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‐純利益は前四半期比3.2%増、前年同期比17.8%増の8億7,200万ドル
‐受注量は6.1%の大幅増
‐女性従業員数が10万人の大台を突破
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▽第2四半期の財務ハイライト
‐営業利益:前四半期比8.6%増、前年同期比4.8%増の10億5,500万ドル
‐1株あたり利益:0.45ドル
▽第2四半期の業務ハイライト
‐新規採用者数:20,350人
‐総従業員数:313,757人
‐稼働率:86.2%(トレイニーを除く)、81.3%(トレイニーを含む)
‐5,000万ドル規模の新規クライアント:4社
‐2,000万ドル規模の新規クライアント:9社
2014年10月16日、インド・ムンバイ発-ITサービス、コンサルティングおよびビジネスソリューションのリーディングカンパニーであるタタコンサルタンシー サービシズ(本社:インド・ムンバイ、以下「TCS」)は、IFRS(国際財務報告基準)に基づき、2014年9月30日を末日とする2014年度第2四半期の連結決算を発表しました。
TCSの代表取締役社長兼CEO(最高経営責任者)エヌ チャンドラセカランは第2四半期の業績について、次のように述べています。「好調な受注と堅調な稼働率に牽引され、着実かつ安定した業績の四半期となりました。お客様との関係を継続して深め、主要な市場、業界、サービスで広範囲な成長を達成した結果、全体的にバランスの取れた業績を実現することができました。」
さらに、「当社のお客様は、デジタル技術の活用に取り組むことで、自社のビジネスのあり方を多面的に改革しています。こうした分野で大規模な投資を行い、充実した機能を提供することで、当社は引き続き、お客様企業において触媒として機能し、ビジネスイノベーションの実現をご支援していきます。」とコメントしています。
TCSのCFO(最高財務責任者)ラジェシュ・ゴピナタンは、「経営を最適化し、利益率を理想的な範囲内に維持することで、当社は引き続き、事業拡大を支えることに取り組んでいます。これまでの強力なキャッシュジェネレーションの結果、高いキャッシュコンバージョン率を達成しており、引き続き事業拡大に向けて投資を行っています。」と述べています。
第2四半期の成長は広範囲に及び、すべての業界で前四半期比増を達成しました。日本法人の新たな合併の影響により、製造やハイテクといった分野でも、さらなる成長を遂げました。また、北米、欧州、英国などの中核市場のすべてで、明確な成長を達成しました。新興市場については、インドが成長した一方、中南米は低迷に終わり、第2四半期は引き続き不安定さが見られました。インフラストラクチャサービスとエンジニアリングサービスに牽引される形で、ITおよびその他のサービスライン全体で、バランスの取れた成長となりました。
▽第2四半期の主な契約案件
‐北米有数の大手総合製造企業から、アプリケーション管理/サポートサービスの提供において、戦略的パートナーに選ばれました。
‐欧州有数のグローバル通信ソフトウェア/サービス企業から、テクノロジーパートナーに選ばれ、サービスデスク/アプリケーション保守/開発ポートフォリオを全面的に提供しました。
‐北米有数の投資運用会社から、アプリケーション開発/品質保証/ITインフラストラクチャサービスの提供において、独占調達パートナーに選ばれました。
‐欧州有数の石油サービス企業から、インフラストラクチャサービス提供の契約を獲得しました。
‐北米の大手医療保険会社から、次世代のインフラストラクチャソリューションの提供において、戦略的パートナーに選ばれました。
‐英国有数の相互金融機関から、コアバンキングシステムとビジネスプロセスマネジメントプラットフォームを管理する、戦略的パートナーに選ばれました。
‐北米の大手公益事業会社から、アプリケーションとインフラストラクチャを対象としたマネージドサービスの提供において、戦略的パートナーに選ばれました。
‐英国有数の航空会社から、エンドツーエンドのアプリケーション/インフラストラクチャ変革サービスを全社レベルで提供する、戦略的パートナーに選ばれました。
▽デジタルでの主な契約案件
‐グローバルな最先端テクノロジー関連企業から、職場の改革計画の設計・導入を支援するパートナーに選ばれました。
‐北米の損害保険会社から、契約管理及び顧客のライフサイクル管理に関わるIT化を推進する戦略的パートナーに選ばれました。
‐北米の商業銀行から、情報管理環境の変革を支援する、戦略的パートナーに選ばれました。
‐アジア太平洋地域最大規模の小売企業から、構造化/非構造化データの、TCS Active Archive(TM) Big Data製品を使用したHadoopベースのプラットフォームへの完全移行を支援するパートナーに選ばれました。
‐アジア太平洋地域の航空会社から、TCS Knome(TM)製品を活用した、高度な社内ソーシャルコラボレーションを実現する契約を獲得しました。
‐欧州有数の航空会社から、Web、モバイル、空港のキオスクなど、すべての顧客対応チャネルの強化に関する契約を受注しました。
‐北米有数の銀行から、クリエイティブデザイン向け中核研究拠点(CoE)の設立契約を受注しました。
‐複数のブランドを展開するオンライン小売企業から、大規模な個別対応型プロモーション、製品レコメンデーション、顧客戦略/ライフサイクル管理に関するコンサルティングサービスの提供契約を受注しました。
