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【ニューデリー2015年2月2日PRN=共同通信JBN】The Energy and Resources Institute(TERI)とTata Motorsは2日、「Sustainable Fuel for IC Engines in Emerging Nations(新興諸国における内燃エンジン向けの再生可能燃料)」と題する国際会議を開催した。今回の会議は隔年開催される初会合で、2日間の日程。会議では温室効果ガス(GHG)排出抑制に寄与する代替・再生可能燃料を見つけることを集中討議する。
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TERI事務局長のR・K・パチャウリ博士は開会にあたり「インドでは道路輸送が増大し、世界の新興国では内燃エンジンの普及が急拡大しており、環境保護と持続可能性を確保するために輸送セクターで使用する燃料の選択を全面的に分析する必要に迫られている。インドの都市やハイウエーの大気汚染によって、インドは新興諸国と同様に、未来に向けた方向性を定めるために現状および燃料の選択について詳細な評価をする必要がある。今回の会議は再生可能燃料の将来を規定し、輸送セクターにおける環境品質、供給の確保、持続可能性に寄与する政策および戦略の根拠を提供する」と語った。
インドのニティン・ガドカリ道路輸送・高速道路・船舶相は「汚染はインドのあらゆる都市の最大の問題である。2番目の問題は、われわれが石油製品、石炭、ガスを輸入し、このために大きな出費をしていることである。わが政府はバイオ燃料、再生可能燃料の可能性について入念な評価を行っている。エタノールを使用した最初のバスは3カ月前からナグプールで定期運行しており、これまで成功を収めている。われわれはバイオディーゼルとバイオCNGの実験も行っている。インド経済および国家が代替および再生可能な燃料を最優先すべきときは今である。さらに、われわれは需要に応えるために『Make in India(インドで製造)』キャンペーンを推進し、国産の専門技術を活用することも望んでいる」と語った。
世界の気温が20℃以上に上昇することを回避するためには、GHG同等レベルを450ppmに制限する必要があることは広く認められている。これ以上のレベルになると気温が上昇し、破滅的結末をもたらす可能性がある。この流れを食い止めるには、全体のGHGレベルを2050年までに80%削減する必要があると予測されている。
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ソース:The Energy and Resources Institute
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