AsiaNet 57007
共同 JBN 0647 (2014.6.11)
【モスクワ2014年6月11日PRN=共同JBN】アエロフロート航空(Aeroflot、モスクワ証券取引所ティッカー:AFLT)は11日、自社所有子会社の格安航空会社Dobroletがモスクワからウクライナのクリミアにあるシンフェロポリ空港への初の商業飛行を行ったと発表した。
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モスクワにあるアエロフロートの国際ハブ、シェレメチェボ国際空港で行われた初飛行を記念する式典は、ロシア運輸産業の上級管理者でアエロフロートのトップ経営者でもあるドミトリー・メドベージェフ首相が出席した。
アエロフロートはロシア市民の航空旅行の利用増を図り、ロシアにおける旅客輸送で最も効率的な方式としてさらに開発するとの戦略目標を実現するため、格安航空会社プロジェクトを開始した。新しい航空会社は、現在のアエロフロートの前身であるJSC Dobroletにちなんで命名された。
この格安モデルは、特に一部のサービス部分で厳しいコスト管理を維持することを基礎としている。Dobroletの輸送コストはこの結果、すでに確立されたこれまでの航空会社のそれより20%-30%低く抑えられ、将来はさらに削減されうるという。
シンフェロポリはDobrolet初の主要目的地であり、クリミアとロシアの他の地域とを航空路で統合することに貢献するよう毎日4便を運行する。
Dobroletは8月にサンクトペテルブルク、サマーラへのフライトを開始する。航空路線はその後ほかの地域に広がり、Dobroletは2016年には主として欧州、CISなど海外目的地への飛行を計画する。
新しい航空会社の航空機団は、189人の旅客を運べるように設計された単一クラスの新しいボーイング737-800NG機で構成される。Dobroletは2014年末までに8機の航空機を運用する。
Dobroletは2018年までに40機にフリートを増やし、45路線を運行し1000万人余りの旅客を運ぶ計画である。
Dobroletのビタリー・サベリエフ最高経営責任者(CEO)兼会長は「格安航空会社Dobroletは、アエロフロートグループのみならず国全体にとっても戦略的に重要なプロジェクトである。ロシアにおける競争力のある低コスト輸送開発の道を開いた規制上の修正承認によって、大統領および首相の支援はわれわれのこのプロジェクト開始を支援する重要な役割を果たした」と語った。
サベリエフCEO兼会長はさらに「格安航空会社のビジネスモデルは、世界特にわれわれの広大な国にとって高い需要がある。と言うのも、それは数百万の平均所得のロシア国民に航空旅行の機会を与え、個人の移動性を大きく増やし、結果としてこの国の社会的、経済的発展に寄与することになるからだ」と語った。
▽アエロフロート(Aereflot)について
アエロフロート航空はロシアのフラッグシップキャリアで、欧州最大の航空会社グループである。創業90周年を迎えた2013年には、アエロフロートの搭乗者数はロシアの航空会社でも最大記録の2090万人(子会社を含めたグループ全体では3140万人)に達した。アエロフロートはグローバルなスカイチーム(SkyTeam)加盟航空会社の一員として、パートナーと協力して世界178カ国、1000を超える目的地にフライトを就航させている。アエロフロートとパートナーは、平均機体年齢4.3年の178機のエアバス、ボーイング、スホーイを運行する欧州で最も近代的で若いフリートを運行している。アエロフロートは航空機の安全性で世界リーダーの中に入っている。同航空の世界的に認められている安全評価基準の欧州連合(EU)外国航空機安全性評価査定(SAFA)は、世界の同業航空会社と肩を並べている。ロシアでは初めて国際航空運送協会(IATA)の国際運航安全監査プログラムであるIOSA(Operational Safety Audit)の認証を受け、2013年には5回目の登録を更新した。アエロフロートはまた、IATAが定める地上サービス安全監査プログラム(ISAGO)に無事に認証されるとともに、ISO 9001:2008にも完全に準拠している。アエロフロートは2013年6月、航空サービス調査会社SKYTRAX(スカイトラックス)から2度目の「東欧ベスト・エアライン」として顕彰された。同社の詳細は (リンク ») を参照。
ソース:Aeroflot
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