ネットアップとMapR 企業向けストレージ ソリューション「NetApp ビッグデータ ソリューション for MapR」の提供を開始

ネットアップ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：岩上 純一、以下 ネットアップ）と、マップアール・テクノロジーズ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：ジョン・シュローダー、以下MapR）は本日、大容量データを分散処理するためのオープンソース フレームワークであるHadoopのディストリビューション「MapR」をベースとした、企業向けの新しいストレージ ソリューション「NetApp ビッグデータ ソリューション for MapR」を発表しました。NetApp ビッグデータ ソリューション for MapRは、NetApp Capital Solutionsの提供するレンタル／リース プログラムを通じて本日より提供を開始します。この共同ソリューションにより、大容量データを蓄積、処理／分析するためのシステムの導入を簡素化するとともに、企業のビッグデータ向けシステムに必要なコストパフォーマンス、柔軟な拡張性、管理性を提供します。

ネットアップ株式会社（本社：東京都港区、代表取締役社長：岩上 純一、以下 ネットアップ）と、マップアール・テクノロジーズ株式会社（本社：東京都千代田区、代表取締役社長：ジョン・シュローダー、以下MapR）は本日、大容量データを分散処理するためのオープンソース フレームワークであるHadoopのディストリビューション「MapR」をベースとした、企業向けの新しいストレージ ソリューション「NetApp ビッグデータ ソリューション for MapR」を発表しました。NetApp ビッグデータ ソリューション for MapRは、NetApp Capital Solutionsの提供するレンタル／リース プログラムを通じて本日より提供を開始します。この共同ソリューションにより、大容量データを蓄積、処理／分析するためのシステムの導入を簡素化するとともに、企業のビッグデータ向けシステムに必要なコストパフォーマンス、柔軟な拡張性、管理性を提供します。

現在、さまざまな企業が大量に生成、保存されるデータを処理／分析し、ビジネス上の価値を生み出すインサイトを獲得するためのソリューションを検討しており、ネット企業や先進的な企業では、Hadoopなどデータの分析と蓄積の統合された基盤の導入が進みつつあります。その一方で、まだ多くの企業ではデータを蓄積する環境と分析する環境を別々に運用しており、日々増大するデータに対応するための拡張性や管理性、パフォーマンス、分析環境を併せ持った基盤が待望されていました。

NetApp ビッグデータ ソリューション for MapRは、ネットアップが提供するNetApp E シリーズ ストレージ システムとMapRが提供するエンタープライズ グレードHadoopディストリビューションであるMapR M5に加え、シスコの提供するCisco UCSサーバとノーチラス・テクノロジーズの提供する分散処理フレームワークであるAsakusa Frameworkを組み合わせたソリューションです。このソリューションにより、企業向け分析システムに必要とされる信頼性や可用性に加え、従来のストレージやHadoopの構成とは異なる柔軟な拡張性を提供し、企業は大容量データを蓄積、分析、活用することでもたらされるビジネス上の競争優位性を高めることができます。

NetApp ビッグデータ ソリューション for MapRの主な特長は以下の通りです。
・ 単なるデータ保存先ではない、データ処理と分析能力のあるストレージ ソリューション
幅広く利用されているSANやNASといったストレージやファイル システムでHDFSのインターフェースを持つものはありますが、実際のデータ処理と分析には別の環境を用意する必要があるため、コストやデータを新たにロードしなおす手間とコストに課題がありました。ストレージとHadoopを融合したソリューションであるNetApp ビッグデータ ソリューション for MapRは、データの保管と分析が同一環境で行えるとともに、コストパフォーマンスにも優れています。また、唯一のエンタープライズ グレードHadoopであるMapRとデータノードに高密度かつパフォーマンスに優れたNetApp Eシリーズ ストレージを採用することで、99.999%の可用性と高いパフォーマンスを発揮します。さらに、ディスク障害発生時でも、リカバリー処理はNetApp Eシリーズ ストレージ システムにオフロードされるため、サーバは影響を受けることなく、処理を継続できます。
・ CPUとストレージの分離による柔軟な拡張性
企業ユーザのニーズに柔軟に対応するため、NetApp ビッグデータ ソリューション for MapR の構成ではCPUとストレージを分離しています。ユーザがシステムを拡張したい場合は、CPU（サーバ）とストレージを個別に拡張できるため、要望に応じた柔軟なシステム拡張が可能になります。
・ 事前検証済みのリファレンス アーキテクチャと構成単位での拡張により導入コストを削減
NetApp ビッグデータ ソリューション for MapRは、ネットアップ、MapR、シスコの3社で事前にサイジングや動作検証を実施したリファレンス アーキテクチャです。企業はPoC（Proof of Concept）や手間の掛かる導入検証を省くことができます。分析ニーズに合わせて迅速に導入できるため、ビジネス スピードを妨げることがありません。また、検証済み構成はビルディング ブロックになっているため、データ量や分析の種類といったニーズに合わせてブロック単位で拡張することができます。これにより、導入後のデータ量の増加によるディスク追加や、分析需要の増加によるCPU拡張への対応もスムーズに行えます。

