アルテラ、14nm Stratix 10 FPGA & SoC向け設計が可能となる開発ソフトウェアの提供を開始

日本アルテラ株式会社

From: PR TIMES

2014-08-07 16:54

革新的なFast Forward Compile機能を搭載する Stratix10 開発ソフトウェアにより、2倍の性能向上を実現



プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーであるアルテラ・コーポレーション(本社:米国カリフォルニア州サンノゼ、社長、CEO 兼会長:ジョン・デイナ、日本法人:東京都新宿区、代表取締役社長:ハンス・チュアン、NASDAQ:ALTR 以下、アルテラ)は、米国時間 8 月 4 日、本年初めに早期アクセス・プログラム参加されたお客様に対して実施したベンチマークの優れた結果に基づき、業界で初めて 14nm FPGA をターゲットにした開発ソフトウェアである Stratix(R) 10 FPGA & SoC の早期アクセス開発ソフトウェアをリリースしました。プログラム参加のお客様は、直ちに Stratix 10 FPGA デザインを開始し、Stratix 10 HyperFlex(TM) アーキテクチャおよびインテルの 14nm トライゲート・プロセスによってもたらされる 2 倍のコア性能向上を実際に体験することができます。アルテラは、この開発ソフトウェアを通じて、お客様が迅速なデザイン性能調査を実行し、著しい性能向上を達成できる、革新的な Fast Forward Compile 機能を含む Hyper-Aware デザイン・フローを提供します。

Stratix 10 FPGA が実現する卓越したコア性能の向上により、ユーザーは HyperFlex アーキテクチャの革新的な能力を活用して、前世代の FPGA アーキテクチャでは実現できなかった著しく高い水準の性能を達成できるようになり、デザインにおける性能の制限を取り払うことができます。Stratix 10 を使ったデザインのために提供される Fast Forward Compile 機能は、性能障壁の原因を特定し、ユーザーが迅速に実行できる詳細でかつステップ・バイ・ステップ方式の性能向上に関する推奨情報を提供します。ユーザーはまた、Fast Forward Compile 機能が提供する推奨情報を適用することで達成できるデザインの fMAX (最大動作周波数)の見積リ値を得ることもできます。この革新的なデザイン・フローであるFast Forward Compile 機能により、設計者は Stratix 10 FPGA によって実現される全体的なデザイン性能を最大限に高めることが可能になり、迅速なタイミング・クロージャを達成することができます。

アルテラのハイエンド FPGA 担当シニア・マーケティング・マネージャーのジョードン・インケルス(Jordon Inkeles) は、「当社が提供を開始した Stratix 10 デザイン・ツールは、業界で最も高い性能を持つ次世代 FPGA & SoC を迅速に実現する手段を提供します。Stratix 10 HyperFlex アーキテクチャによる Fast Forward Compile 機能により、お客様はデザインの性能を 2 倍に向上できると同時に、エンジニアリング開発期間を数週間から数ヶ月短縮することができます」と述べています。

従来、ユーザーは目標とする高い性能を達成するのに、さまざまなデザインの最適化を実施し、実際に FPGA の完全なコンパイルを実行してデザイン変更の有効性を検証しなければならないなど、多くの時間を要して複数の設計イタレーションを行う必要がありました。Fast Forward Compile 機能により、設計者はデザイン最適化に向けた詳細なガイダンスと HyperFlex アーキテクチャを活用した場合のデザインの fMAX 見積り値を得ることができます。設計者は、これらの知見を使って、どこに最も効果的に開発時間をかけて、デザインの性能およびスループットを高められるかという意思決定を図り、性能調査から推測による作業を排除することができます。その結果、Stratix 10 FPGA を活用することで、より少ない設計イタレーション回数で性能目標を達成し、迅速かつ効率的にコア性能を 2 倍に高めることができます。

Stratix 10 FPGA & SoC について
Stratix 10 FPGA & SoC は、システム電力を低減しつつ、通信、防衛、放送、およびコンピュータ & ストレージ市場における最先端の最高性能アプリケーションを実現できるように設計されています。インテルの 14nm トライゲート・プロセスと HyperFlex アーキテクチャを使用する Stratix10 FPGA & SoC は、前世代の高性能プログラマブル・デバイスと比べて、平均で 2 倍のコア性能を提供します。アルテラの Stratix 10 デバイス向け次世代コア・ファブリック・アーキテクチャは、過去 10 年以上もの間、FPGA 業界で最も著しい飛躍を遂げた設計上の技術革新であり、従来の FPGA アーキテクチャでは実現不可能であったアプリケーションの開発を可能にします。厳密な電力制約が課せられる高性能システムについて、Stratix 10 デバイスにより顧客はStratix V FPGA と比較して、消費電力を最大 70% 低減可能です。また、Stratix 10 FPGA & SoC は業界最高水準のシステム統合を実現しており、以下の特長を備えています。

400 万以上のロジック・エレメント(LE)に相当する、最高ロジック集積度を持つモノリシック・デバイス
10 TFLOPS を超えるハード化された単精度浮動小数点 DSP 性能
前世代 FPGA の 4 倍以上のシリアル・トランシーバ帯域幅を提供する、28 Gbps バックプレーン対応トランシーバと 56 Gbps トランシーバへのパス
高性能クアッドコア 64ビット ARM(R) Cortex(R)-A53 プロセッサ・システム
DRAM、SRAM、ASIC、プロセッサ、およびアナログ・コンポーネントを、単一のパッケージに統合可能なマルチダイ・ソリューション


提供開始時期
Stratix 10 FPGA 早期アクセス開発ソフトウェアは、アルテラの Statix 10 早期アクセス・プログラムに参加しているお客様への提供を開始しています。早期アクセス・プログラムに参加しているお客様は、アルテラの販売代理店よりソフトウェア・ライセンスを購入できます。Statix 10 FPGA & SoC の詳細情報、または早期アクセス・プログラムへの加入については、アルテラの販売代理店にお問い合わせください。

アルテラ・コーポレーションについて
アルテラ・コーポレーションは、プログラマブル・ロジック・ソリューションの世界的リーディング・カンパニーです。1983 年にシリコンバレーで創業した世界で最初のファブレス企業であり、1988 年に NASDAQ に上場しました。 FPGA、SoC、CPLD、および電源をはじめとする関連技術を提供し、カスタム・ロジックの分野におけるテクノロジ・リーダーとして高成長を続け、お客様企業のイノベーションに貢献しています。世界各国に拠点を持ち、日本法人である日本アルテラ株式会社は 1990 年に設立されました。お客様志向のソリューションが高く評価され、日本における PLD 市場でトップシェアを維持しています。

ALTERA, ARRIA, CYCLONE, ENPIRION, MAX, MEGACORE、NIOS, QUARTUS, STRATIX の製品名ならびにロゴは、アルテラ・コーポレーションの米国およびその他の国における登録商標です。商標またはサービス・マークとして記載されている製品名ならびにロゴはすべて、 (リンク ») に記載されているとおり、各所有企業に帰属します。

プレスリリース提供:PRTIMES (リンク »)
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