AsiaNet 56839
共同JBN 0563 (2014.5.23)
【ワシントン2014年5月23日PRN=共同JBN】
*Diesel Technology Forumは、国連欧州経済委員会(UNECE)の報告書がディーゼルに関する誤解を正していると指摘。
国連欧州経済委員会(UNECE)が発表した新しい報告書は、欧州と米国のディーゼル車両が商業、機関、家庭セクターなどの経済セクターと比較して、粒子状物質(PM2.5、PM10)排出でわずかの割合しか占めているにすぎないと結論づけた。
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UNECEは国連の5地域委員会のひとつである。
UNECEの新しい報告書「Diesel Engine Exhausts: Myths and Realities」は、「上記データと事実からわれわれはかなりの確度で、ディーゼルエンジンの排出ガスにさらされることによって肺がんのリスクが増大すると主張することは誤解を招きやすいとの結論に至った」と指摘している。
以下はUNECE報告書へのリンク:
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以下は報告書からの抜粋。
「欧州連合諸国(EEA, 2012a)における粒子状物質(PM)排出の83%、米国(EPA 2013)とカナダにおける排出の97%は、他の経済セクター、主として商業、機関、家庭セクターによって生成されている」
「従って、道路運送用ディーゼルエンジンの排出ガスが人の肺がんの主因とするのは十二分に検討する必要がある。しかしながら、これは運輸セクターにおける環境問題改善措置を止めて良いということを意味しない。むしろ逆に、関係者はこの努力を継続し、目標をきちんと定めて積極的に行うべきである」
報告書はさらに次のように述べている。
「ディーゼルエンジンは現在、経済成長の中心ですべての経済活動の周辺にあり、そのため現段階で代替したり排除したりするのは困難である」
Diesel Technology Forum ( (リンク ») )のアレン・シェーファー理事長は「乗用車、トラック、バス、建設、農業用エンジンの新しいクリーンなディーゼル技術によって、過去20年間に90%以上も粒子状物質と窒素酸化物の排出が削減された」と語り、さらに次のように述べている。
「UNECE報告書は、環境問題の議論でしばしば見過ごされている重要な展望を提起している。つまり、ディーゼル車両が劇的に排出を改善してきたという点であり、発展途上国におけるPM排出の重要な原因ではないということだ」
詳細は以下のサイトを参照。
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ソース:Diesel Technology Forum
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