提供価格と提供開始時期
NetApp ビッグデータ ソリューション for MapRの参考価格は下記の通りで、NetApp Capital Solutionsの提供するレンタル／リース プログラムを通じて本日から提供を開始します。
＊提供価格は構成によって異なります。

NetApp ビッグデータ ソリューション for MapRの最小構成による参考価格：月額69万8,000円～*（税抜き）
* NetApp Capital Solutionsの提供するレンタル／リース プログラムを利用した場合の月額費用（36カ月レンタルの場合）。また、契約にあたっては審査が必要となります。

＜ご参考－NetApp ビッグデータソリューション for MapR最小構成例＞
・ Cisco UCS C22 M3サーバ（1U 2p／16c／128GB、3台）
・ NetApp E5560ストレージ（4TB x 60、実効容量82TB）
・ MapR M5 （エンタープライズ グレードHadoopディストリビューション）
・ Asakusa Framework（分散処理フレームワーク）
※サーバOS、機器保守、サービス（コンサルティング、エンジニアリング）費用は含まれません

NetApp ビッグデータ ソリューション for MapRの提供開始について、シスコシステムズ合同会社ならびに株式会社ノーチラス・テクノロジーズより以下のコメントをいただいています。

シスコシステムズ合同会社
ユニファイド・コンピューティング事業 執行役員
俵 雄一 様
「シスコは、このたびの『NetAppビッグデータ ソリューション for MapR』の発表を歓迎します。これからのビックデータ時代への新しいソリューションとして、今までは溢れ出るデータを蓄積するだけだった時代とは異なり、それらのデータの有効活用によりビジネス上で新たな価値を享受し、競争優位に立てると確信しています。Cisco UCSによるコンピューティング、ネットワーキング技術とネットアップ ストレージを統合した独自のアーキテクチャでITインフラの総所有コスト削減と可用性をさらに向上できると考えております。今後もシスコは、ネットアップ、MapRと協力し、ビッグデータ分野でのソリューションビジネスを進めると同時に、お客様の安定したビジネス継続やITインフラのコスト削減を支援してまいります」

株式会社ノーチラス・テクノロジーズ　
代表取締役社長
神林 飛志 様
「株式会社ノーチラス・テクノロジーズは、MapRストレージ　ソリューション『NetAppビックデータ ソリューション for MapR』の発売を歓迎します。企業内で生成されるデータの蓄積環境と分析環境が統合される事で、データ処理の高速化が実現され、経営に資する情報をいち早く入手する事が可能となり、エンドユーザー様の意志決定の迅速化に大きく寄与するものと期待しています。当社は、今後もエンドユーザー様へのよりよいソリューションの提供を図ってまいります」



■ネットアップ株式会社について
ネットアップは、優れたコスト削減を実現し企業競争力を高めるストレージ製品とデータ管理ソリューションを提供する米NetApp, Inc.の日本法人です。製品、ソリューション、サービスの詳細に関しては、www.netapp.com/jp をご覧ください。

■マップアール・テクノロジーズ株式会社について
2009年にカリフォルニア州サンノゼで設立されたMapR Technologies Inc.は、エンタープライズ・グレードのHadoopディストリビューションを提供する企業で、マップアール・テクノロジーズ株式会社はその日本法人です。MapRのHadoopディストリビューションは2011年に提供を開始し、ワールドワイドで3,000以上の組織に有償で利用されています。
ホームページ： (リンク »)


Cisco、シスコ ロゴ、およびUCSは、シスコまたはその関連会社の米国およびその他の国における商標です。シスコの商標の一覧については、 (リンク ») 　をご覧ください。

NetApp、NetAppロゴは、米国および他の国におけるNetApp, Inc.の登録商標です。その他全てのブランド名や製品名は、それを所有する企業の商標または登録商標であり、法律によって保護されています。

MapRおよびそのロゴは、MapR Technologiesの米国あるいはその他の国における登録商標または商標です。その他の社名、製品名はぞれぞれの所有者の商標または登録商標です。