‐大手グローバル銀行から、リテールバンキング部門におけるユーザーエクスペリエンスセンターの設立契約を受注しました。
‐米国有数の総合医療ヘルスケアサービス企業から、大量データの統合/分析契約を受注しました。
‐米国の医薬品卸売企業から、データ管理推進のコンサルティング、実装、強化に関する契約を受注しました。
▽イノベーションと知的財産:
2014年9月30日現在、TCSは当四半期に申請した94件を含めて1,931件の特許を申請中で、これまでに150件の特許を取得しています。
▽人材関連 :新規採用者数20,350人、純増8,326人
TCSは事業拡大を支えるため、採用活動を継続しました。第2四半期末現在の連結ベースの総従業員数は313,757人となりました。稼働率(トレイニーを除く)は86.2%、トレイニーを含む稼働率は81.3%となりました。離職率(LTM)はBPS(ビジネスプロセスサービス)を含めて12.8%でした。
当四半期には、女性専門職の従業員数が10万人の大台を突破し、女性従業員の比率は32.9%となりました。
エクゼクティブバイスプレジデント兼グローバル人事部門最高責任者のアジョイ・ムカージーは次のように述べています。「組織を強化するにあたって、人材の多様性が重要な源泉であることは変わりません。当四半期には、女性従業員数が10万人の大台を突破しました。ビジネスニーズに即した形で人材パイプラインの構築を継続する中、2014年度の採用計画は順調に進行しています。」
▽受賞と認定:
ビジネスリーダーシップ:
‐Forbesから「World's 100 Most Innovative Companies」受賞
‐The Economic Timesから「Company of the Year」受賞
‐シンガポールのAsia's Best Employer Brand Awards 2014にて、以下の6つの賞を受賞
・「BPO Organisation of the Year」
・「Talent Management」
・「Innovation in Recruitment」
・「Excellence in Training」
・「Best HR Strategy in Line With Business」
・「Operational Excellence & Quality in the BPO Industry」
‐AIMA Managing India Awards 2014にて「Indian Multinational of the Year」受賞
‐Reactions社(北米)から「Best Technology Provider」受賞
‐Asian Telecom Leadership Awards 2014にて、以下の賞を受賞
・「Best Telecom Software」
・「Best Value Added Services Providers」
・「Best General Social Initiative Award for mKrishi」
‐中国国内でのグローバルサービスプロバイダーのトップ10に選出
パートナー:
‐CA Technologies Partner Summitにて、以下の賞を受賞
・「FY14 Country Partner of the Year」
・「Partner of the Year」(セキュリティソリューション部門)
・「Public Sector Partner of the Year」
‐Oracle Excellence Awardsにて、以下の賞を受賞
・「Global System Integrator Customer Experience (CX) Applications」
・「Specialised Partner of the Year」
サステナビリティ:
‐Dow Jones Sustainability World Index 2014で、サステナビリティ部門の「Global Leader」受賞
‐Top 100 Companies in Asia in Sustainabilityランキングにて、第1位を獲得
リーダーシップ:
‐エヌ チャンドラセカラン:Institutional Investor誌の2014 All-Asia Executive Teamランキングにて、「Best CEO」受賞
■タタ コンサルタンシー サービシズ(TCS)について
タタ コンサルタンシー サービシズは、世界の企業を顧客として他の企業では匹敵することのできない確実さをもって真の結果を提供する、ITサービス、コンサルティング、およびビジネスソリューション企業です。TCSはコンサルティングを基盤とし、IT、BPS、インフラストラクチャ、エンジニアリング、およびアシュアランスサービスを総合的に提供しています。これらは卓越したソフトウェア開発の基準として認識されている、TCS独自のグローバル・ネットワーク・デリバリー・モデル(Global Network Delivery Model(TM))を通じ、提供されています。TCSはインド最大の工業コングロマリット(複合企業体)であるタタグループに属し、310,000人を超える最高のトレーニングを受けた人材を世界46か国に展開しています。2014年3月31日を末日とする会計年度の売上高は134億米ドルに達し、またインドの国立証券取引所とボンベイ証券取引所に上場しています。TCSの詳細についてはwww.tcs.comをご覧ください。
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