AsiaNet 58829
世界の信仰指導者ら、現代の奴隷制根絶声明に署名
・奴隷制度廃止国際デーに、世界の信仰指導者らが、人身売買、強制労働や売春、臓器売買、および全ての人間は平等であり同じ自由と尊厳を持っているという基本的信念を尊重しないあらゆる関係性の観点から、現代の奴隷制は人間性に反する罪であること、またすべての人民とすべての国とがそのように認識しなければならないことを記載した共同声明に署名しました。
・現代の奴隷制を根絶する目的での全世界の信仰とあらゆる場所の善意の人々による精神的行動と実際的行動を鼓舞するという共通のコミットメント
バチカン市国、2014年12月2日(火)/PRニュースワイヤー/--奴隷制度廃止国際デーの今日、グローバル・フリーダム・ネットワーク(GFN)( (リンク ») )は、カトリック教会、英国国教会、ギリシャ正教会、および仏教、ヒンズー教、ユダヤ教、イスラム教信仰の指導者らを集めて、一つの共通人道的取り組みについて共同宣言しました。その取り組みとは、2020年までに、現代の奴隷制度を人間性に反する罪として全世界で永遠に根絶することです。
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儀式行事として、以下の指導者らは、現代の奴隷制に反対する宗教指導者による共同声明に署名しました:
・カトリック教会: ローマ教皇フランシスコ聖下
・ヒンドゥー教:マーター・アムリターナンダマイー(アンマ)聖下
・仏教:禅師ティク・ナット・ハン氏(タイ)(ビックニ・ティック・ヌ・チャン・コーン高僧が代表)
・仏教: マレーシア最高僧ダトゥク・K・スリ・ダーマラタナー氏
・ユダヤ教:ラビ・アブラハム・スコルカ博士
・ユダヤ教:ラビ・デイビッド・ローゼン博士
・ギリシャ正教会:エキュメニカル総主教のヴァルソロメオス1世聖下(フランス府主教エマニュエル座下が代表)
・イスラム教:アル・アザールのグランド・イマームのムハンマド・エル=タイエブ師 (アル・アザール・アルシャリフ長官のアバス・アブダラ・アバス・ソリマン博士が代表)
・イスラム教:大アーヤトッラーのモハマド・タキー・アル=モダレッシ師
・イスラム教: 大アーヤトッラーのシェイク・バッシアー・フセイン・アル・ナジャフィ師(大アーヤトッラーのスペシャルアドバイザーのシェイク・ナジヤ・ラザク・ジャーファル師が代表)
・イスラム教: シェイク・オマール・アブード師
・英国国教会: ジャスティン・ウェルビー・カンタベリー大主教
今回の儀式には数多くの信仰指導者らがスピーチしました。また参加できなかった、現代の奴隷制度と人身売買の根絶に等しく尽力しているエキュメニカル総主教のヴァルソロメオス聖下および大アーヤトッラーのシェイク・バッシアー・フセイン・アル・ナジャフィ師からも、この活動への支援ビデオメッセージが届けられました。
この儀式の動画は、 (リンク ») およびGFNウェブサイト (リンク ») にてご覧なれます。
グローバル・フリーダム・ネットワークの共同設立者の一人として、ウォーク・フリー・ファウンデーション( (リンク ») )のアンドリュース・フォレスト氏がこの歴史的行事に立ち会い、国際組織やビジネスリーダーに、信仰リーダーと共に現代の奴隷制に立ち向かうよう呼びかけました。
カトリック教会、英国国教会、ギリシャ正教会、および仏教、ヒンドゥー教、ユダヤ教、イスラム教信仰のリーダーが団結して、奴隷制に反対する一つの共通の取り組みを共同声明したのは歴史上初めてです。
現代の奴隷制に対する宗教指導者の共同声明
「私達署名者は2020年までにそしてその後永遠に全世界で現代の奴隷制を根絶するために、全世界の信仰とあらゆる場所の善意の人々による精神的行動と実際的行動を鼓舞するという歴史的なイニシアティブのために今日ここに集まっています。
神*の目には、女の子、男の子、女性、男性に関わらず、人間一人ひとりが、自由人であり、全てが平等と同胞愛の中で存在するよう運命づけられています。人身売買、強制労働や売春、臓器売買、および全ての人間は平等であり同じ自由と尊厳を持っているという基本的信念を尊重しないあらゆる関係性の観点から、現代の奴隷制は人間性に反する罪です。
私達は、私達の力のおよぶ限り、私達の信仰団体の中で、およびそれを超えて、奴隷にされ売買されているすべての人達の将来を取り戻せるよう、彼らの自由のために協力して取り組むことを今日ここで私達自身に誓います。今日私達には、この人間的、道徳的義務を達成するための機会、認識、知恵、革新そして技術があります。
*アル・アザールのグランド・イマームは、「宗教」という言葉を使用しています。
詳細情報については、 (リンク ») をご覧ください。
プロによる画像と動画が無料でGFNウェブサイト (リンク ») および (リンク ») にて提供されています。
私達のソーシャルメディアのチャンネルTwitter @gfn2020 (#EndSlavery)もご覧下さい。
現代の奴隷制について
現代の奴隷制は、個人的あるいは商業的搾取を目的として、彼または彼女の体を虐待したり、例えば、臓器の切断または除去、個人の自由を組織的に剥奪するものです。GFNのメンバーパートナーであるウォーク・フリー・ファウンデーション( (リンク ») )が発表した2014年グローバル・スレイバリー・インデックス( (リンク ») )によると、現在約3,600万人の人々が現代の奴隷制に捕らわれています。自由を失い、個人的あるいは商業的利益のために搾取されている人々がいるのです。国際労働機関によると、世界中の民間経済における強制労働の利用から得られている利益は年間総額1,500億米ドルになります。
グローバル・フリーダム・ネットワーク
グローバル・フリーダム・ネットワークは、この世界から現代の奴隷制と人身売買を永遠に根絶するというビジョンと目的を持つ信仰に基づく世界ネットワークです。このネットワークは、2014年3月17日にバチカン市国で立ち上げられました。グローバル・フリーダム・ネットワークを設立する合意覚書と共同声明には、カジーナピオIV、ランべス宮殿、アズハル・モスクおよびウォーク・フリー・ファウンデーションが署名しました。
グローバル・フリーダム・ネットワークは、そのビジョン達成のための6分野での行動を概説しています。これらには、信仰に基づいた団体の結集、倫理的な購買行動同意の促進のためのサプライチェーン・プルーフィング、犠牲者や生存者に対するケアの改善、法の改革と執行の提唱、教育と認識の促進と推進、および仕事遂行するためにかなりの資金確保などがあります。
プレス用問い合わせ先:
CNC-コミュニケーションズ & ネットワーク・コンサルティング
Max Hohenberg
max.hohenberg@cnc-communications.com
+49-172-899-6264
Marie von Bismarck
marie.bismarck@cnc-communications.com
+49-172-853-2927
情報源:グローバル・フリーダム・ネットワーク
(日本語リリース:クライアント提供)
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