるかに高い価値を置いていることを要因とし、全体として最高ランクの教育水準を達成しています。
● フィンランドは第1位から第5位にランクを落としましたが、これは読解力、数学的リテラシー、科学的リテラシーが低下したためでした。
● 英国はPISA(Programme for International Student Assessment/OECD生徒の学習到達度調査) やPIRLS(Progress in International Reading Literacy Survey)での成績改善、また高等教育の卒業率の上昇をうけ、第6位の地位を維持しました。カナダとオランダも上位10か国に入りました。
● 新興国の多くは、より多くの予算を教育に当てるようになってきていますが、まだ結果の向上には結びついていません。世界最大の新興経済であるブラジル、メキシコ、およびインドネシアの3か国は、今回の調査では最下位レベルに甘んじました。

ラーニングカーブ・レポートでは、学習によって習得するスキルについて、次のようなことが明らかになりました。

● 成人は誰でも年齢と共にスキルを失いますが、そのスキルを仕事で定期的に使わない人は、使う人に比べて、より早くスキル低下を招きます。
● 政府、企業、学校、学生、および親のすべてが教育を重視した場合に、初めて国全体としてのスキル向上が実現されています。

また、これらの新しいレポート、指数調査結果とともに、ピアソンは世界50か国に関わる2,500の教育、経済、および社会的指標を網羅した新たなデータバンクをthelearningcurve.pearson.comに開設しました。

このデータバンクでは、教育分野で最も敬意を払われているPISA、TIMMS(Trends in International Mathematics and Science Study/ 国際数学・理科教育調査)、およびPIRLSの3つの世界的調査を基盤とし、そのデータを国ごとの教育、GDP、雇用、犯罪率、およびその他の要因と組み合わせることにより、研究者や政策立案者のための包括的なデータとして提供しています。

成人が持つスキルの拡大と維持の重要性

ピアソンは、今回の発表で、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット協力のもと、教育面や経済面での成果をより改善するためにはスキルがいかに重要であるかについても、掘り下げたレポートを発表しました。このレポートでは次のような結論が示されています。

● OECDの推測によれば過去10年間における先進諸国での経済成長の半分はスキル改善によるものであり、国の経済を成長させる上でスキル強化がいかに重要かが示されています。
● 生涯教育については、対象となる成人の大半がすでに高度な教育とスキルを得ているため、その効果を単独で測るのは困難です。
● 韓国はPISAにおいて世界第1位の成績を収めていますが、PIAAC(Programme for the International Assessment of Adult Competencies/ 国際成人力調査)の結果によれば20歳以降のスキルが平均程度ないし平均を下回る水準になっています。
● スカンジナビア諸国は教育ランクではアジアを下回っていますが、成人のスキル維持に関しては継続的なスキル開発を促し、またそのための公的支援が提供されていることにより高い成果を収めています。
● 初期教育において得た基本的スキルは継続的なスキル開発に不可欠であり、また時間の経過と共に避けられないスキル低下を遅らせるためには、成人後もそのスキルを使い続けることが重要です。

教育の改善がより大きな経済成長をもたらす

ラーニングカーブ・レポートでは教育と経済成長の間の相関関係が示され、学校で過ごした時間の平均値は過去20年間の労働生産性に統計的に有意に比例していました。

メキシコ、ブラジル、およびインドネシアなどの新興国はPISAにおいて下位のランクに位置付けられていますが、これらの国々が長期的に今のような勢いで経済成長を維持することができるのか、疑問を投げ掛けています

効果的な教育には説明責任と優れた指導が必要

新しい技術の登場によって教師と学生の両方に、これまでより幅広いスキルの取得が求められています。そのため新たな教育指導の方法が出現する可能性も生まれています。国家や政府は教師が果たす役割を重視し、知的職業としての教育者に大きな敬意を払わなければなりません。

ただし優れた教育上の成果は、学生が優秀な成績を収めることへの責任を持ち、かつ教師が柔軟に教育を進めることができる場合において実現されており、教育における自立の重要性が示されています。カリキュラムが厳しく統制されすぎている場合、教師が効果的な指導を行うことはできません。また親の期待が学生の成績とモチベーションに影響を与えていることも明らかです。

ピアソンの最高教育顧問であるマイケル・バーバー(英国のブレア元首相政権時の主席教育顧問)は次のように述べています。

「教育がもたらす成果は人生における成功の鍵であり、より良い成果を出そうと世界中の政府がこれまで以上にプレッシャーを感じていることでしょう。ラーニングカーブは、教育制度がいかに改善されているのかを測る情報源となります。アジア太平洋地域の国々が着実に成果を上げているのは遺伝的な優秀さだけではなく、学びへの努力を評価する文化が根底にあり、効果的な教育制度も相まって実現されているのでしょう。この状況は他国にとっても注目せざるを得ないものです。」

ピアソンの最高経営責任者であるジョン・ファロンは以下のように述べています。
「スキル提供の軽視は世界共通の課題であると同時に、地域特有の要素も含む教育上の問題です。先進国においても新興国においても、政府が職業支援に取り組む中、スキル向上への需要は差し迫っています。ラーニングカーブが教育に成果をもたらすものは何なのかを明らかにしていくことで、教育の成果の向上に向けて世界中で貢献できることを切に願っています。教育に関する議論が「与える内容」から「教育のもたらす成果」にシフトする中、この調査がこの分野の研究を推し進める一助になれば幸いです。

このレポートの全文は (リンク ») をご覧ください。

レポートのハイライト

「認識力と学習到達度のグローバル指数調査」ランキングにおける2014年の上位10か国
(リンク »)
(出所:エコノミスト・インテリジェンス・ユニット)

ピアソンについて

ピアソンは教育業界における世界のリーディングカンパニーです。80か国以上の拠点に合計約40,000人の社員を擁し、世界中のあらゆる年齢の人々が教育を通じて目に見える成果を手にできるよう支援しています。 www.pearson.com (リンク »)

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