AsiaNet 56838
共同JBN 0567 (2014.5.26)
【ロンドン2014年5月23日PRN=共同JBN】日産はGT-Rを解き放って2015年にル・マンでアウディ、ポルシェ、トヨタと対決する。また同社は2015年FIA世界耐久選手権でもLM P1車2台の全面ファクトリー・エフォートで勝利を争う。日産のLM P1車は日産GT-R LM NISMOと呼ばれ、車体は30年前までさかのぼり、同社のフラグシップ・ロードカーの日産GT-Rを思い出させるスポーツ・ブラッドラインである。
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フランス西部自動車クラブのピエール・フィヨン会長が日産のアンディ・パーマー企画室長兼副社長、宮谷正一NISMO(ニッサン・モータースポーツ・インターナショナル)社長、ダレン・コックスNISMOグローバル・ブランド・マーケティング・販売責任者とともにロンドンで発表した。
パーマー副社長は発表に続けて「フランス西部自動車クラブとFIA(国際自動車連盟)がルールを正すために行った努力に拍手を送る。LM P1は力の争いだけではない。このクラスのすべてのライバルが異なる技術的アプローチをとっており、われわれも同じことをする。われわれはライバルたちとは大変違うやり方で勝ちたいと望んでいる。ポルシェ、アウディ、トヨタと同じように見える基本的に同様のハイブリッド車で現れることはしない。私にはこれらは全部同じに見える。われわれの意図は少しばかり違う何かをすることである」と語っている。
日産はこのところ日産プレイステーションGTアカデミー、ACOガレージ56イニシアチブなど革新的な計画を通じて、モータースポーツへの参加を着実に増加させている。
コックス氏は「日産はパフォーマンス会社のNISMOを通じて多くのやり方でモータースポーツに接続している。われわれは近年、モータースポーツに対してレースのためのレースではなく、世界的な競争に関与する理由を慎重に考慮するという新たなアプローチをとってきた」と述べている。
日産GT-R NISMO GT3はいまではGTアカデミーの勝者であるNISMOアスリーツが推進している欧州だけでなく、世界中でレースをしている。日産のLM P2エンジンは近年では傑出したP2のパワープラントであり、ACOガレージ56枠に対する同社のコミットメントは技術的挑戦への愛情を示している。日産が走路で学んだことはロードカーにもたらされ、製品領域全体に技術革新を提供する。
宮谷社長は「GT-Rは日産の性能の究極を象徴するので、ル・マン出場車にGT-Rの名前をつけることを選んだ。これは真の熱望ブランドである。ファン、顧客が運転することを愛し、所有することを愛する車である。これまで長年にわたってモータースポーツで、つまりスーパーGT、GT3でGT-Rを使ってきた。われわれにとってLM P1は究極のテストである。われわれはル・マンで仕事を終わらせていない。これで日産GT-R LM NISMOで勝利を目指す機会が得られる」と説明している。
レースは現在、日産のLM P1車を2015年の枠に入れることにある。日産GT-R LM NISMOのドライバーは日産ファミリーの内外から出るだろうが、これに関して近く発表があるだろう。新しい車が初めて走路に出る日付と完全な技術仕様も近く明らかにされるが、日産の意図は明らかだ。
スポーツ・マーケティングのイノベーターとして日産は、レッドブル・レーシングとの関係を通じて威信の高いインフィニティ・ブランドとともに、F1に対して意図的に非伝統的なアプローチをとった。モータースポーツ以外では日産はUEFAチャンピオンズリーグの公式パートナーであり、新たに4年契約をしている。時期を合わせたようにチャンピオンズリーグ決勝はこの週末にあり、「美しいゲーム」で日産のスポーツ・マーケティング計画への新たなアプローチを見られるとファンは期待できる。日産は2016年リオデジャネイロ五輪の公式自動車パートナーでもある。
▽問い合わせ先
Paul Ryan
+1-678-644-0404
Email: paul@nismosupport.com
ソース:Nissan
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