AsiaNet 57002
共同 JBN 0646 (2014.6.11)
【キト(エクアドル)2014年6月10日PRN =共同JBN】
*太平洋からアンデスの心臓部まで、ファーストクラス・ファッションで観光が可能に
Tren Crucero(クルーズ列車)に乗ってエクアドルで一番景色のいいルートを発見しよう。19世紀後半に敷かれた鉄道は、もともと巨大な山岳地帯で分断されていたエクアドルの国土を結びつけるために建設されたものだ。列車の修復は完成したばかり。訪れた観光客にエクアドルの素晴らしい文化と多様性、エクアドルの香りを堪能する機会を提供し、特別な設備や車内サービスを取りそろえている。列車自体は再調整された、本物の蒸気機関車と注意深く再現されたスペイン風バロックスタイルの客車4両で構成されている。乗客には沿線にあり注意深く選択された大農園スタイルのホテルに宿泊するオプションも用意されている。
「世界で一番困難な鉄道列車」と呼ばれているTren Cruceroの建設はエンジニアリング上の1つの奇跡だった。海面レベルのグアヤキルから進むにつれて、線路はドラマチックで挑戦的な風景の中に分け入り、アンデス山脈の森林の雲の中に進んでいく。最も高い地点はチンボラゾ斜面付近の標高3600メートル。エクアドルで一番高い山地だ。谷や川、山々が続き、10座を超える火山が連続している「ボルカノエス通り」を通ってエクアドルの首都、キトに至る。ユネスコから1978年に最初に世界遺産の指定を受けた都市である。
3泊4日の鉄道の旅は450キロの素晴らしい体験を満載している。観光客は海岸地帯とアンデスで色とりどりの村々に驚かされる。自然の織りなす信じられないタペストリーや、ドラマチックな山岳地帯の景色を楽しむ。旅を通じて、乗客は伝統的な大農園で夜を過ごし、昔のことを知っているバイリンガルのガイドが語る古代からの土地にまつわる秘密を共有する。
ルートはどちら側からでも出発できる。グアヤキルからキトまででも、あるいはアンデスから太平洋海岸行きでも。途中下車も可能だ。コトパクシ国立公園に近いエルボリーチェ駅で降りて自然の不思議を体験し、他に比較のできないアウトドア活動をしてみることも可能である。
この鉄道旅行では、旅客の1人ひとりがエクアドルの文化的多様性を吸収することができる。通り過ぎる景色、それぞれの駅、大農園での滞在、地元の市場巡りなどはエクアドルの文化と人々の多様性を間近に観察できる機会を提供する。有名な「Devil’s Nose(悪魔の鼻)」はルート上で一番どきどきする場所で、エンジニアリング的傑作である。アラウシの近くにあるごつごつした岩場を通過するには、まず列車が後ろ向きに進み、急坂の途中で一時停車し、ジグザグ走行を2キロばかり続ける。高度差400メートルの急坂をこのように上りきって運行を続ける。つるはしとシャベルだけでこの坂が作られたのは100年も前だったことを思うと驚きである。
2013年ワールド・トラベル・アワード(World Travel Awards)で欧州を除く最優秀ツーリズム商品(Best Tourism Product Outside of Europe)を受賞したTren Cruceroは、ことしのワールド・トラベル・アワードの最優秀南米鉄道(Best Train in South America)の候補である。
Tren Cruceroに関する詳しい情報は以下を参照: www.trenecuador.com.
エクアドルに関する情報は以下を参照: www.ecuador.travel.
▽エクアドル観光省について
エクアドル観光省はエクアドルを観光地としての魅力を高めるために指導、規制、企画、管理、推進、普及を目的とした機関である。特別の文化と自然、暮らしの多様性を責任ある観光の枠内で、持続可能な社会的経済的発展を導くものである。
▽問い合わせ先
Natalia Lopez
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natalia@finnpartners.com
ソース: The Ministry of Tourism of Ecuador
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