セイコーのタイムスタンプ&電子署名 富士通の医療機関向け文書管理システムと連携

同意書や紹介状などを文書管理システムで一元管理

セイコーソリューションズ株式会社

2014-10-15 10:00

セイコーソリューションズ株式会社(代表取締役社長: 山本 隆章、本社: 千葉市美浜区中瀬1-8、TEL: 043-273-3111)は、タイムスタンプと電子署名を活用したデジタルエビデンス・ソリューション「eviDaemon(エビデモン)」サービスを、株式会社富士通九州システムズ(代表取締役社長:黒田 高史、本社:福岡市早良区)の医療向け文書管理システム「FUJITSU ヘルスケアソリューション Medoc」と連携し、保管が必要な同意書や紹介状などの書面原本の廃棄を可能にしました。

医療の現場においては、電子カルテの導入により情報の電子化が進んでいます。一方、同意書や紹介状などは紙文書での運用にとどまっています。これらの書類は、医療施設によっては年間で100万文書以上にもなり、保管場所の確保も容易ではありません。また、個人の健康状態や病歴等も明記されているため、その保管や開示には漏洩、紛失対策など、慎重な取り扱いと管理が求められます。また、近年普及しつつある消せるペンの存在は改ざんなどのリスク管理をいっそう難しくしています。

対策としては紙文書をスキャナで電子化・保存する方法があります。ただし、書類をスキャナで電子化して紙の原本を廃棄するためには、厚生労働省の『医療情報システムの安全管理に関するガイドライン』(Ver4.2/2013年10月)に準じて、電子署名・タイムスタンプを付与し、真正性を明確にする必要があり、簡単かつリーズナブルに実施できる仕組みが必要とされていました。

セイコーのデジタルエビデンス・ソリューション「eviDaemon」は、電子情報の原本性を長期にわたって確保する長期署名データを自動で生成するサービスです。「eviDaemon」の長期署名機能は、『医療情報システムの安全管理に関するガイドライン』に準じており、システム連携が容易なため、スキャン業務システムとの連携も短期間かつ低コストで実現します。書類をスキャンして入力ホルダーに入れるだけの操作で遅滞なく電子署名・タイムスタンプが付与されますので、電子化情報を原本として紙書類は廃棄することができます。その結果、紙書類の保存場所確保や管理など事務上のセキュリティリスクが軽減し、コストの削減が図られます。

 今後もセイコーソリューションズは、タイムスタンプを活用したデジタルエビデンス・ソリューションを市場に提案していくことで、安心・安全なICT社会に貢献してまいります。

 なお、今回の発表について、富士通九州システムズ様より以下のエンドースメントをいただいております。

<富士通九州システムズ様からのエンドースメント>
セイコーソリューションズ様にはMedocの販売を開始した2008年から大変お世話になっています。当時はタイムスタンプを利用する為の個別の仕組みを構築して利用させていただいていましたが、「eviDaemon」サービスが提供され低コストでの導入が可能となり、利用される病院様も飛躍的に増加しました。今年7月に出荷開始した「Medoc V3」では「eviDaemon」が標準装備され、更に多くのお客様にご活用いただけます。お客様は、e-文書法に則った紙文書破棄の運用が可能となり、文書の保管コストの削減効果が見込めます。
今後も当社の製品・サービスとの密な連携を図り、セイコーソリューションズ様と強固なパートナーシップのもとお客様のお役にたつソリューションを提供して参ります。

株式会社富士通九州システムズ
執行役員ヘルスケアソリューション本部長 園田武治 様


【eviDaemon(エビデモン)の特長】
・e文書法に対応した、一般財団法人日本データ通信協会「タイムビジネス信頼・安心認定制度」を取得したタイムスタンプを付与
・電子データの真正性を数十年の長期にわたって検証できる長期署名標準技術により電子署名とタイムスタンプを付与
・暗号対応や電子署名などの複雑な運用を、クラウドを介して自動で処理
・文書管理システムとのデータ連携処理の実装が容易なファイルフォルダ形式やAPI連携のインターフェイスを採用
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