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【ウィーン2014年11月17日PRN=共同通信JBN】Pristec AGと中国石油集団(China National Petroleum、CNPC)は中国での「コールドクラッキング(cold cracking)」技術利用契約に調印し、両社は重油生産および処理の分野で飛躍的前進を達成した。
Pristec AGは11月7日北京で、すべてのCNPC製油所で20年間にわたり使用できる数十億米ドル相当の協定に調印した。この協定は、「Pristecコールドクラッキング」システムの90日間の検証運転を経て発効する。さらに同協定によって、CNPCは中国(中華人民共和国)にあるすべての同社製油所に加え、CNPCが重油生産を操業ないしは推進するすべての国でもこの技術を使用できる。試運転は6カ月以内に、現地の重油を使用して操業する中国最大のCNPC製油コンビナートで開始される。
「コールドクラッキング」として知られるこの手法は、化学的手法や熱処理を使用しなくても重油や製油残留物を効果的に処理する全く新しい画期的な技術であり、現行手法に比べ極めて高品質の利用可能な生成物質を生み出すことができる。この手法は、コスト効率に優れているだけでなく、環境に優しく、石油抽出および処理で現在幅広く使用されている方法とは異なっている。
ウィーンに本社があるPristec AGは2006年に創設された。その後、同社はこのプロジェクトの研究を継続し、そのために必要な世界的特許を保有している。1日あたり5000バーレルの処理能力がある装置の工業試験が2012年から行われてきた。それ以前のすべての試験は信頼性および高品質な結果をもたらし、国際的な大手認証企業によって確認された。
同社スポークスマンが指摘するように、Pristec AGの「コールドクラッキング」は全く新しい画期的な特許プロセスであり、原油の処理・生産において効率的だけでなくコスト効率に優れ環境に優しいものである。
▽問い合わせ先
Pristec AG
Rudiger Nurk CEO
+43-1-2050164100
Management@pristec.com
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ソース:Pristec AG
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