・「格安SIM」の認知率は44.6%、男女間で認知状況に30ポイントの開き
・携帯電話からの音声発信、1ヶ月間に「10分以内」が携帯利用者の半数占める
・格安SIMの利用者シェア1位は「OCN モバイル ONE」
・格安SIM利用者シェア上位5サービスにおける満足度評価1位は「IIJmio」
本調査結果については、調査レポート「SIMロック解除・MVNOの消費者ニーズ・利用実態調査」(本体価格95,000円)として発刊しています。
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■調査結果抄録
□「格安SIM」の認知率は44.6%、男女間で認知状況に30ポイントの開き
ネットユーザー9,807名に対する調査から「格安SIM」の認知状況をみると、「よく知っている」と「ある程度知っている」をあわせた認知率は44.6%だった。全体では半数近い認知率だが、女性に限ってみると認知率は27.5%にとどまっている。一方、男性の認知率は59.1%に達した。
□携帯電話からの音声通話発信、1ヶ月に「10分以内」が半数占める
携帯電話利用者を対象に、直近1カ月間の音声通話の発信時間をたずねた結果、「0分(電話はかけなかった)」が10.3%で、1カ月の間に何らかの形で音声通話の発信を行った人が9割弱を占めることが明らかになった。
一方、月間の音声通話(発信)時間が10分以内におさまっている人は電話をかけなかった人を含め半数近くとなった。まったく音声通話(発信)をしない人はまだ少数派だが、短時間しか電話をかけない人はかなりのボリュームであると言えるだろう。
なお、ここでの音声通話とは、070/080/090番号を用いた発信のみで、IP電話、アプリによる通話、他の人からかかってきた電話は含まれていない。
□格安SIM利用者シェア1位は「OCN モバイル ONE」
格安SIM利用者を対象に、「利用している格安SIMサービス」をたずねた結果から算出した利用者シェアの1位は「OCN モバイル ONE」で、全体の2割を占める結果となった。
今回の調査では、利用状況とあわせて主要サービスの認知状況もたずねているが、認知率(聞いたことがあるサービス)の1位は「イオンスマホ」、4位は「楽天モバイル」だった。いずれも、利用者シェアでは6位以下となっており、認知率と実際のサービス利用のあいだには違いがあることが分かった。
□格安SIM利用者シェア上位5サービスにおける満足度評価1位は「IIJmio」
実際に利用しているサービスの総合的な満足度を5段階でたずね、回答をもとに満足度を数値化(「満足」を5点、「やや不満」を4点、「どちらでもない」を3点、「やや不満」を2点、「不満」を1点とし計算)したところ、上位5サービスで最も満足度が高かったのは「IIJmio」の4.14点、2位は「BIGLOBE LTE・3G(うれスマ)」の4.11点となった。
満足度評価では、総合的な満足度のほか、月額料金、通信品質・速度、サービス・機能、購入のしやすさ、アフターサポート、ブランドイメージの各項目ごとの満足度も調査を行った。
月額料金は今回調査対象の21サービスのほぼすべてが4点以上で総じて利用者の満足度は高い。一方、通信品質・速度については、上位5サービス以外で2点台の低評価にとどまるものも一部あり、サービス間での差が調査結果数値で明らかになった。
■調査概要
○ネットユーザー向け調査(事前調査)
対象者:
18歳~64歳。アンケート回答者の性別・年齢構成が日本の人口の性別・年齢構成と同等となるよう、総務省の人口推計データより性別・年齢で回収数割付を実施。
回収方法:ネットリサーチ
調査実施日:2014年10月
○格安SIM利用者向け調査
対象者:
ネットユーザー向け調査にて、格安SIMを「利用している」と答えた回答者を選定し、選定したサンプルの中から調査を実施。ネットユーザー向け調査での出現率(性別・年齢構成比率)と同等となるよう回収数の割付を行った。
回収方法:ネットリサーチ
調査実施日:2014年11月
調査概要の詳細などは、PDF版のニュースリリースもあわせてご覧下さい。
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■調査レポート詳細
発行日:2015年1月
判型:A4版280頁
発行・販売:株式会社 MCA
頒価:95,000円(税別)
販売方法:印刷レポート & PDFファイル
■本件リリースに関するお問い合わせ
株式会社 MCA(MCA Inc.)
担当:天野 徳明(あまの のりあき)
E-Mail:info@mca.co.jp
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