AsiaNet 58032 (1051)
【ハノーバー(ドイツ)2014年9月25日PRN=共同通信JBN】
*運輸相は商用車業界のイノベーション注力に感銘
第65回IAA商用車見本市の開幕式典が開かれた後、アレクサンダー・ドブリント連邦運輸相は伝統に従って会場内を巡回し、商用車メーカーや部品メーカー、トレーラー、車体、バスメーカーなどの数多くのスタンドを視察した。運輸相にはドイツ自動車工業会(VDA)のマティアス・ウィスマン会長、カタリーナ・ライヒェ政務次官、シュテファン・ショシュトック・ハノーバー市長が同行した。
第14/15番ホールでは、ダイムラーAGの取締役会メンバーで、トラック・バス部門のウォルフガング・ベルンハルト代表が一行を出迎えた。ベルンハルト代表はメルセデス・ベンツのFuture Truck 2025について、10年後に貨物運輸事業がより効率的かつ安全でコネクテッドになることを目指していると説明した。MAN Truck & Bus AG のアンデルス・ニールセン最高経営責任者(CEO)は、効率的で経済的な燃費15.2キロ/リットルの直列6気筒エンジン、D38を紹介した。フォルクスワーゲンのスタンドでは、商用車部門のエックハルト・ショルツ会長が「TRISTAR」構想について、Tシリーズの未来世代がどのようなものになるかアイデアを説明した。
運輸相は第27番ホールでトレーラーや車体メーカー各社のスタンドも訪れた。Schmitz Cargobull のスタンドではウルリッヒ・シューマーCEOと役員会メンバー、ウルリッヒ・ショプカー氏が積載量の大幅増大と安全性向上を実現する、トレーラー用シャーシのシングルブランクから冷間成形された新I型ビームについて説明した。Spier Fahrzeugwerkのマネジングディレクター、ユルゲン・シュピアー氏は、超軽量ボックスボディーのバンを紹介した。Fahrzeugwerke Bernard Krone GmbHのスタンドでは、経営者のベルンハルト・クローネ氏が運輸相を歓迎、同社が新規開発したクローネ・トレーラー車軸を紹介した。
部品メーカーは今回のIAAで計226件を世界初公開した。世界デビューを果たした全体の70%に相当する。開幕巡回視察を通じて、部品メーカーの重要性も明確になった。ボッシュのスタンド、第17番ホールではRobert Bosch GmbHのフォルクマー・デナー会長がコネクティビティーに注力していると述べた。デナー会長は自動緊急呼び出しに使用するコントロールデバイス「ECall」を紹介した。ZF Friedrichshafen AG のスタンドではシュテファン・ゾマーCEOがスマートフォンを使って運転手がリモートコントロールできるInnovation Truckを紹介した。オリジナルのInnovation Truckは毎日、Innovation Stageで体験できる。
(リンク »)
▽問い合わせ先
Eckehart Rotter
Verband der Automobilindustrie e. V. (VDA)
Abteilung Presse
Tel.: +49-30-897842-120
Email: rotter@vda.de
ソース:VDA Verband der Automobilindustrie e.V.
お問い合わせにつきましては発表元企業までお願いいたします。