AsiaNet 57135
共同JBN 0688 (2014.6.23)
【モスクワ2014年6月20日PRN=共同JBN】ISC Kosmotrasは6月20日、RS-20ロケット(Dnepr)で小型宇宙探査機の打ち上げに成功した。ロシア初となるSPUTNIX社の地球観測衛星「TabletSat-Aurora」が目標軌道に打ち上げられた。
(Photo: (リンク ») )
この小型衛星からのデータはSCANEXの地上ネットワークUniScan(商標)に送られ、そのデータは商用、科学、教育、環境などのプロジェクトに利用される予定。
ISC Kosmotrasのアレクサンダー・ゼルキン最高経営責任者(CEO)は「これは当社にとって重要なイベントである。この20年間、われわれは世界的に有名な宇宙探査衛星開発企業と協力してきた。その大半は民間企業である。この日、われわれはロシアの民間宇宙プロジェクト実現に参加する機会を得た。われわれはこのイベントに参加できたことを大変誇りに思う」と語った。
衛星が軌道に乗ったあと、同社が開発したサブシステムがテストされる。TabletSat-Auroraからの最初のシグナルはすでに受信済みである。宇宙探査機の重量は26キロで、設計寿命は最短で1年。探査機は、高精度な3軸姿勢制御とスタビライゼーション・システム、宇宙から地球を撮影する光学カメラを装備している。カメラはピクセルあたり15メートルまで解像する。
SUPTNIXのスタニスラフ・カルペンコ最高技術責任者(CTO)は「当社はTabletSat-Auroraを科学および商用のアプリケーション・ペイロード搭載のための汎用プラットフォームと考えている」と説明した。
衛星プラットフォームとシステムおよび装置の大半は、SkolkovoとISC Kosmotrasからの資金援助を受けてSUPTNIXが開発した。
SCANEXの派生企業であるSPUTNIXは2012年、Skolkovoのメンバーとなり、Skolkovo宇宙部門から援助を受けた。小型衛星の開発と打ち上げ準備には8カ月かかった。
SPUTNIXのアンドレイ・ポタポフCEOは「われわれは一連の小型宇宙探査機と極めて高精細の画像衛星を開発する計画である」と語った。
▽SPUTNIXについて
Sputnixは革新的なロシア企業で、小型衛星プラットフォームとシステムを開発、製造する。同社はSkolkovのメンバーで、地球観測のためのロシア初の民間衛星の開発企業である。
▽International Space Company(ISC)Kosmotrasについて
同社の中核事業は、退役したICMB SS18の平和利用であるDneprプログラムの実施に携わっている。1999年4月に初のDnepr打ち上げ以来、20機の商用打ち上げが実施され、打ち上げられたペイロードの総計は122に上る。 (リンク ») を参照。
(リンク »)
ソース:SPUTNIX
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。