◎アルツハイマー病は老化現象の一部と60%が誤解

Alzheimer’s Association 2014年06月20日

From 共同通信PRワイヤー

◎アルツハイマー病は老化現象の一部と60%が誤解

AsiaNet 57116
共同JBN 0681 (2014.6.19)

【シカゴ2014年6月19日PRN=共同JBN】
*回答者の71%がアルツハイマー病の治療法の発見と予防に政府が責任を持っていると考えている

*「アルツハイマー病と脳の啓発月間(Alzheimer’s & Brain Awareness Month)」はアルツハイマー病の現実とアルツハイマー病危機に対処する緊急課題についてのグローバルな会話の口火を切る

アルツハイマー病は死に至る進行性の疾患であり、全世界で少なくとも4400万人が罹患(りかん)しているが、その実態は多くの人々に誤解されている。Alzheimer’s Association(登録商標)が12カ国で行った調査によると、回答者の59%がアルツハイマー病は典型的な老化現象の1つであり、40%がアルツハイマー病は死に至る病気ではない、と信じていることがわかった。この6月に初めて実施された「アルツハイマー病と脳の啓発月間」では、Alzheimer’s Associationはアルツハイマー病危機に関するグローバルな話し合いの口火を切り、世界中の一般の人々に自分たちの頭を使ってこの病気と闘うことを呼び掛けた。

調査が実施されたのはオーストラリア、ブラジル、カナダ、中国、デンマーク、ドイツ、日本、インド、メキシコ、ナイジェリア、サウジアラビア、英国で、調査対象の37%がアルツハイマー病患者の家系に罹患のリスクが潜んでいる、と誤った認識を持っていることが分かった。Alzheimer’s Associationがこの3月に発表した2014年版アルツハイマー病の実態報告書によると、米国人の24%が同様の誤解に基づいた認識を有していた。加齢も確かにアルツハイマー病の進行を促す最大のリスクファクターであることに違いはない。

Alzheimer’s Associationのであるハリー・ジョーンズ会長兼最高経営責任者(CEO)は「アルツハイマー病は人々の自立をゆっくりと奪い取り、最後はその命を奪う破壊的な疾病である。悲しいことにアルツハイマー病には際限はない。脳があればだれでもアルツハイマー病のリスクを抱えており、脳があるすべての人々が病気との闘いに加わるべきである」と語っている。

アルツハイマー病の症状の重さについての理解が欠けているにもかかわらず、それは依然として恐れられた病気である。どんな病気ないしは症状が一番怖いか、との質問にはほぼ4人に1人、23%がアルツハイマー病と答えている。42%が怖いと答えたがんに次ぐ2位だった。愛する人がかかる病気ないし症状で一番怖いのは何か、との質問には日本、カナダ、英国の回答者の3人に1人がアルツハイマー病と答えている。日本では34%、カナダで32%、英国で33%である。健康のための優先順位についての質問には、回答者の96%が自活できて、他人に依存せずに生きていくこと(アルツハイマー病が進行すれば避けられないが)が重要だ、と答えた。長期的なケア(88%)、年老いた両親を自宅でケアすること(86%)も重要と答えた回答者が多かった。この感覚はほとんどの人々に共通しているとみられる。米国人の98%は自活ができて他人の世話になりたくない、としながら、年老いた両親を自宅で世話したい、と91%が答えている。長期的なケアをまかなえることができること、も重要と考えている(89%)。以上はAlzheimer’s Associationの報告による。

▽政府の責任
もしここで従来の方向を転換しなければ、2030年には全世界で7600万人の人々がアルツハイマー病やその他の認知症の患者となり、世界経済にとって脅威になるだろう。調査に回答した大多数、71%の人々はアルツハイマー病の治療法の発見と予防を支援するのは政府の責任である、と考えている。

ジョンズ氏は「明らかに大きな知識不足が存在するものの、世界の人々はアルツハイマー病の脅威を認識しており、治療と予防は政府の責任であると考えている。米国など先進7カ国(G7)の政府はアルツハイマー病の予防と効果的な治療を2025年までに確立することをコミットしている。われわれは政府首脳の公約を実現させ、調査研究に投資させ、目標の達成を実現させなければならない」と述べた。

▽国別・年齢別内訳
*アルツハイマー病は典型的な老化現象の1つと誤解していたのは、インド(84%)、サウジアラビア(81%)、中国(80%)

*英国とメキシコはアルツハイマー病が典型的な老化現象の1つではない、とどちらも62%が認識していたが、それでも、それぞれ37%と38%が間違った認識をしていた。

*回答者の半数以上がアルツハイマー病は死に至る病気ではない、と認識していたのはドイツ(56%)、メキシコ(55%)、ブラジル(53%)。

*全体の40%がアルツハイマー病は死に至る病気ではない、と間違えていたが、年齢別では正しい認識もみられた。18-34歳(60%)、35-44歳(61%)、45-54歳(58%)の年齢層ではアルツハイマー病が死に至る病気であることが認識されており、60歳以上は53%だった。

▽参加する
「アルツハイマー病・脳の啓発月間」では世界中の人たちが特別な日に集い、アルツハイマー病の知識を深め、アルツハイマー病対策に寄付をする。6月21日にはいろいろなチームが「The Longest Day(登録商標)」に参加する。アルツハイマー病患者とその介護者のがんばりや熱意、忍耐に心を寄せる、日の出から日没までのイベント。スタートやチームへの参加は (リンク ») まで。

▽6月のアルツハイマー病との戦いに参加するそのほかの方法
*知識を共有しよう-アルツハイマー病と脳のリスクについて声を上げ、Twitterに発信する。誰の脳にもアルツハイマー病のリスクがある。

*人々と交わろう-END ALZのマークをプロフィル写真に利用し、Facebookを紫色にする。

*紫色で行こう-6月は紫色の服を着る。日々アルツハイマー病の苦難にさらされている人たちを支援するため、1年で1番陽が長い6月21日は特に紫を着る。

*アルツハイマー病を知るために脳を使おう-alz.orgのBrain Tour(15言語をサポート)を体験する。

アルツハイマー病と初めての「アルツハイマー病と脳の啓発月間」についての詳しい情報は (リンク ») まで。

▽調査方法
「アルツハイマー病と脳の啓発月間」の国際調査はAbt SRBIが実施した。5月22日から6月4日まで、18歳以上の6307人を対象に各国の言語で、以下の3つの方法によって行われた。

1.オンラインパネルからサンプルを抽出して調査を実施した国はオーストラリア(サンプル数500)、ブラジル(501)、カナダ(500)、デンマーク(533)、ドイツ(501)、日本(500)、メキシコ(502)、サウジアラビア(500)、英国(500)。オンラインパネルはパネルを構成する人々の年齢や性別の構成に合わせて、複数反復してサンプルを抽出した。年齢や性別による統計上のゆがみを抑えるために、割り当て幅を採用した。こうした各国のオンラインサンプでは、インタビューの信頼性をプラスマイナス約5.1%と想定した。

2.中国(サンプル数500)とインド(500)は、RDD(ランダム・デジット・サンプリング)方式で固定電話および携帯電話で家庭に電話をかけて調査を行った。Abt SRBIの指示に基づいてそれぞれの国内調査会社が調査を担当した。調査項目は包括的調査に盛り込まれた。最終サンプルは確率標本であり、人口動態とは非対称である。中国のサンプルは都市部に偏り、若い成人層が多い。インドのサンプルはほぼ都市部に限られ、年齢の高い成人層が多かった。サンプルエラーのマージン(限界値)はプラスマイナス約4.4%で、信頼区間は95%。

3.ナイジェリア(サンプル数500)では、都市部の人口をクラスターサンプリングし、そこから家庭や個人をランダムに選んで対面調査で実施した。調査項目は包括的調査に盛り込まれた。集まったインタビューは確率標本で、ナイジェリアの都市人口を反映した代表サンプル。サンプルエラーのマージンはプラスマイナス約4.4%で、信頼区間は95%。

▽Alzheimer’s Associationについて
Alzheimer’s Associationはアルツハイマー病のケアとサポート、調査にかかわる世界的なボランティア組織。その使命は調査の進歩を通してのアルツハイマー病の撲滅と、すべての患者にケアやサポートを提供してそれを促進し、脳を健康にすることで認知症のリスクを軽減すること。目指すのはアルツハイマーのない世界である。詳しい情報はwww.alz.orgを参照。

ソース:Alzheimer's Association

▽問い合わせ先
Erin Heintz,
eheintz@alz.org,
+1-202-638-7040;

Alzheimer's Association media line,
media@alz.org,
+1-312-335-4078

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